前回、
拘置所における、未決(判決が確定していない人)の差し入れをまとめました。
拘置所内の売店にある、指定されたモノという条件付きとはいえ、留置場とは違い、
拘置所は段違いにモノが入ります。
ホント、
留置場は「ブタ箱」の名がふさわしい、ヒドイところですよ。
留置場は冷暖房があることだけがいい点で、あとは人間らしい生活は送れません。
そんな格段に差し入れがアレコレ入る拘置所ですが、それだけに
テクニックがあります。
刑務所に送られた後も役に立つような裏ワザもありますし、
拘置所でイジメに遭わないための自己防衛策もあります。
最初から知っているのと、後から知ったのでは大違い!
少しでも役に立ててもらって、身を守ってもらい、元気にシャバに出て来て下さい。
差し入れに関するリストについては、前回の記事
「
拘置所への差し入れ・まとめ・・・未決(判決確定していない)の人の場合」
を見て、ぜひ参考にして下さい。OK、NGなものを分けて書いてあります。
【差し入れに関する経験者の実感】
①下着、タオルはその後も使える?
下着、タオルは、刑務所に送られる先を見越して、差し入れしたほうが良いです。
拘置所によっては、刑務所に移る際、「何でも不許可」にしてしまう所もありますが
一部は、刑務所で許可しているモノに近ければ、許可してもらえることもあるからです。
たとえば、
シャツなら、無地で白色ならば、刑務所でも使えることもあります。
ユ◯クロのヒー◯テックを許可された人は、冬場はホントに重宝すると言ってました。
パンツも派手なモノ、文字がないモノ、であれば刑務所でも使えることもあります。
タオルは、無地で、フツーの厚さのモノなら、そのまま許可されることも多いです。
洗たくは、留置場と違い、下着に関しては毎日あるので
数はたくさんいりません。
大事なことは、素材などの質と言えます。とにかく、冬は寒いし、夏は暑い。
ただし、
これらはほんの一部の拘置所の話であるので、期待はまったくできません。
その上、送られた先の刑務所が「そんなもんダメだ!」と言えばそれまでです。
ただ、冬の寒さのことを考えると、保温機能のシャツとかは貴重ですよ!
②防寒着は生命線
とにかく、冬の寒さがハンパないです。
こちらは留置場と違って
冷暖房などナシ。
古い建物はすきま風がひどく、
外にいるのとほとんど変わりません。
まだ体が寒さにもなれていないので、メチャクチャ寒さを感じるんですよね。
冬は厚手の靴下、ズボン下、コートが重宝しました。
部屋の中ですが、丈の長いダウンコート、グラウンドコートがいいと思います。
くだらないかもしれませんが、これって体験してみないとわからないと思うんですよ・・・
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③食べ物の差し入れも重要
拘置所では、何と言っても「食べ物の差し入れができる」ことが大きいです。
これが、
留置場にも刑務所にもない、最大の特徴です。
もちろん、指定業者で扱う限られたモノしか入りませんが、それでも大きい。
独居房にいる者にとっては、差し入れの食料はストレス解消に過ぎませんが、
雑居房にいる者にとっては、差し入れの食料は、人間関係において重要なモノです。
同室の者に差し入れの食べ物をおすそ分けすることは、不可欠かもしれません。
それが禁止されていようが、おすそ分けは
最大のコミュニケーションツール。
むしろ、何らかの理由でおすそ分けができないとなると、かなり居心地が悪い。
イジメられないよう、自分の身を守るために、必要悪ですが、おすそ分けは必要です。
反則行為だろうが、反省していないと言われようが、ここは拘置所。
何かあっても、もう誰も守ってはくれない。
自分の身は自分で守るのが鉄則です。
キレイごとを言っていないで、できる範囲で、やり過ぎることなく、どうぞ。
④ゼロ銭はツラいよ
と言うことは、ゼロ銭(所持金がない者)にとってはツラい
肩身は狭く、おとなしくして、申し訳なさそうに他人からもらう人もいれば、
開き直って、カネ持ってないんだからもらって当然と、たかるような人もいます。
やはりこのような人は、
嫌われるし、トラブルにもなりますよね。
実刑となり、
刑務所に移されても、案外拘置所で一緒だった人とまた一緒になるので
ゼロ銭のことや、トラブルの話を広められて、皆からバカにされ、嫌われるワケです。
これは、とてもやりにくい。
拘置所でケチったばっかりに、刑務所で何年も生活しにくくなるのは、痛恨事!
⑤本はとりあえず入れてみる
書籍の差し入れも、留置場よりは検閲が厳しくなるようです。
ただ、
その傾向と対策は取りやすく、とりあえず入れてみるのがいいと思います。
ダメなのは、犯罪の手口、薬物系の本、ごく一部のエグいエロ本くらいです。
本の検閲に関しては、刑務所の基準とほぼ同じなので、
明日以降の「刑務所の差し入れ」の記事を参考にして下さい。
ただ、これも刑務所によって基準が違うんで、ガッカリするんですよ・・・
⑥差し入れが手元に届くまで
拘置所の売店で差し入れをして、モノが本人の手元に届くのはいつごろなのか?
基本的には、休日を挟まなければ、
翌日には本人の手元に渡ります。
これは、意外と良心的かな、と思います。
が、
書籍は別で、検閲があるので多少遅れます。
パンフレット・チラシ・ネットプリントに関しては、翌日には手元に届きます。
郵送ですと、手元に届くまで、1日や2日は余計に時間が掛かりますので注意。
⑦混雑しているので、注意
また東京拘置所をはじめ、大都市の拘置所は面会所が混んでいることが多いです。
「面会で本人に話を聴いてから、差し入れするモノを決めよう」と思いますが
面会時間が15分は当たり前、10分に短縮されることもザラです。
ハッキリ言って、10分なんか挨拶して、安否の確認したら、ハイ終了ですよ!
事前に手紙で、差し入れして欲しいモノを本人に聞いておく方が良いと思います。
ただ、未決(判決が確定する前)のうちは、1日1回は面会ができるので、
可能であれば、また足を運んであげてやって、他の話も聴いてやってください。
差し入れは郵送・宅配便でもできますが、面会はホントにありがたいです。
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2015-07-11 17:00
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共通テーマ:日記・雑感
はじめまして。
Amebaにて待ち人Blogをしています。
とても読みやすくて参考にもなりました。
記事にオススメとして載せても
よろしいでしょうか?
by m (2015-07-12 01:26)
mさん、はじめまして
コメントをいただき、恐縮です。m(__)m
ブログをお読みいただきありがとうございます。
また、お褒めの言葉までいただき、感謝感激です。
記事にオススメで載せていただくなんて、うれしい限りです。
ぜひお願いします。
これからも、少しはお役に立つような記事を書きますので、お読みいただけるようよろしくお願いいたします。
何かございましたら、お気軽にどうぞ。
またのコメントお待ちしております。
by きりたんぽ (2015-07-12 01:42)
お返事ありがとうございます!
中での様子も良くわかって、待ち人の立場としてとても興味深いです!
笑える箇所もあり読みふけってしまいました^ ^
これからも更新たのしみにしています!
by m (2015-07-12 02:01)