前回は、拘置所の差し入れの話で同じことを言いましたが、
一般の人には
刑務所が、留置場や拘置所と何が違うのかよくわからん、と思います。
差し入れのお話をするのに、これでは不便なので簡単に説明させていただくと・・・
留置場→逮捕されたら、まずブチ込まれるところ。警察署の中にある。
拘置所→取り調べが終わり、裁判が始まると、留置場から移される。法務省の管轄。
刑務所→裁判で刑が確定して、懲役刑や禁固刑になると拘置所から移される。
と、また、おさらいしてみたのですが、
拘置所にて判決が確定して、刑務所への移送待ち「既決」の人も、拘置所にはいますが
刑務所の差し入れの基準と同じとなります。入るのモノほぼ一緒。
ちなみに、
弁護士に差し入れのことを訊いても、この辺の情報は頼りになりません
ネットに載っている情報も、まちまちで、
どれが正しいか見極めがムズカシイ。
そんなワケで、刑務所の差し入れについてまとめてみました。
刑務所も、
郵送・宅配便での差し入れはOKです。
事前に登録や、許可もいりませんが、郵送・宅配便での差し入れは限られてしまいます。
書籍、切手、現金・・・こんなものに限定されてしまいます。
もし、差し入れは
ダメなものを送っても、領置(あずかり)になるだけなので大丈夫。
「モノが届いた」という知らせは、本人に届きますが、受け取れるのは出所時です。
刑務所では、日用品・下着など私費で購入・所持できるモノがかなり限られており、
差し入れに関しても、
刑務所が指定したものを売店で購入しないと、ダメなんです。
ですから、書籍、切手、現金以外は郵送・宅配便で送ってもムダになってしまうんです。
刑務所にいると、購入できるモノは限られているし、自分で買っても同じなので、
結局のところ、差し入れは書籍か現金がありがたくて、現実的になります。
それでは話が終わってしまうので、細かくお話させていただきます。
C.刑務所の差し入れ
【OKなもの】
・シャツ:刑務所指定のモノしかダメで、半袖、ランニングとある。
→洗たくがひどいので、半年でゾッとするほど真っ黒になってしまう。
・パンツ:刑務所指定のモノしかダメで、トランクス、ブリーフとある。
→最近では、ボクサータイプや柄物を許可する刑務所もある。
・くつ下:刑務所指定のモノしかダメで、夏用、普通、冬用と3種類。
→冬用は暖かくて必須だが、すぐダメになる。
・タオル:刑務所指定のモノしかダメで、色しか選べない。
・本・雑誌:差し入れ人一人につき3~10冊/月と制限があるので注意。
・現金:金額に制限はない。刑務所で管理してくれるので安全。
・メガネ・コンタクト:コンタクトの洗浄液は入らない。自分で購入。
・切手:切手は必要だが、購入できるので必要度は高くない。
・写真:1回に10枚まで、など刑務所ごとに制限が異なる。
・パンフレット、チラシ:書籍の制限と違い、こちらは制限がユルい
・ネットプリント:貴重な情報源!このブログを印刷してね。
・チリ紙:
刑務所で指定のモノに限る。並と上があるので、できれば上で。
・筆記具:
刑務所で指定のモノに限る。ボールペン(黒・青・赤)、鉛筆がOK
・ノート、便せん:
刑務所で指定のモノに限る。ノートはB5、A4版。
・洗面用具:
刑務所で指定のモノに限る。シャンプー、石けん、ハブラシ、歯みがき粉。
・夏場に嬉しい:刑務所で指定のモノに限るが、シッカロール、制汗剤。
・冬場に嬉しい:刑務所で指定のモノに限る。手袋、耳当て(刑務所による)
・冬場に必須:メリヤス(ラクダシャツ・ズボン)、冬用靴下…刑務所で指定のモノ
・電気シェーバー:刑務所で指定のモノで電池式。自費で買うものが多い。
→ヒゲ剃りは入浴時にやるので、
電気シェーバーあればフロに長く浸かれる。必須。
大事なことなので、もう一度言いますが、下着・タオル・日用品・文具など、
使いそうなものだから・・・と気を利かして事前に
イ◯ンやユ◯クロなどで買い物しても
全部「不許可」、入りません。
刑務所の指定の品を売店で買い
差し入れする方法でなければ
下着・日用品の差し入れはダメです
後半は、
NGなモノをどうぞ。
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