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刑務所の下半身事情(3)・・・ニセモノ・ホンモノの同性愛者の問題 [刑務所生活]

刑務所、受刑者の本音、ウラ事情をご紹介したい、そんな気持ちで書いています。

しかしこのネタは、正直迷って、ビビりながら、書いています。

罰を受け、刑に服している刑務所で、こんなふざけたこと話していいものか・・・?


前々回から「刑務所の下半身事情」と題して、くだらない下品な話をしています。

お怒りになる方、不愉快になる方、いらっしゃるかもしれません。

しかし、他所では書かれていないことをご紹介したいのです。どうかご容赦を。


下半身ネタ、「ズリ」やエロ本に関することは、懲役どうしでも盛り上がります。

20代の若者が集まる少年刑務所ではもちろんのこと、成人刑務所でもアツイ話題。

オモシロいことに、エロ本は60代のジジイでも買っていますし、個人差も大きい。


さすがにおおっぴらに「ズリ」に行くのは、40歳辺りを境にグッと減ります。

そんな余計な話をブチ込みましたが、今回は「ゲイ・バイ」の話をさせてください。

一歩間違わなくても、下品な話、どうか寛大な目でお付き合いください。


前回は、独居における性欲処理について
刑務所の下半身事情(2)・・・独居での性欲処理「ズリ」
にて詳しくお話ししました。ぜひご覧ください。


1.エセ同性愛者という問題
刑務所では「どーしても独居に行きたい」というヤツらが一定数必ずいます。

「頭下げたり、気をつかったり、わずらわしい人間関係がイヤだ」

「人とのコミュニケーションが、ホントに苦痛」

そんなことを口にする懲役は多くいますが、独居に行って解決しようとするのです。


独居に行けば、一人の世界。ストレスが少なく、一見ラクそうに見えます

しかし、それは十分に天秤にかけて、考えてからでなければ、アブナイです。

独居は情報が少なく、孤立しやすい。自分の責任ですべて生活しなければなりません。


ある少年刑務所では「独居に行くのは逃げ。ヘタレのやること」と見なされます。

独居にうかつに行くと、バカにされ、イジメられることもあるという、恐ろしい世界

それでもなお、ゼッタイに独居に行きたいという懲役たちはいます。


彼らの多くは「イジメ・いやがらせ」を恐れている場合がほとんどのようです。

そんなもん、ウマく乗り越えてこその「刑務所生活」だと思うのですが・・・

どーしても独居に行きたい、ゼッタイに雑居は避けたい!考えた末に・・・


なんと!「自分は同性愛者だ」と申告するのです。

獄中記やネットにて広く知られ、この方法で独居に行こうとするヤツが多いこと!!

はぁ?どうして同性愛者が独居?という感じですが、これにはカラクリがあります。


刑務所に入所すると、まず刑務官から身体検査と口頭でのチェックを受けます。

病気はあるか、自殺したくはないか、薬は飲んでいるか、細かく訊かれます。

その際に「同性愛者ではないか?」という項目もあるのです。


おそらく、雑居で一緒にしてしまうと、トラブルが起こるからでしょう(笑)。

「ゲイです」もしくは「バイです」

と、答えておくと、刑務所側としては、雑居に入れるワケにはいかなくなるのです。


ゲイ・バイと自己申告すれば、とくに調べられることもなく、通ってしまうのです

受刑者の言い分など、一切受け付けない刑務所で、まさかの「言うとおりに認定」

もうちょっと、ホントかどうか調べりゃいいのに、メンドくさいのかスルー・・・


こうして独居に行きたくないがためのウソ・・・

それが「私はゲイ」「私はバイ」

あっさり認められて、工場に配役となると、ほぼ100%独居に行かせてもらえます


そこまでして、独居に行きたいか?

と笑ってしまいますけどね・・・

私の周りにも「エセのゲイ」が一人いましたが、バレバレで、イジメられてました。


まぁ、言ったもん勝ちのこの世界

「刑務所に来てまでウソつくのか?反省してない!」と思うでしょう。

でも、ゲイとウソつき、独居に行き、出所後エラそうに物書きしている方もいます。


「どーしても独居に行きたい!」と考える人には、切り札的手段といえます。

もちろん、最初に「ゲイ・バイ」申告しなければダメですから、ご注意を。

肩身の狭い思いをしても平気、図太い神経の持ち主ならいいですが、勧めません



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刑務所の下半身事情(2)・・・独居での性欲処理「ズリ」 [刑務所生活]

罰を受け、刑に服している刑務所で、こんなふざけたこと話していいんでしょうか?

前回から「刑務所の下半身事情」と題して、くだらない下品な話をしています。

とは言っても性欲は、睡眠欲、食欲と並ぶ「本能的欲求」だから避けられない


「刑務所にいるクセに反省が足りない!」と言われても、個人差のあるモノで・・・

睡眠は十分すぎるほどあり、食事も不満タラタラながら与えられる。

が、しかし・・・性欲は刑務所に入ってしまった以上、どーにもならない。


どーにもならないけど、オッサンのそんなキモいこと、知りたがる人はいるのか?

せっかくイジメなどウラ事情を話しているので、ついでにご紹介したいと思います。

まず詳しく知る機会などないこのジャンルの話、今回も細かくお話ししちゃいます。


前回は、雑居での「下半身事情」、
刑務所の下半身事情(1)・・・先輩のために「ズリ」のご用意を
にて、先輩から自慰を強要される、そのやり方をご紹介しました。ぜひご覧ください。


今回は独居における「下半身事情」をお話しします。

雑居と違い、舎房の中は一人であり、人目がない…じゃあ、楽勝か?というと・・・

意外と独居には独居の悩みがあるんです。


1.独居は雑居より丸見えです
刑務所では、自慰のことを「ズリ」と呼んでいます。

雑居は狭い所に何人もブチ込まれ、個室は便所のみ。そんな所でズリはイヤなもんです。

しかし、若いヤツは抑えられないのか、頭がオカシイのか、平気で便所でヌキます


そんな「崖っぷち感」が漂う「性欲処理事情」でしたが、それは雑居の話

刑務所でも独居ならば、誰にもジャマされず、コッソリと楽しめるだろ?と思いました

ところが、さすが、刑務所


雑居以上に独居は、巡回・視察する廊下側から、中の様子が「丸見え」なんです。

独居の部屋の構造は、刑務官様が通る廊下側に「視察口」という大きな窓があります。

それは、出入りする鉄扉の横にあり、縦60㎝×横30㎝程のガラス窓です。


この「視察口」という窓が、なかなかやっかい、いや、すぐれモノでして・・・

古い刑務所だと、ただの窓なので、中からも外(廊下)の様子がうかがえます。

が、新しい建物だと、視察口にスモークが貼られていて、中からは一切見えない


舎房の中からは真っ黒で何も見えないが、廊下側からは丸見えになるんです。

だから、受刑者は気付かなくても、視察の刑務官様には一目瞭然です。

一方で受刑者は、いつ刑務官様にのぞかれているかもわからず、ドキドキです


ホント、刑務官様がそろーりと足音立てずに来たら、まったく気づきません。

「ひょっとして、今、刑務官様にジッと見られているんじゃないか?」

そうビクビクしながら、独居では「ズリ」をするしかないのです。


ある意味、独居の方が雑居より「ズリ」を落ち着いてヤル環境ではありません

同部屋の先輩はいるものの、雑居は「便所」という小部屋に隠れてできます。

しかし、独居は「丸見え」です


ここで、疑問。独居ではどこで、どーやって「ズリ」をしているのか?

3畳という狭い空間、さえぎるモノもなく、廊下の刑務官様からは丸見え

そんな中、バレずに、落ち着いて?「ズリ」なんかできるのか?



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刑務所の下半身事情(1)・・・先輩のために「ズリ」のご用意を [イジメ]

前回までは「刑務所のイジメ」について、しばらくお話ししました。

刑務所の内部は、なかなか一般に知られることがなく、謎が多いと思います

その中でも「イジメ」は、どんなことが起きているのか、わからないハズ・・・


そう予想して、みなさんに興味を持ってもらえるのでは?と思い、ご紹介しました。

シャリあげ、貢ぎ、チン、パワハラ、そして暴行と、イジメの話をしました。

前回はイジメもイカレたイジメ、「ズリ」を強要させるイジメの話を
刑務所のイジメ(22)・・・下半身「ズリ」というイジメ
にて詳しくお話ししました。ぜひご覧ください。


イジメも、外の世界からはなかなか知ることができませんが、もう一つあります

それは「下半身事情」性欲処理、自慰はどーしているのか?

そんなオッサンたちの下世話な話、知りたくもない!とおっしゃるかもしれません。


しかし、外の世界の大人はゼッタイにしない、バカなことをしています

こりゃあ、ご紹介しないワケにはいかない!

おそらく他では見れない、今回も前回同様「ズリ」の話を、続けてお話しします。


1.「ズリ」のお作法
前回もお話ししましたが、刑務所ではマスターベーションを「ズリ」と呼びます。

雑居でも、恥ずかしがることなく、便所にこもって堂々とヌイています

手軽で、大便に行くのと同じ感覚


そんな「ズリ」ですが、イキたくなったら勝手に行くワケではありません。

ここでも「少年刑務所」独自の「お作法」が存在するのです。

下っ端は必死に覚え、「ズリ」で先輩に怒鳴られないよう、準備をします。


平日夕方、18時を回ると舎房では、TVを見られるようになります。

しかし、18時台はニュース番組ばかりでツマラナイ時間帯・・・

気の利く下っ端は、様子をうかがい、先輩におうかがいをたてます


「◯△さん、TV視聴中すみません。今よろしいでしょうか?」

―――バカていねいだが、こう話しかけないと、先輩はまったく反応しない。

「あぁん?なんだよ?」

「今日は、ズリ、どうされますか?」

「ウム、よろしく頼む」

「かしこまりました。ただいまご用意いたします」


ん?ズリを用意するって、まさか、手伝うんじゃないよね?

気の利く下っ端は、すぐさま「ズリのセッティング」に取りかかります。

掃除用のポリバケツ、将棋盤、そしてオカズとなる「ズリ本(=エロ本)」です。


まず便所に入り、便器の前にポリバケツを置きます。

そのバケツの上に、将棋盤(板)を置き、台にして、そこに「ズリ本」を置きます。

これで「ズリ」用の即席エロ本鑑賞台の出来上がりです。


ズリ本に関しては、使いそうなものを数冊置くこともあれば、事前に尋ねることも。

「◯△さん、今日の本は、どうされますか?」なんて訊いちゃうワケです。

ま、さすがに、本人が「ズリ本」を選んで、自分で持って行くことが多いですが…


そして本人は、ズボンを脱ぎ、上着の袖をヒジまでまくり、パンツ姿になります

「みなさんよろしいですか?ズリ、失礼します」と宣言し、便所へゴー!

下っ端は余計な音が聞こえないよう、そっとTVの音を大きくする「気づかい」!!


いったん先輩が「ズリ」しに便所に入ってしまうと、周りはメンドウです。

恥ずかしい思いをさせず、集中して「ズリ」できるよう「気づかい」しまくり

ヤッてる姿を見ないよう、全員立ち上がるのは厳禁


水道はおろか、チャンネルも変えられません(刑務所はTVリモコンありません)

みなキョロキョロせず、TV以外はなるべく下を向くようにします。

前回の下っ端への「ズリ」の強要イジメの逆を、やるんですね。


ヘンな気づかい、不思議なお作法、シャバでは絶対にありえないでしょう

「おまえは、そういう時、どうしていたのか?」ですって? えぇっ!

別にカッコつけているワケではありませんが、私はヤッていませんでした。


ヤッてない、と言うより、できなかった、が正しいです。

要は、和式の便所にしゃがんだ姿勢のまま「ズリ」するのですが、これがツラい姿勢

ヒザが多少悪い私にとっては、数分でもしゃがんでいるのはキツイのでムリでした(笑)


が、しかし、もっとキツイ「ズリ」を先輩は押しつけてくるんです・・・



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刑務所のイジメ(22)・・・下半身「ズリ」というイジメ [イジメ]

「刑務所のイジメ」について、続けてお話ししています。

よくあるイジメは、シャリあげや貢ぎなど、セコくてショボいものばかりです。

しかし、少数だけどエゲツないイジメとはどんなものだろうか、気になります。


私も刑務所に入った当初は、どんな理不尽が待っているか、ビビっていました。

結局、命に関わるようなイジメ、マンガ以上のイジメはお目にかかれませんでした。

例えば、ボコボコに殴られて重体、虫を食わされる、先輩の手コキさせられる、など。


話には聞くけれど、どこまでホントかわからない話で、ご紹介できません。

しかし、2015年の5月には川越少年刑務所にて笑えない話が・・・

「ソフトボール練習中、金属バットで殴り、頭の骨を折る重傷。事件送致した」


って、現実に起こっているじゃん!

もちろん事件送致⇒傷害罪にて裁判⇒半年程度は増し刑、と懲罰だけでは済みません

やっぱり血気盛んな若者の「少年刑務所」はイジメのレベルがケタ違いだわ・・・


そういうワケで、前回は「少年刑務所のイジメ」について
刑務所のイジメ(21)・・・少年刑務所のエゲツないイジメ
にて詳しくお話ししました。ぜひご覧ください。


今回は、暴力ではないけれど、恥ずかしくてエゲツないイジメをご紹介します。

人としてのプライドなんか、ズタズタ

でも実際にその場にいた私は、大喜びで一緒に楽しんでいました。ゴメンなさい。


1.下半身もイジメる少年刑務所
今回もイジメの話ですが、同時に下品な話、思いっきり下ネタです。

この手の話を受け付けない、という人はこんなブログを読まないと思いますが・・・

もし不愉快にさせてしまったら、申し訳ありません。しかし事実なんです。


人間の三大欲求は「睡眠欲・食欲・性欲」と言われています。

寝る時間はムダにあり、メシも一応3食与えられている刑務所ですが・・・

性欲だけはどーにもならない。そしてブラックボックスの部分です。


刑務所は女性はいないので、早い話、完全禁欲するか、自分で処理するか、です。

自分で処理、つまりマスターベーション、オナニーです

これは刑務所内の決まり(=遵守事項)では書かれておらず、禁止されていません


性欲処理、自慰については、また詳しくお話しします。

しかし、禁止されていないからと言って、雑居ではおおっぴらにヤレません(笑)。

ホントに困ることであるけれど、触れられたくない話題です。コッソリ済ませたい。


そんな恥ずかしいことを、鬼の先輩たちが放っておくワケがない!

20代の若者が集まる「少年刑務所」では、ガマンできる方があり得ないことです。

「どうせコッソリやるんだろ?だったらネタにしてやる」と先輩は考えます。


刑務所では自慰、マスターベーションのことを「ズリ」と呼びます。

「少年刑務所」では、その恥ずかしい「ズリ」をイジメのネタにするんです!

巡回・視察の刑務官様に見つからないよう、どうやって「ズリ」でイジメるのか?


2.どうやって「ズリ」するのか?
若者ばかりの少年刑務所の雑居では「ズリ」をするのは、もはや当たり前

もちろん、便所にこもってヤルので「ズリに行く」なんて言います

元気があり余っている先輩なんかは1日に2回行ったりすることはよくあること。


だから、「ズリ」に行くこと自体は、恥ずかしいことではないんです。

感覚としては「大便に行く」のと同じ

便所は上半分ガラス張りなので「ナニをやっているか」見えてしまいます


だから他人の「ズリ」中は、立ち上がらず、便所をノゾキ込まないようにします。

ヤッてる本人も、巡回・視察の刑務官様にバレないよう、小さな動きにします(笑)。

そんなお互いの「気づかい」が、雑居に平和をもたらしているワケです。


しかし、それを逆手に取る先輩が、いるワケなんですよ・・・



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刑務所のイジメ(21)・・・少年刑務所のエゲツないイジメ [イジメ]

「刑務所のイジメ」について、しばらく続けてお話ししています。

前回までは、初犯・成人刑務所の「よくあるイジメのパターン」をご紹介。

それは意外にも、殴る・蹴るの暴行は少ないと、お伝えしたばかりです。


やっているイジメは、小学校高学年と変わらず、レベルの低いモノでして・・・

シャリあげ、貢ぎ、チン、パワハラが代表的なモノで、段々フルコースとなって・・・

最後に暴力が加わると、バレて懲罰か、被害者が耐えられず出役拒否の自爆テロか。


そんな成人刑務所での、イジメの末期、ロコツな暴行の様子を
刑務所のイジメ(20)・・・暴行のイジメ、その懲罰とは?
にて、詳しくお話ししました。ぜひご覧ください。


しかし、ココは刑務所。上には上があるハズです。

私の場合、累犯(再犯)刑務所のことはわかりませんが、初犯でもまだ上があります

それは「少年刑務所」


少年と言っても、原則27歳未満の受刑者がブチ込まれる刑務所のことです。

ココのイジメを見たら、成人刑務所のイジメなんかイジメのうちに入らず、生ぬるい

「あんなのイジメじゃなくて、いやがらせのレベルでしょ」と笑われるでしょう。


今回は、「エゲツないイジメ」をする少年刑務所のイジメの一部をご紹介します。

私が実際に「見た」「聞いた」イジメで、信じられないかもしれませんが現実の話です。


1.イジメが当たり前の少年刑務所
少年刑務所は原則20代の若者ばかりですから、血気盛んで、メチャクチャです。

成人刑務所のようにジワジワ、ネチネチのイジメではなく、すぐにダイレクト

その中身のエゲツなさも、成人刑務所とは「レベルが一つ上」と感じます。


その特徴をカンタンに言いますと・・・

①限度というモノを知らない

②すぐに暴力になりやすい

③イジメる方は楽しんでやっている


という、コレだけでもタチの悪い感じが伝わるかと思います(笑)。

成人刑務所の「4大メジャーイジメ」である

①シャリあげ ②チン ③貢ぎ・カツアゲ ④パワハラ・コトバ責めは、ここでも健在


しかし、それが日常茶飯事と言いますか、徹底していると言いますか、恐ろしい・・・

①シャリあげなら、先輩は当然のように、下っ端、とくに新入りのメシを取り上げます。

下っ端のうちは、揚げ物、甘シャリ、ジュースは飲み食いできないものと考えます。


②チンだって、ちょっと口のきき方を間違えた、用務でミスったで、即チンです。

もう、何かヘタを打てば、下っ端のうちはすぐにチンで、先輩に謹慎を命じられます。

早くて3日間、平均して1週間は、下を向いて座っているだけ、何もできません


③貢ぎ・カツアゲは、先輩の好きな本や雑誌を事前に訊いておくのが、下っ端の義務。

毎月の購入で、自分の枠を使い、自分のカネをつかって、先輩の希望の品を買います。

先輩に気に入られ、工場・舎房で生き残るため、下っ端は自主的にやっている始末


④パワハラ・コトバ責めは、少年刑務所の一番エゲツない部分かもしれません。

成人刑務所だと、刑務官様に訴えて問題になるのに、こちらは問題になりにくい・・・

若いだけあって、先輩の言うことは絶対服従、かなりガマンしてしまうんです。


思わず笑うと「オメェ、笑ってんなんて、余裕だな!」と怒鳴られるし

動けないと「オメェ、気が利かねぇなぁ、何もやらなくていいよ!」と罵倒され

しまいには「オメェ、やる気あんの?やる気ねぇなら出てけよ!」と追い出される


トロいヤツ、ビビりなヤツはすぐにイジメの対象、「オモチャ」にされます。

かなりお手軽な感じの理由から、イジメは始まります。

しかし、その内容は全然お手軽ではなく、エゲツないモノなんです・・・



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刑務所のイジメ(20)・・・暴行のイジメ、その懲罰とは? [イジメ]

「刑務所のイジメ」について、長々とお話ししています。

このところ「シャリあげ」について、ご紹介していました。

「シャリあげ」とはメシを取り上げてしまう、刑務所のイジメでは基本中の基本


40歳の気弱なオッサンKさんは、一回りも若い部屋長に「シャリあげ」され放題です。

「シャリあげ」だけでは満足できず、貢がせる、殴るの暴行とエスカレート。

「よくあるイジメのパターン」ではありますが、「殴る・蹴る」の暴行はバレやすい…


前回はそんな暴力のイジメを
刑務所のイジメ(19)・・・腹を殴られ続けるワケ
にて詳しくお話ししました。ぜひご覧の上、今回のお話をお読みください。


でもKさんには悪いですが、腹を殴られる程度、大した暴力ではないです

刑務所のイジメとしては、ケガもせず、物足りなさを感じ、ガッカリかもしれません。

ただ、ボコボコにすると、懲罰では済まず、「事件送致」され、増し刑になるんです。


つまり、もう一回裁判を経て、半年程度の懲役が加わるワケです。

仮釈放も消え、シャバへ出るのが大幅に遅くなり、不利益がデカく、誰もが避けたい。

だからコソコソと暴行するし、暴力のイジメそのものも少ないんです。


今回は「暴力のイジメの最後」のケースのお話しをします。

暴力がバレて、部屋長たちは懲罰になるのか?

それともKさん、ガマンできずに自分だけ出役拒否で、自爆するのか?


11.イジメのフルコースの完成形?
Kさん、毎日腹を殴られ続け、ガマンできずに刑務官様に泣きつきました。

「毎日殴られ続けて、もうムリです。助けてください!」

しかし、部屋長の日頃の「刑務官様へのゴマすり」が効いて、問題になりません。


刑務官様に相手にしてもらえず、ガックリ落ち込むKさん。

さらには「Kはできないヤツ、ワガママなヤツ」と部屋長たちが吹き込んだのです。

ゴマする部屋長のことがカワイイ刑務官様。鵜呑みにして、Kさんの印象は最悪です。


さらにはKさんが「チンコロ(=密告)した」と、部屋長は激怒です。

Kさんのイジメが、敵意むき出し、加速してエスカレートしていきました。

と言っても、シャリあげ、貢ぎ、暴行とほぼフルコースなのに、何があるのか?


「オイ、K!オメェ、もう何にもしなくていいから、一切触んな!」

K「いえ、用務はやりますっ!」

「うるせぇ!オメェには何もやらせねぇから、わかったな!」

K「・・・・・・」

雑居では、居室の掃除、便所掃除、食器洗い、配食(食事)など分担・交代でやります。

最低限の仕事であり、キチンとできなければ刑務所では一人前と認められません。

新入りは、イジメられないよう、最初の1ヶ月で必死になって覚えようとします。


Kさん、これらの用務を一切禁じられた、ということは・・・

「雑居の最低限の用務をやらない人間は、一切の自由を認めない」という暗黙ルール

つまり、Kさんは雑居の中では、口もきけない、本も読めない、自由に動けない


いわゆる「チン」というヤツですが、反省しても許してもらえない無期限「チン」

他の者もよくわかっていて、Kさんには一切話しかけず、完全ムシです。

それどころか、ちょっとでもオカシなことをしたら、交互に怒鳴りまくります。


「オイ、K!何キョロキョロしてんだよ!ノート開いてじっとしてろや!」

「オイ、K!音立てて歩くんじゃねぇよ!動くと、うっとうしいんだよ!」

「オイ、K!深刻な顔してアピールしてんじゃねぇよ!あてつけかよ!」


雑居の者が結束し、Kさんの動き一つ一つに、徹底的にダメ出しをします。

まさに究極のパワハラ!完成形!

コトバ責め・無視・いやがらせイジメの最高峰とでも言いましょうか?


そして仕上げは、部屋長のこの一言

「オイ、K!ウザいから、もうフトン敷いて寝てろや、顔見せるな!」

そこに座っているだけでムカつくから、寝て、顔にフトンかぶせてろ、というワケ。


スゲェ、刑務所なのに、さらに人間らしい生活をさせないという・・・

雑居の者全員からイジメられたら、フツーの人間は1週間持たないでしょう。

しかし、Kさんのイジメはこれだけでは終わらず、思わぬことからバレてしまい・・・



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刑務所のイジメ(19)・・・腹を殴られ続けるワケ [イジメ]

「刑務所のイジメ」について、長々とお話ししています。

このところ「シャリあげ」について、ご紹介していました。

入れ墨の割りには気弱なオッサンKさんが、シャリあげにハマるまでを話しました。


ここまでの話は
刑務所のイジメ(15)・・・イジメられっ子に堕ちていくまで
刑務所のイジメ(16)・・・自分から「シャリあげ」を希望させるテク
刑務所のイジメ(17)・・・メシ抜きになるほどエゲツない「シャリあげ」
刑務所のイジメ(18)・・・シャリあげ、貢ぎ、それでもイジメ足りない!
にて詳しくお話ししました。ぜひご覧の上、今回の話をお読みください。


先輩から、感謝が足りねー、誠意を見せろ!と脅され、「シャリあげ」され放題。

メシだけではなく、特食や集会のお菓子まで、根こそぎシャリあげされていました。

部屋長はそれでは満足できず、新聞・週刊誌までKさんに買わせて、貢がせましたが。


それでも部屋長は満足できませんでした。

元々チンピラのようなヤツが、ある程度で妥協して、満足できるわけがありません。

今回はKさんに自費で本を買わせるところから始まります。


9.「誠意が足りない」で殴られる?
「オイ、K!今度はよぉ、闇金ウ◯ジマくん全巻買ってくれよ」

部屋長は、今度は月2回自費で購入出来る「本」をタカってきました

毎月領置金(所持金のこと)から6冊ほど本が買えますが、ココを狙ってきたのです。


しかし、Kさん。今度こそはおとなしく従わなかった!

「すみません・・・本まではムリです」

部屋長が読みたいマンガをそろえるよう、Kさんに命令するも、Kさんギブアップ!?


いままでじっと耐えていた、Kさん。

とうとうガマンできなくなった?ブチ切れるのか?と思ったらカネが続かなかった!!

「すみません・・・領置金がなくなりそうなんで、本買うカネがないんです」


なんだ、ガッカリ・・・ブチ切れるんじゃなかったのか。

Kさんは土下座する勢いで、頭を下げまくり、断るのに必死にお願いしています

しかし、これを聞いた部屋長は激怒!


「オイ、K!オメェ、拒否るのかよ?」

K「そういうワケじゃないんです。カネがもうないんです

「そこを何とかしろや!大した金額じゃねーだろ!」

K「すみません。ホントすみません・・・」

「オメェ、オレたちが面倒見て、守ってやってるのに、感謝しないの?」

K「本当にありがたいと思っています」

「じゃあ、誠意見せろや!」

K「いや、ホントにカネが足りないんです」

「わかった。イヤなんだろ?誠意が足りないねぇ・・・」

K「そんなコトないです・・・」

「誠意が足りないってこと、わからせてやるよ」


ったく、誠意、誠意ってうるせーなぁ・・・

こういうのを刑務所では「ひっつき」と言います。


部屋長は吐き捨てるように言うと、立ち上がり、Kさんの前に立ちました。

そして廊下側の窓をチラッと見て確認した後、とんでもない行動に出ました。

バスッ!・・・「ぐえっ!」


なんと、Kさんの腹にいきなりパンチを入れました!



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刑務所のイジメ(18)・・・シャリあげ、貢ぎ、それでもイジメ足りない! [イジメ]

「刑務所のイジメ」について、続けてお話しをしております。

殴る・蹴るのハデなイジメもあるのですが、成人刑務所では、それは少数。

暴力のイジメは、証拠が出やすく、すぐに懲罰になるので、そんなに多くない・・・


それよりも、刑務所の現実として「メジャーなイジメ」を、ご紹介したい。

そんなワケで「刑務所の4大メジャーイジメ」をお話ししています(笑)。

①シャリあげ ②チン ③貢ぎ・カツアゲ ④パワハラ・コトバ責め・・・


勝手に決めたこの4つですが、ここ数回は「シャリあげ」をご紹介していました。

たかがメシを取られるだけ、のショボいイジメに思えるかもしれませんが、違います。

その「シャリあげ」まで堕ちていく様子を、前回までの記事
刑務所のイジメ(15)・・・イジメられっ子に堕ちていくまで
刑務所のイジメ(16)・・・自分から「シャリあげ」を希望させるテク
刑務所のイジメ(17)・・・メシ抜きになるほどエゲツない「シャリあげ」
にて詳しくお話ししております。ぜひご覧ください。


前回は、Kさんがとうとう「シャリあげ生活」に入り、エスカレートしていきました。

そして、パン食の日はなんと、シャリあげされ過ぎて「メシ抜き」の事態に!!

今回は、舎房の「シャリあげ」だけでは済まず、イジメがヒドくなるお話をします。


7.シャリあげだけで済まないイジメ
Kさんは、エゲツないシャリあげに、2ヶ月、3ヶ月と耐えていました。

①揚げ物(コロッケ、フライ、カツ)

②パックのジュース

③デザート

④柑橘類以外の果物

⑤甘シャリ

①~⑤が出たら没収、こんなひどい条件で、Kさんは毎日メシを取り上げです。

パン食の日はメニューが①~⑤にすべてハマることもあり、メシ抜きになりました。


それでも、ガマンしているというのは、エライんだか、バカなんだか・・・?

Kさんが「シャリあげ」されずに済むのは、工場で食う平日の昼メシだけでした。

これだけシャリあげされても身長160㎝ちょいのKさんは、あまりヤセないんです


裏で何か食っているのか?と勘ぐりましたが、刑務所ではさすがにそれはできません。

エゲツない「シャリあげ」で、激ヤセすれば、周りが心配し、調査にもなりますが・・・

「メシ抜き」までされているのに、見た目変わらないとは、ホントにツイてないヤツ!


そんなワケで、バレることもなく、エゲツない「シャリあげ」は続きました。

もちろん祝日に出る「特食」のお菓子は無条件に「没収」シャリあげです。

そして、月1回の「集会」のお菓子まで、すべて「シャリあげ」でした。


Kさん、途中から優遇区分が3類になり、月1回の集会に出られるようになりました。

自費で500円払い、ジュース1本、お菓子2~3品が食べられます

それは対象者が講堂に集まり、映画を見ながらお菓子を食べるというイベントです。


講堂にはパイプ椅子がギッシリと並べられ、工場ごとに順に座っていきます。

休日、舎房から出て行きますので、同じ雑居の人間は横並びに座ります

これを先輩たちが見逃がすワケがありません!


「オイ、K!オレのとなりに座れよ」

K「ハ、ハイっ・・・」

「教えた通りに、袋は開けておけ!それをオレの近くの床に置け!いいな?」

K「わ、わかりました」

「ジュースは、床に置いたままにしておけ!オレが飲み終わったら、交換だ!」

K「足元の床に置いておきます・・・」


コレ、シャリあげの手順を打ち合わせているのですが、わかりますか?



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刑務所のイジメ(17)・・・メシ抜きになるほどエゲツない「シャリあげ」 [イジメ]

みなさんは「刑務所のイジメ」と言うと、何を思い浮かべるのでしょうか?

やはり、殴る・蹴るの直接的な暴力でしょうか?

それとも、理不尽なことをやらされる「ドレイ扱い」のイジメでしょうか?


以前にもお伝えしたように、イジメの入口は、そこからではないんです。

刑務所でメジャーなイジメとは主に4種類。

①シャリあげ ②チン ③貢ぎ・カツアゲ ④パワハラ・コトバ責め

詳しくは以前の記事
刑務所のイジメ(12)・・・刑務所のイジメのバリエーション」を
ぜひご覧ください。

それがエスカレートしてくると、直接の暴力やドレイ扱いが加わる感じです。

ここ数回は、イロイロあるイジメの中でも「シャリあげ」をご紹介しています。

たかがメシを取られるだけ、のショボいイジメに思えるかもしれませんが、違うんです。


その詳細は、前回までの記事
刑務所のイジメ(15)・・・イジメられっ子に堕ちていくまで
刑務所のイジメ(16)・・・自分から「シャリあげ」を希望させるテク
にて詳しく話しましたので、ご覧いただくとしまして・・・


今回は、イジメられっ子に成り下がったKさんが「シャリあげ」されるお話です。

言われるがままに「シャリあげ」され、どんどんドツボにハマっていくKさん。

あまりのやられっぷりに、精神、それとも肉体、どちらが先にKOされてしまうのか?


5.怒涛の「シャリあげ」メニュー
前回、先輩たちの「チンピラ流タカリのテクニック」にまんまとハメられたKさん。

「やらせてください!」「好きなモノ言ってください!」なんて

自分から「シャリあげ」を申し出てしまいました


先輩たちのヘリクツだらけの「感謝・信用・誠意」の説教を浴びせられ、大混乱。

言う通りにしないと、無視や暴力と徹底的なイジメをされるのがわかっています。

術中にハマり、選択肢はナシ

なんとなくソフトに思える「シャリあげ」というイジメを自分から選んだワケです。


もう後には引き返せません。

さっそくその日の夕食から「シャリあげ」は、始まりました。

Kさん、食事の前に部屋長に呼ばれ、「シャリあげルール」を聞かされます。


「オイ、K!ちょっと来い。オメェ、メシを提供するって言ったよな?」

K「ハイ、言いました」

「別にオレたちはムリにやれなんて言ってねぇぞ。どうするんだ?」

K「いえ、いつも感謝しています。だから好きにして下さい」

「イヤイヤやってもらわなくてもいいんだぞ。勝手にしろよ」

K「やらせてください。決めてもらっていいです」

「わかった。そこまで言うんなら、オメェの誠意ってことで受け取ってやる」

K「ハイ、お願いします」

「じゃあ、とりあえず、こんな軽い感じでどうだ?」


軽い感じ?部屋長の提案した「シャリあげルール」は最初から結構飛ばしていた!

【以下のモノはすべて渡すように】

①揚げ物(コロッケ、フライ、カツ)

②パックのジュース

③デザート

④柑橘類以外の果物

⑤甘シャリ

オイオイ!ちょっとやりすぎじゃね?

おいしいモノはすべて没収だな・・・



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刑務所のイジメ(16)・・・自分から「シャリあげ」を希望させるテク [イジメ]

「刑務所のイジメ」について、続けてお話ししています。

ここ数回は、イロイロあるイジメの中でも「シャリあげ」をご紹介しています。

「シャリあげ」は、バレにくく、肉体的にもダメージのデカいイジメなんです。


前回は、新入りが「シャリあげ」のイジメにハマるまで、を
刑務所のイジメ(15)・・・イジメられっ子に堕ちていくまで
にて詳しくお話ししました。


刑務所でイジメられるキッカケは大きく2つ

①新入りの最初の1カ月をガンバれず、適応できない

②口はわざわいの元:余計な一言、他人の悪口、失礼な受け答え


ホント、これに尽きると思います。

何せ、せまくて、退屈で、ストレスフルな世界。ささいなことに反応します。

そのレベルの低さは、小学生と同じ


つまり、刑務所では何と言っても「人間関係」に苦労するワケです。

首を突っ込まず、他人と関わらないことが、無事に過ごす一番良い方法ですが・・・

しかし、雑居ではそうはいかない。しゃべらないワケにはいきません。


今回は、先輩たちの質問にキチンと答えず、怒らせてしまったKさん・・・

そのKさんがイジメられ、ハマって抜け出せなくなるお話をご紹介します。


3.あの一言が命取りだった!
Kさんは「何をやらかして懲役になったか」自分の犯罪について決して話しません。

しかし、雑居の新入りにとって、この話題はゼッタイ訊かれること。

何でもいいから、何か答えておくべきなのです!


ところがKさん、言いたくないのはわかるけれど、最低の返しをしてしまった。

「いやぁ、それはちょっと・・・」

この拒否の姿勢が、雑居の先輩たちを怒らせ、イジメられっ子決定


どこの世界でもそうですが、雑居ではとくに「会話の返し」が重要です。

失礼な物言い、笑いも取れない、空気を読めないヤツは嫌われます。

まして質問に「いや、ちょっと」なんて返した日には、ケンカを売っているのと同じ。


「自分の妄想ヒストリー」で、つじつまが合うウソを言っておくのもアリ

自分のヘタレっぷりをアピールして、笑いで肝心な部分をボカすのもアリ

とにかく、先輩たちの質問を予想して備えておくのは、懲役生活では重要です。


懲役も「バカ」ではやっていけません・・・

Kさんは、残念ながらバカになりきれなかった!

先輩たちはイジメる相手、つまりは退屈しのぎのオモチャができてうれしそうです。


さっそく次の日から、Kさんのイジメは始まってしまいました。

しかしそれは、貢がせでも、チンでもなく、「シャリあげ」から始まりました

「質問の返事が気に入らない」ことを、どう「シャリあげ」に結びつけるのか?


さすが、刑務所。ヘリクツ満載

チンピラのタカリのテクニックが発揮されます。

Kさんをムリヤリ納得させ、メシをブン取る「テクニック」をご紹介です。



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