「刑務所のフロはどうなっているのか?」について、続けてお話ししています。
フロと言えばハダカだからか、どうもゲスな話が続き、申し訳ございません。
今回はフロにまつわる
「ジジイ受刑者」の話をさせてください。
刑務所ネタはやんちゃな人たち、つまり若い人たちに話題が行きがちです。
が、本来
成人刑務所は20代から70代まで、幅広い年齢層がいるハズです。
(もちろん、工場によっては80代もいますが)
しかし理不尽な話、モメた話、となると、どうしても年齢層がかたよります。
それは当然、やんちゃな人たちは若い人たち。せいぜい40代までがほとんど。
では
ジジイ受刑者は脇役か?・・・いえ、
そんなコトはありません。
ジジイ受刑者はおとなしくて、毒にも薬にもならぬ存在か?・・・いえ、
毒です。
ブログでは登場が少ないジジイ受刑者ですが、
やらかすんです、この人たち。
個人的な感想ですが、
ジジイ受刑者はとくに「フロで存在感を放つ」
ホント、ジジイ受刑者にはフロで何度も笑わされました。
1.浴槽には怖くて入れません
刑務所の入浴は、夏場を除いて週2回しか入れません。
寒い時期はとくに、浴槽にゆっくり浸かって温まりたいものです。
が、しかし、私は
ずっと浴槽に入りませんでした。
ヒゲ剃りや洗体で時間が足りない?・・・
いえ、浸かる時間くらい作れます。
浴槽に浸かるのがキライ?・・・
いえ、ゆっくり温まりたいです。
実は、
浴槽に浸かるのが怖くて、ずっと入れなかったのです。
水虫やインキンがまん延しているから、浴槽に入るのが怖いというのもあります。
混み合ってギュウギュウの浴槽に入るのは、怖いというより、メンドくさいです。
何と言っても
「浴槽が怖い」原因は、ジジイ受刑者!
刑務所の入浴は、
各工場ごとに順番で入ります。
午後の早い時間に入ることもあれば、作業を終えてから入ることもあります。
ココで
問題は、「どの工場の後に自分たちが入るか」
「モタ工場の後に入る時はヤバい」・・・コレが共通の認識でした。
ここで「モタ工場」とは何か? 以前にもご紹介しましたが、もう一度説明します。
「モタ工場」は
高齢者や障害者だけを集めたスペシャルな工場でして・・・
別に「モタ工場」とは名乗っていませんが、
限定された受刑者の工場なんです。
「一般の受刑者とは同じ作業ができない」人たちが集まる工場とも言えます。
ですから、
痴呆の進んだジジイ受刑者も何人もいるワケです。
失礼ながら、そんな
ジジイ受刑者はフロに入るのも、周りが大変です。
まぁ、一人ではフロにも入れないワケですよ。
他の受刑者が
服を脱がせ、手を引き、洗体してあげなければダメ。
それを同じ処遇の受刑者が面倒を見るのはいかがなものか、と思いますが。
お湯をかけられ、カラダが温まる。身体を洗われ、サッパリする。
そうすると
ジジイ受刑者も気持ち良くなり、つい
「ゆるんでしまう」んでしょう。
な、なんと、
たびたび洗い場の床にウ◯コを漏らしてしまうらしいのです。
ほとんどの場合が、その場で気づかれ、流して何もなかったことにしてしまいます。
が、入浴時間はたった15分。
他人のウ◯コ処理まで、ていねいにやっているほど余裕はありません。
そんなワケだからでしょうか?
「モタ工場」の後に入浴すると、たまにフロ場の床に
ウ◯コが落ちたままなんです!
それは仕方のないことだ、と頭ではわかってはいるのだけれど・・・
実際に
間近で見てしまうと、やっぱりダメです。
「ウ◯コはフロ場の床だけとは限らないだろう?」と、思っちゃうんですよ。
つまり
「浴槽にもウ◯コは漏らしているハズ」
そう考えると、
もう、浴槽に浸かるのが怖くて、怖くて・・・
ジジイ受刑者が持つ得体の知れない病原菌にやられる想像をしちゃうんです。
「んなコト、気にしていたら刑務所生活は送れないだろ?」
そうおっしゃるあなた、確かにそうなんですが、
それだけじゃないんです。
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