取り調べであがき、公判であがき、アレコレやってみたものの、
実刑。
公判(裁判)で
実刑を喰らえば、もうどうしようもありません。
いよいよ受刑者。懲役として
刑務所に送られます。
が、しかし、
何としても最後の悪あがきをしたい!(という人もいます)
「刑務所は、自分で選べないのか?」
なんてことを考えるワケです。
ハイ、実刑喰らった人ならば、一度は考えることですよね。
結論から言うと、
自分では選べません。
それでは今回の記事が終わってしまうので、もう少し考えてみたいと思います。
1.刑務所は平等でも公平でもない!
「何か裏ワザで、刑務所を選ぶことはできないの?」
あきらめが悪い「実刑確定・懲役なりたて」の者は、
アレコレと考えます。
実は、
送られる刑務所というのは、その人の条件でかなり予想がつきます。
(「
どこの刑務所に送られる(1)・・・ヤバい刑務所もあります」をご覧ください)
①初犯か再犯か、で送られる刑務所が違う。
⇒
初犯はA級刑務所、再犯はB級刑務所、と分けられています。
さらに初犯は民間刑務所(PFI刑務所)もありますが、期待薄ですし、別の機会に。
②短期刑か長期刑か、で送られる刑務所が違う。
⇒
短期刑は懲役10年未満、長期刑は懲役10年以上。短期刑は長期刑務所に行かない。
長期刑は専用の「L級刑務所」があるけれど、
必ずココではないのがややこしい。
③どの地方で判決が確定したか、で送られる刑務所が違う。
⇒全国を8つのエリアで分け、
そのエリア内の刑務所に送られるのが基本。
例えば、大阪で判決が確定すれば、送られる刑務所は近畿地方が濃厚なんです。
これら①~③を組み合わせると、かなり予想が立つんです。
どの立場の受刑者でも、
送られる刑務所が3つくらいに絞られます。
もうコレは、懲役たちの常識中の常識。お近くの元受刑者に訊けばわかります。
「うへぇ~!あの刑務所にブチ込まれるかもしれないのかっ!」
そうなんです。ウラを返せば、イヤな現実がわかってきちゃうんですね。
前回も書いたように、
刑務所によっては「ヒドイ」「キビシイ」所があります。
A.「面会、手紙などの制限がやたらとキビシイ刑務所」
身元が明らかな人であれば、原則誰でも面会・手紙がOKな刑務所もあります。
一方で、
親族以外の面会は原則禁止という、理不尽な刑務所もあります。
B.「生活する環境がやたらとキビシイ刑務所」
食事がマズい、イジメがヒドイ…適応するのに苦労し、
出所後の準備などできません。
建物が古い所もキビシイ。冬が寒い、フロが不便…
身体を壊す可能性があります。
C.「前向きな努力にやたらとキビシイ刑務所」
本の差し入れ制限がキビシく、知識・情報を入れたくても、ロクに本を読めません。
職業訓練、通信教育…
出所後の就労のための努力に消極的で、許可してくれません。
このように
刑務所によって制限、条件が違うのです。
うーん、
できるだけマシな刑務所に行きたい、と思うのが人情でしょう。
すべてを満たすことはできないけれど、
とくにイヤな所は避けたい・・・
「受刑者のくせに、つべこべ言わず刑務所行けよ!」って、思いますか?
いえ、刑務所がキビシイことに文句を言っているワケじゃないんです。
刑務所によって処遇が違うのが問題。
どーして施設間で公平・平等じゃないのか?
実は
「刑務所は選べないけれど、避ける方法はある」のです。
まぁ、懲役たちの間では常識中の常識なんですが・・・
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