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刑務所の医療(2)・・・念願のシャバの病院で治療する [医務・診察]

刑務所で具合が悪くなったら、どうなるか?という話を続けています。

いきなり医者の診察など、受けられません。すべては刑務官様の許可がないとダメ。

通常は、准看護師の資格を持つという刑務官様が診察して、薬を出してオシマイ。


医者の診察までたどり着くのは、けっこう大変なんです。

診察といっても、刑務所の中では、お粗末な検査と時代遅れの治療

「ここではできない」「シャバに出てから病院に行け」と、けんもほろろの対応です。
(前回の記事「刑務所の医療(1)・・・「診察室」にて怒鳴られる」をご覧ください)


ということは、本気で治療を希望するのなら、外の病院に行くしかない!

しかし、服役中に「外治療(外の病院で治療)」は、ホントにハードルが高いんです。

今回は、難関の「外治療」に運良く?、私が実際に行ったお話をご紹介します。


1.必死の説得で、シャバの病院へ!
懲役生活にもすっかり慣れ、シャバの雰囲気も忘れてしまったある日のことです。

朝起きて、明るい窓の方を見ると「ハエが飛びまくっている」んです。

「どーして刑務所の舎房にハエが発生するんだっ!」と、手で追い払おうとしたら…


ムシなんか、どこにもいないんです。

おかしいと思い、よーく見てみると、どうやら自分の目に問題があるようなんです。

明るい方を見ると、途端に黒い斑点が視界にグルグルして、うっとうしい!


昔、職場のジジイ上司が同じようなことを言っているのを思い出しました。

「何かハエが飛んでると思ったらさぁ、目の病気でね、手術したんだよ~」

病気!手術!!そして自分もジジイの仲間入り?


自分にとっては一大事ですが、このピンチをどうやって説明すればいいんだ!?

目にハエがたくさん飛んでます。診察と治療お願いします」って言うのか?

「オメェ、目じゃなくて、アタマの診察と治療が必要だろって怒られるのでは?


いくら具合が悪くても、医務の刑務官様が病気と認めてくれなければダメな世界。

症状を説明し、納得してもらって初めて、診察や治療に進むことができるのです。

目の視界の異常なんて、他人からわかるワケがない、どーすればいいのだ!


よりによって目の病気なんて! 「しばらく様子見ろ」で放置プレイだろうし…

ましてやマトモな治療が受けられるとは思えないし…

シャバに出る前に失明しちゃうのか?


人生どん底だというのに、刑務所で失明なんて最悪だ。何とか健康で出所したい!

必死の思いで、医務回診の際に刑務官様に症状を説明し、診察を懇願しました。

「どんどん悪くなっているんですっ!このままじゃ、失明しますっ!」


すると意外なことに「そうだな、一度診察してもらうか…」と、まさかの診察OK!

後日幸運にも、嘱託の眼科医が刑務所に来た際に、診察してもらえたのです。

「ん?網膜剥離かもしれないねぇ」


えぇっ!? モーマクハクリって、ボクサーが殴られ過ぎてなる、ヤバい病気じゃ?

ホントに失明しちゃうんじゃない!?

それを聞いた医務の刑務官様が、あわてて私に問い詰めてきました。


「オメェ、刑務作業で何かぶつけたり、ケガしてねぇか?正直に言え!

「作業では無事故です。何もないです」

「シャバでケンカとか、ボクシングとかしていなかったか?正直に言え!

「いやぁ、そんなコトしていませんねぇ」

「今なら懲罰にしねぇから、なっ?正直に言え!

「いや、ホントにシャバでも刑務所でも、目のトラブルはないです」

「ったく、治療に連れて行かねぇぞ!正直に言え!

「どれも身に覚えがないですっ!」


立派な病気なのに、何か自分が悪さをしたかのように尋ねるのが、刑務所らしい。

どーして警察の取り調べのような、自白の強要をさせるのか、まったくわかりません。

訴えられるとでも思っているのか?

ちょっとは心配してくださいよ・・・



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刑務所の医療(1)・・・「診察室」にて怒鳴られる [医務・診察]

刑務所で具合が悪くなったら、どうなってしまうのか?という話を続けています。

シャバの話ならば、すぐ診察や治療の話になるのでしょうが、ココは刑務所。

なかなか診察や治療を受けられません。クスリ1つもらうのもメンドくさい。


とは言え、ここまで診察・治療の話を引っ張って、申し訳ございません。

今回こそ、診察の話をしたいと思います。

しかし、診察や治療の話なんて、ほんの少ししかないんです。お粗末ですもん。


1.何とか診察を「認めてもらう」
刑務所生活は、規則・制約にしばられ、人間関係に苦労する、ストレス満点な生活です。

一方で、睡眠時間は多すぎるほど、食事は暴飲暴食ができない、超「健康的」

懲役にも慣れてくると「これなら健康で出所できるだろう」と、ナメていました


そんなある日、突然ドキドキすることを、頻繁に感じるようになったのです。

ドキドキと言っても、胸のときめきではありません。不整脈というヤツです。

脈拍が乱れるのが、ハッキリ自覚され、何だか苦しい


シャバであれば、すぐに病院に行けるし、クスリも飲める。

心に余裕があるので、それほどあわてることも、深刻になることもないハズです。

しかし刑務所だと、そうは考えられません


「ひょっとして、深刻な病気じゃないか?」

「ロクな治療を受けられず、突然死するんじゃないか?」

「このままシャバに出られず、獄死してしまうのか?」


思い出しても恥ずかしいのですが、本気でこんなことを考えて、落ち込むんです。

たかが数回の動悸(胸のどきどき)で、ビビりまくり

「何とか診察を受け、治療に持ち込まなければ!」と、オロオロしっ放し。


ところが、次の日には病気のことより、別のことを心配しているのです。

「診察を受けるために、どうやって医務の刑務官様を説得しようか」

いくら具合が悪くても、刑務官様に認めてもらわないと診察受けられないのが刑務所!


ホントに具合が悪いと理解してもらい、診察が必要だと思わせるのが大変なんです。

とくにこの場合、動悸(胸のどきどき)など、見た目にわかりません。

一見元気そうだし、そりゃ医務の刑務官様も、にわかには信じてくれませんわ・・・


「寝不足とか、たまたま体調が悪かっただけだろ・・・」

放置プレイにしたいのがミエミエの、メンドくさそうな顔をしています。

「まぁ、しばらく様子見てくれ」と、お約束のコトバが出かかったのですが・・・


「いや、昔から心臓が悪く、過労で倒れたことがあるんです」

「実は…以前の健康診断で、不整脈の疑いがあると言われました」

このままではマズい!と思い、とっさに「切り札」的ハッタリをかましました。


私なりの医療知識を総動員し、必死になり、医務の刑務官様に訴えたところ・・・

イヤそうな顔をしながら「あぁ、わかった。一度診察してもらえ」とのお言葉!

こんなコトまで言わなければ、なかなか診察までにはたどり着かないんです。


たしかに、私の訴えはウソ、大げさではあるものの、仮病・詐病ではありません。

こちらも自分の命がかかっている、カンタンに引き下がってたまるかと必死です。

そして翌週、医務棟へ診察を受けに行ったところ、予想を超えることが・・・



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タグ:診察 治療 医務
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刑務所の診察「待合室」(5)・・・ゾンビ受刑者が存在する! [医務・診察]

刑務所の医療とはどの程度のモノか?というマニアックな話を続けています。

刑務所は「診察や治療にこぎつけるまでが長い!」ことを何度もご紹介しました。

前回は、診察の「待合室」に来る受刑者の特徴、クレーマーのお話をしました。


今回は「ホントに具合が悪くて」診察の「待合室」に来る人の話をさせてください。

とは言っても、ただ具合が悪いのではなく、いかにも懲役らしいキ◯ガイな話

「こんな廃人?になってしまうのか」と刑務所に行きたくなくなること間違いなし!?


1.ゾンビ受刑者が現れた!
その日、私は6ヶ月も待たされた歯科治療に呼ばれて、診察の「待合室」にいました。

待合室まで、懲役作業をする工場ごとに、刑務官様に連行されてやって来ます。

ですから、受刑者たちは工場着か舎房着の「囚人服」を着ているのですが・・・


「ガラガラガラッ・・・」点滴をつるす棒を引きずる男が現れて、ビックリ!

白っぽい「ゆかた」を着ているんです。なんじゃこりゃ?

刑務所に工場着、舎房着、パジャマ以外の衣類が存在していたなんて!!


「フゥフゥフゥ…」ゆかたを着た男は、呼吸するのも苦しそうにしています。

ヨロヨロと歩くのもやっと、点滴棒をつえ代わりにする、具合の悪そうな男です。

驚いたのは、ゆかただけでなく、風貌そのものも


身体は骨と皮のガリガリ

歩いただけで息は切れ、青白い顔

こけた頬に、ギョロリとした目


まるでゾンビ。少し暗い所で見たら、幽霊か?と思うほどの生気のなさ

そして「病衣」と呼ぶ浴衣を着ているのが、さらに不気味さ倍増!

恐らく彼は「病棟」にいる、シャバで言う入院患者。病棟からやって来たのでしょう。


どれだけ重症なんだ?と見た目に圧倒されていたら、会話もヘンだったのです。

(受:具合の悪いゾンビ受刑者  刑:医務の刑務官様)

「先生、座っているのがツラいんですけど・・・」

「あ~わかった、わかった。オメェは先に診察してもらうから、待ってろ」

「先生、やっぱりねぇ、自分は末期ガンなんですよ」

「そんなコトねぇだろ。待合室では黙って待ってろ」

「いや、ガンなんです。その証拠に、こんなにヤセたじゃないですか」

「それはオメェがメシ食わねぇからだろっ!

「あんなマズいメシ、食えないっすよ」

「メシに文句言うんじゃねぇ!食えばいいんだよ


ん?末期ガン?メシが食えない?

何やら重症、命に関わるヤバい話の雰囲気だが、刑務官様は冷たい対応

ガンでメシ食えないヤツにも、文句言わずに食えと言うのか?とイラッとしていたら…



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刑務所の診察「待合室」(4)・・・受刑者に多い「とある弱点」 [医務・診察]

1.診察の「待合室」に来る人たち
今回は刑務所にて「診察」を受けに来た「変わった受刑者」のお話をさせてください。

刑務所では具合が悪くなっても、すぐに診察や治療は受けられません。

刑務官様に申し出て「コイツは病気だ!」と認められないと、クスリすらもらえず…


刑務官様から認められるには、ホントに病気か?ツラいか?治療が必要か?・・・

・・・そんなコトは、まったく関係ありません!

とにかく「医務の刑務官様」に許可された者だけが、診察を受けられます。


というワケで、刑務官様に「気に入られているヤツ」は診察も受けやすいのが現実で、

演技やしゃべりがウマいヤツは、刑務官様をダマせるので、仮病・詐病も多い

中には「弁護士に話して、訴えるぞ!」と力ずくで、治療を要求する者もいます。


もちろん、ホントに具合が悪いヤツもいます。たくさんいます。

ただ、さすが刑務所。ちょっとオカシイ。

身体の具合が悪いのか、アタマの具合が悪いのか、どちらかわからんヤツが多い!


今回は、診察の待合室で目撃した「具合が悪い」人のウソみたいなホントの話です。

笑いをこらえるのが必死だったり、こうはなりたくないとビビったり・・・

廃人、キ◯ガイ、クレーマー・・・? 一体コイツら、何なんだ?


2.なぜか歯が悪い人が多い
受刑者は、ほぼ全員「人相が悪く」見えますとくに顔写真はテッパンです。

「刑務所にブチ込まれるような人間だから、当たり前だっ!」

そうかもしれませんが、身なりなどの"条件のせい”のような気がします。


ボウズ頭、無精ひげ、そして囚人服(緑の上下)、この3点セットがいけない

誰もが貧乏&不潔、みすぼらしく、悪そうに見えるワケで・・・

そして、診察の「待合室」に来る受刑者は、もう1つ特徴が加わります


それは、実年齢より老けて見えること

成人刑務所は下は20代から、上は80代まで、様々な年齢層が一緒なんですが…

実は40代なのに60代に見えたりする「くたびれたオッサン」が多いんですよ。


まだまだ若いくせに、ハゲていたり、シワだらけだったり、顔色悪かったり…

顔色悪いと言っても、病的な「青白い」人は少ないんです。

多いのはなぜか「どす黒い」人


酒の飲み過ぎで、もうすでに肝臓を悪くしているのか?

それとも、注射の回し打ちや入れ墨の際に肝炎になって、肝臓悪いのか?

待合室では、シャバでの荒れた生活を連想させる「不自然な顔色」が多いんです。


そして、待合室に来る人たちは、シャバとは明らかに違う特徴があります。

それは「歯」が悪いこと

20代、30代の若い人は、歯がスカスカな人が結構多いんですよ。


今どきの日本で「ミソっ歯」というモノがゴロゴロ見られるんです。

虫歯なのか黒く欠けていたり、そもそも歯が抜け落ちていたり、とにかく汚い。

ひょっとして、ガキの頃にシンナーをやり過ぎたせいなのか??


40代になれば、入れ歯の者が急に増えてくるのです。

そのせいか、刑務所では入れ歯洗浄剤やポリデントを日用品でフツーに購入できます。

以前の記事でも話しましたが、歯科治療は年中混雑。6カ月待ちが当たり前


「このオッサン、歯が整って、キレイだな~」なんて思うと、多くが入れ歯

どうして、これほど受刑者の歯事情はお粗末なのか?

若い頃のムチャのせいなのか、栄養状態が悪いのか、歯も磨かないほどワイルドなのか?


ご存知の方がいらっしゃれば、ぜひ教えてほしいです。



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刑務所で具合が悪くなったら(14)・・・仮病がバレてしまったら!? [医務・診察]

刑務所の医療とはどの程度のモノか?というマニアックな話を続けています。

とは言うものの、刑務所は診察・治療にたどり着くまでが、メンドウで大変。

その上、クセのある懲役たちですから、たどり着くまでの話の方が長い!


ホントに具合が悪くてツラい受刑者には、さすがに診察や治療が必要でしょう。

しかし「どこが具合悪いんだ?」という健康そうな者も、診察・治療を希望します

どうして「仮病・詐病」を使ってまで、診察・治療を希望するのか?


もちろん、メリットや目的があるから希望するワケですが・・・

サボりたい、イジメから逃れたい、情報を集めに行きたい、官に文句を言いたい…

理由はイロイロですが、そんなエピソードを前回までお話ししてきました。


しかし今回は「仮病・詐病」もむなしく、バレてしまった例をご紹介します。

「ヘタを打った」例ですから、オモシロくない?

いえいえ、刑務所では「ウソがめくれるとメンドくさい」ことを知ってください。


1.発熱&ぎっくり腰が定番メニュー
必死になって「仮病・詐病」を使っても、結局バレてしまう者がいます。

ほとんどが「イジメられて」いて、雑居や工場を「逃げ出そう」とするパターン。

医務の診察室、病棟を、イジメられっ子が駆け込み寺に使おうとするのです。


とにかく、具合悪いアピールして「病棟に入院」をねらうんですが、失敗ばかり

(⇒コレをムショ用語では「入病する」と言います)

本人は追いつめられているので、あせっちゃうんでしょうね・・・


【診察⇒治療が必要⇒入病が決定⇒雑居・工場を脱出⇒イジメから逃れる

こんな図を頭に思い描いているんでしょうが、アピールがヘタクソで…

「お願いしますっ!!」必死過ぎて、医務の刑務官様がドン引きしちゃうんですよ


イジメられている受刑者は、大人になってもイジメられっ子のアピールと同じ

子どもの頃と変わらないんですよ。悲しいけれど、成長がないです…

(ただ、子どものイジメと違うのは、イジメられる本人に100%原因があります


【イジメられっ子のアピール】
①「もう学校行きたくない」
⇒ひたすら駄々をこね、登校拒否する作戦

②「カゼひいて学校に行けない」
⇒熱が出たとアピールし、寝込んで休む作戦


刑務所でイジメられっ子がギブアップするのは、①か②のパターンがほとんど

しかし①の「登校拒否」は刑務所では通用しません。懲罰となり、本人が損。

となると、②の「カゼひいて具合悪い」作戦ですが、コレが結構ムズカシイ


単に「カゼをひいた」と言っても、刑務所が休ませてくれるワケがありません。

まして、雑居や工場を抜け出そうと、「入病」して避難するなんて、ハードル高い!

そこでよく使うのが「発熱&ぎっくり腰」なんです。


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刑務所で具合が悪くなったら(13)・・・精神科系の病気は扱いが雑 [医務・診察]

刑務所の医療とはどの程度のモノか?というマニアックな話を続けています。

すぐに病院には行けず、治療もうけられない、刑務所の医療とはそんなモノです。

だから具合が悪くなったら、一大事。深刻でないことを祈るしかありません。


シャバのような医療は望めないので、割り切った考えで臨むべきでしょう。

「出所するまで、悪化しなければいい」・・・コレでいいと思います。

ところで「具合が悪い」というのは自己申告制


目に見える症状がある病気ならば、医務の刑務官様にも信じてもらえますが…

受刑者は「仮病・詐病」を訴える者も多く、なかなか信じてもらえません

とくに「目に見えにくい」メンタル、精神科の病気ならば、大変なんです。


今回は刑務所での「精神科系の病気の扱い」について、ご紹介します。

ますますマニアックな話題にて、読んでいただけるのか不安です。

しかし、初犯の刑務所だとメンタルを「病んでしまう」者はけっこういるんです。


1.メンタルの訴えは信じてもらえず
「眠れないから睡眠薬をくれ」というのは、ありふれた訴えです。

その場でクスリの処方が決定して、終了。単なる不眠症ならコレでいいですが・・・

診察やそれ以上の治療は望めません。刑務所では精神を病むとかなり厄介なんです。


診察・治療はなかなか受けられないのが刑務所ですが、精神科は特にキビシイ

そもそも精神科の専門医は刑務所なんかにはいません

診察にたどり着いても、せいぜい他の専門科の医者が、テキトーに処方して終わり


「どうせ作業したくないから、文句を言っているんだろ」

「どうせ刑務所にクレームをつけて、自分の処遇を良くしようとねらってんだろ」

メンタルの不調の訴えを、刑務官様はホントに聴いてくれません。


ですから、うつ病なんかにホントになってしまったら、最悪。

「ヤル気のないヤツ」と周りからは思われて、ヘタしたらイジメられるでしょう。

たとえ診察⇒治療となっても、古いタイプの抗うつ薬を処方されてオシマイです。


それで具合が良くなってくれればいいのですが・・・

心の状態は本人にしかわかりませんが、見るからにツラそうな人もいましたね。

そんな人は、たびたび診察や処方の変更を求めて、医務回診の際、モメます


幻聴が聞こえて、うるさいんですよ!」

「クスリのせいで、手の震えがヒドイんですよ!」

ハタから聞いていると、もうヤバい人、壊れた人にしか思えない訴えですが・・・


本人はいたって大マジメに、刑務官様に文句を言っているのです。

作業もマジメにやるし、とくにイジメられているワケでもない、なぜ?

長い刑務所生活で頭がイカレたか?それとも刑務所へのモンスタークレーマーか?


「一度、ちゃんと精神科の診察を受けさせてくださいよ!」

「クスリのせいですよ!クスリを変えてください!」

たしかにもっともな訴えです。幻聴が聞こえるようではヤバいですからね。


いくら受刑者だからと言って、このくらいはお願いしてもバチは当たらないハズ。

でも、ココは刑務所。やはり甘かった

そしてメンタル、精神科系の病気にはキビシかった


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刑務所の懲役たち(3)・・・イジメられたら医務・診察に駆け込む [医務・診察]

もし「刑務所で具合が悪くなったら」というマニアックな話を続けています。

前回まで、医務棟での診察の「待合室」のモメ事をご紹介していました。

今回は「診察を受けたくて、オカシなことを言う」懲役の話をさせてください。


もちろんホントに具合悪くて、必死に診察を希望する人たちもいます。

しかし、ヘリクツをこね、ネバって診察を受けようとする人たちも多いんです。

つまり「仮病・詐病」と思われる、アヤシイ人たち・・・


どーしてそんなに診察を希望するのか?

①とにかくサボりたい

②イジメられている環境から逃れたい

③訴えてやる!モンスタークレーマー

この大きく3つの理由があると、以前の記事でご紹介しました。
(「刑務所の診察「待合室」(1)・・・病気になりたがる人たち」)


まだまだ待合室や診察のエピソードはありますが、今回はいったんお休み。

診察や待合室に行く手前の「必死に仮病・詐病を訴える」様子をご紹介します。

今回は②の「イジメから逃れたい」受刑者が、なぜ診察を希望するかのお話です。


1.イジメから逃れるために、診察?
上にあげた「仮病・詐病」と思われる、3つの人種の中で②にあたる人たち…

せまい雑居でトラブルを起こせば、24時間イジメられることになるので、深刻です。

しかし、刑務所でイジメられる場合、本人がタネをまいていることがほとんど


そんな本人が原因である、Sさんの例をご紹介しましょう。

Sさんは40代半ばのショボくれたオッサン。小柄でハゲあがり、なぜかほっぺが赤い。

自称シャブ中で、シャブで捕まり、懲役1年半という。


見た目は50代半ばに見え、老けていて、オッサンと言うよりジイちゃん

申し訳ないが、貧乏くさいオーラが出ています。

後遺症なのか口元がユルく、しゃべると口角にヨダレがたまり、見た目が汚い…


そんなツッコミどころ満載のSさんでしたが、サラ(新入り)当初から威勢が良かった!

「地元ではちょっと名の知れた不良」

「20代のグラドルばりの彼女がいる」


受刑者の「自分語り」の典型的なパターン。ワルとオンナ。でも低レベル・・・

40半ばのオッサンが、自分のことを不良と言うのもどうかと思いますが、自慢げ。

チビでハゲで貧乏くさいオッサンなので、誰も本気にしていませんでした


刑務所では「ウソ・言い訳・ふて腐れ」は、すぐにイジメの対象になるのですが、

Sさんの場合、相手にするのもメンドウな「ウソの自分語り」で、放置されました。

それをいいことに、Sさんは雑居房でも調子よく過ごしていたんですが・・・


サラの下っ端の時はミスをしても、反省しガンバれば、どうにか許してもらえます。

しかし新しくサラ(新入り)が入ってくると、そうはいかないのは刑務所も同じ。

Sさんもサラに用務・雑用を指導し、見本となる行動をしなければなりません


しかしSさん、サラの頃に調子よいことを言って、テキトーにやっていたツケが来た!

Sさんが直上(ちょくうえ;教育係)となる、サラが入ってきてからアヤシイ雲行きに。

どうやらサラにちゃんと教えられず、雑居のメンバーから毎日怒鳴られていました


「オイ、S!自分が教わった通りにキチンと教えろよ!」

―――テキトーにやっていたSさんがきちんと教えられるワケがありません。

「Sがちゃんと教えねぇと、サラが困るんだよ!」

―――雑居のメンバーが比較的優しいのをいいことに、笑ってごまかしていたツケ。

「Sが教えられねぇから、雑居の用務が回らねぇだろ!」

―――雑居は掃除、配食、雑用を交代制の分担にしますが、それができないのです。


Sさんは怒鳴られ、イヤミを言われ、嫌がらせをされ、そしてとうとうこのコトバが!

「できねぇなら、出て行けよ!」

Sさん、雑居にいられない大ピンチ!


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刑務所の診察「待合室」(3)・・・どうやってバレないようにしゃべるか? [医務・診察]

もし刑務所で「具合が悪くなったら」という、マニアックな話を続けています。

懲役たちは仮病・詐病が多すぎて、なかなか診察を受けるまでが大変なんです。

サボりたい、逃げたい、文句言いたい…診察を希望する理由はイロイロなんですが・・・


つまり「ホントに具合が悪くて、診察を希望」の方が、少数派かもしれません

前回までお話ししましたが「ついでに貴重な情報をゲットする」目的もあります。

仮釈放の状況、調査・懲罰、ウソつき受刑者の情報…など、知ることができるチャンス!


「知りたくてしょーがない」情報は、診察の際の「待合室」で入手できるのです。

普段、他工場の受刑者とは隔離されていて、会話はまったくできません。

ところが「待合室」では同席。ウマくいけば話せる!


サボれる上に、「知りたくてしょーがない」情報も手に入る。

だから、悪い懲役の上級者は「診察に行く」ために、しつこく刑務官様に頼むんです。

しかし、診察室はオマケで、待合室がメインの目的という、本末転倒ですが。


1.監視の刑務官様がオカシイ
あーだこーだとゴネて診察の希望は通っても、待合室に行ってからが、また大変。

情報収集のために「診察に行く」とは言うものの、勝手にできるワケではありません

待合室も、もちろん交談禁止(しゃべってはいけない、のムショ用語)


待合室にもデカデカと「交談禁止」の貼り紙があります。

受刑者が情報交換していることは刑務官様も承知済みで、目を光らしているんですよ。

それはもう、ドリフのコントか?というくらいの疑り、警戒っぷりです。


まず監視カメラ。20人も座ればギッシリなせまい部屋に、わざわざカメラです。

「オメェらしゃべるんじゃねぇぞ。カメラで撮っているからな」

医務の刑務官様は、必ずこのセリフを吐いていきます。


会話するようなアヤシイ動きをすると、診察室の方からフッ飛んできます

「コラっ!オメェ、今しゃべっていただろ!連行するぞっ!」

そう、交談禁止の反則行為で「連行→懲罰」にすると脅してくるのです。


「そんなに気になるなら、目の前で監視すればいいのに…」と思うのですが…

人手が足りないのか?メンドくさいのか? なぜか待合室をずっと監視しない

医務の刑務官様は診察室か、控室にすぐに引っ込んでしまうのです。


次に、監視の仕方。これもオカシイ。

待合室の前の廊下をウロウロして監視。柱の陰にそーっと隠れて、コッチを見る

「コラっ!オメェ、交談禁止なのがわからねぇのかっ!」


コソッと隠れて監視だけでなく、フェイントも大好きな刑務官様も。

診察室に戻るフリをしたり、ドアの前で急に振り返ったり・・・

「コラっ!オメェ、懲罰にアゲるぞっ!」


・・・って、アンタこそいかりや長介かっ?コントじゃねぇぞ!

フザけた監視だと思うのが、何人もの刑務官様がこの「コント監視」をするところ。

「連行→懲罰」をチラつかせて、受刑者の反応を楽しんでいるようにしか見えない。


ちなみに刑務所では、許可された時間と場所以外は「すべて交談禁止」

基本的にはしゃべったら、アウト、懲罰。その判断は「刑務官さま次第」なんです。

刑務官様が「交談していた」と連行してしまえば、もう懲罰という恐ろしい世界!


待合室でも「交談が見つかり」刑務官様に連行されたのを何度か目撃しました。

全員が即、懲罰になるワケではありませんが、ホントに懲罰になった者もいます。

だからこそ、ココが真の「悪い懲役の上級者」の腕の見せ所


懲罰を喰らわないよう「見つからないように」会話をしなければなりません

診察が主目的ではない、会話して情報収集が目的で待合室に来たのですから!

どうやって「話していないように見せて」話すか。くだらない話、聞いて下さい。


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刑務所の診察「待合室」(2)・・・待合室はスパイ活動の場所 [医務・診察]

もし「刑務所で具合が悪くなったら」というマニアックな話を続けています。

ところが、刑務所は診察や治療を受けるまでが、メンドくさくて大変。

あまりにも「仮病・詐病」をかたる受刑者が多くて、信じてもらえないのです。


どうしてウソをついてまで、診察を受けたがるのか?前回からお話ししています。
(「刑務所の診察「待合室」(1)・・・病気になりたがる人たち」)

それには、懲役たちの浅はかな「診察を希望する3つの理由」があるのです。

①とにかくサボりたい

②イジメられている環境から逃れたい

③訴えてやる!モンスタークレーマー


どれも単純な理由ですが、前回は①とにかくサボりたい、をご紹介しました。

しかし、サボりたいだけではない、プラスの理由もあるのが懲役らしいところ

実は仮釈放のペースなどの情報を入手するために、診察を受けたがるんです。


別に医務の刑務官様や医者が、情報を流してくれるワケではありません。

診察室ではなく、診察「待合室」で情報を入手するのです。ココに行きたい!

待合室では、他工場の受刑者と同席するので、コッソリ情報が入るのです。


普段は絶対に会話できない他工場の受刑者と、情報交換できる数少ないチャンス!

診察希望は「サボる」だけではなく、ついでにスパイ活動ができるという理由もアリ

実はこの「スパイ活動」、もう一つの恐ろしい目的もありました・・・


1.待合室でウソ・ハッタリをめくる
初犯の懲役たちの最大の関心事は「仮釈放」

コレは自分に直結することですから、理解されやすいかと思います。

それに次ぐモノは、「他人のウソ・ハッタリをめくること」


懲役たちは、隔離された狭い世界で、退屈な日々を送っています。

ですから、他人のこと、プライベートが気になってしょーがない・・・

とくにハデな「シャバでのオレ」を語るヤツの「ホントのところ」が気になる!!


「どうせミエを張っているだけだろ?」と思いつつも、確かめようがない。

「ウソ・ハッタリ」のニオイがプンプンするのに、調子コイててムカつくなぁ!

どうにかして、このウソ・ハッタリを「めくって」、黙らせてやりたいと思うのです。


刑務所ではインターネットも使えず、外の人に調べてもらうことも困難。

しかし、個人情報は思いもよらぬところから漏れて、ゲットできるんです。

それが、まさかの診察「待合室」


それでは待合室でコソコソとどんな会話をしているのか、聞いていただきましょう。

話は、罰明けで移ってきたSさんのことを、元いた工場の人にさぐるところです。

「自分語り」がウソくさいSさん、まさかの待合室からボロが出ることに!!


「Sってヤツ、第3工場にいなかった?アイツ、組関係者ってホント?」

―――えぇっ?いたけどさぁ、アイツ、シャバでは電気工事関係だよ。

「なにぃ!やっぱりアヤシイと思ったんだよ。ただの刑務所ヤクザかっ!」

―――アイツ、そっちに行ってから、そんなウソついてるんだ…

「オレは組関係者だって、エラそうに話していたんだけど、許せねぇなぁ」

―――コッチでもトラブって懲罰になってるのにねぇ。懲りないヤツだわ。

「いやぁ、いい情報を聞いたわ。帰ったら組関係の話をつめてやる!」

―――もう、ガッチリやっちゃってよ。痛い目あわないとダメなのよ。


本人はまさか、自分の「ウソ・ハッタリ」がめくれているとは思わないでしょう。

それも、診察「待合室」という、偶然の場所でバレちゃった!

でも、これこそが懲役上級者たちの目的、「ねらい所」だったんです。


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刑務所の診察「待合室」(1)・・・病気になりたがる人たち [医務・診察]

しばらくの間「刑務所で具合が悪くなったら」というお話を続けていました。

刑務所では当然ですが、すぐに病院に行って、診察や治療を受けることができません。

ホントに具合が悪くても、そこにたどり着くまでが大変なんです…


よっぽどのことでなければ、週1回しかない「医務回診」の時に、まずは相談

そこで「医務の刑務官様」に訴えて、診察してもらえるよう、頼み込むしかないんです。

9割方は「とりあえず、様子見ろ」で追い返されて、オシマイ


目に見えて具合が悪くなって初めて「刑務所内で」診察が受けられるワケで・・・

検査や治療を受けるまで、相当な時間も手間もかかるんです。

しかし、そんなメンドくさい「診察・治療」を、わざわざ受けたがる人が多いんです。


診察してもらえるよう、医務の刑務官様を口説くのは大変。

イヤな顔をされ、あしらわれ、時に説教も。そこまでしても診察を受けたいのか??

そのワケは「刑務所らしい」理由でして、そんな人たちのお話をご紹介します。


1.仮病・詐病が多すぎるっ!
刑務所では、シャバの病院に診察や治療に行くのは、かなりハードルが高いです。

ホリ◯モンさんは痔だの腎臓だので、シャバの病院で診てもらっていたようですが…

コレは特別扱い。一般人は、あれほどカンタンには連れて行ってもらえません


刑務所側も「後でマスコミにゴチャゴチャ言われたら、メンドくせぇ」と思って

ホリ◯モンさんを腫れ物のように特別扱いしていたのは公然の事実

彼の扱いを「刑務所の標準的な対応」と、うのみにしたら痛い目にあいますよ


一般の受刑者は、わざわざシャバの病院で検査や治療を受けることは少ないです。

手続きに手間がかかったり、人手が必要だったり、現実的な問題もありますが…

ホントの問題は受刑者側にあります


とにかく「仮病・詐病が多すぎる」

ウソ・ハッタリの病気の申し出が多すぎて、訴えをマトモに聞いてくれないのです。

どうして仮病や詐病を訴えるのか?そんなに診察・治療を受けたがるのか?


それには大きく3つの理由があります。

①とにかくサボりたい

②イジメられている環境から逃れたい

③訴えてやる!モンスタークレーマー

どれもわかりやすい「仮病・詐病」の理由ですが、ちょっと説明させてください。


①とにかくサボりたい
本格的に懲役の作業をサボるには「入病」と言って、病舎に入ることになります。

38℃以上の発熱や、確かな急病と認められれば、作業が免除になるのです。

ただ病舎に入ると、一日中寝ているしかなく、退屈地獄で余計ツラいという・・・


だから「ちょっとサボりたい」ヤツは絶対に「入病」しようとはしません

あーだこーだと「具合悪い」アピールをし、診察してもらえるよう交渉するんです。

コレが刑務所では「そこそこサボる」ちょうどいいポイント。


30分でも1時間でもサボれれば、トクをした気分になれるのが懲役のセコいところ

しかし目的は、サボるだけではないんです。

診察に行くのを「絶好の情報収集の場」とするんです。


診察で情報収集って、何よ?


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