みなさんは
「刑務所のイジメ」と言うと、何を思い浮かべるのでしょうか?
やはり、
殴る・蹴るの直接的な暴力でしょうか?
それとも、理不尽なことをやらされる
「ドレイ扱い」のイジメでしょうか?
以前にもお伝えしたように、
イジメの入口は、そこからではないんです。
刑務所でメジャーなイジメとは主に4種類。
①シャリあげ ②チン ③貢ぎ・カツアゲ ④パワハラ・コトバ責め
詳しくは以前の記事
「
刑務所のイジメ(12)・・・刑務所のイジメのバリエーション」を
ぜひご覧ください。
それがエスカレートしてくると、直接の暴力やドレイ扱いが加わる感じです。
ここ数回は、イロイロあるイジメの中でも
「シャリあげ」をご紹介しています。
たかがメシを取られるだけ、のショボいイジメに思えるかもしれませんが、違うんです。
その詳細は、前回までの記事
「
刑務所のイジメ(15)・・・イジメられっ子に堕ちていくまで」
「
刑務所のイジメ(16)・・・自分から「シャリあげ」を希望させるテク」
にて詳しく話しましたので、ご覧いただくとしまして・・・
今回は、イジメられっ子に成り下がったKさんが
「シャリあげ」されるお話です。
言われるがままに「シャリあげ」され、どんどんドツボにハマっていくKさん。
あまりのやられっぷりに、精神、それとも肉体、どちらが先にKOされてしまうのか?
5.怒涛の「シャリあげ」メニュー
前回、先輩たちの
「チンピラ流タカリのテクニック」にまんまとハメられたKさん。
「やらせてください!」「好きなモノ言ってください!」なんて
自分から「シャリあげ」を申し出てしまいました。
先輩たちのヘリクツだらけの「感謝・信用・誠意」の説教を浴びせられ、大混乱。
言う通りにしないと、無視や暴力と徹底的なイジメをされるのがわかっています。
術中にハマり、選択肢はナシ
なんとなくソフトに思える「シャリあげ」というイジメを自分から選んだワケです。
もう後には引き返せません。
さっそくその日の夕食から
「シャリあげ」は、始まりました。
Kさん、食事の前に部屋長に呼ばれ、
「シャリあげルール」を聞かされます。
先
「オイ、K!ちょっと来い。オメェ、メシを提供するって言ったよな?」
K
「ハイ、言いました」
先
「別にオレたちはムリにやれなんて言ってねぇぞ。どうするんだ?」
K
「いえ、いつも感謝しています。だから好きにして下さい」
先
「イヤイヤやってもらわなくてもいいんだぞ。勝手にしろよ」
K
「やらせてください。決めてもらっていいです」
先
「わかった。そこまで言うんなら、オメェの誠意ってことで受け取ってやる」
K
「ハイ、お願いします」
先
「じゃあ、とりあえず、こんな軽い感じでどうだ?」
軽い感じ?部屋長の提案した
「シャリあげルール」は最初から結構飛ばしていた!
【以下のモノはすべて渡すように】
①揚げ物(コロッケ、フライ、カツ)
②パックのジュース
③デザート
④柑橘類以外の果物
⑤甘シャリ
オイオイ!ちょっとやりすぎじゃね?
おいしいモノはすべて没収だな・・・
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