こんなへぼブログでも、少しは皆さまのお役に立てるでしょうか?
裁判、面会、手紙、差し入れ…お役に立ちそうなことを、時折りご紹介してきました。
何か忘れていること・・・
「お役所の手続き」というモノがありました。
逮捕されて困るのが、外に出られないので、自分で手続きができないこと。
家族に頼めばカンタンにできるのか、とか、手続きをしなくても大丈夫なのか、とか
案外わからないことばかりで、ちょっと困ってしまいます。
というワケで、前回は「住民票の手続き」について、お話ししました。
ぜひ「
刑務所でのお役所手続き(1)・・・受刑者と住民票」をご覧ください。
今回は、
国民年金の手続きについて、退屈にならないよう?ご紹介します。
それにしても、
刑務所と年金の話題なんて、マニアック・・・
ゼッタイに必要としてくれる人たちがいると思うんですが、自信が持てない・・・
逮捕や刑務所とは縁のない人にとっては、ツマラナイ話になるんでしょうか?
1.年金は払わなくていい?
逮捕され、受刑者になると、国民年金がもらえる資格はなくなる・・・?
まさか、そんなコトはありません。
刑務所とはまったく関係なく、とにかく払い続けていれば問題ナシ、です。
「刑務所にブチ込まれても、年金をもらえるんだ!」と喜んではいられません。
それは
毎月、毎月、キチンと年金保険料を納めていれば、の話です。
現在、月15,590円という高額
シャバで働いている頃は、なんてことない金額だったでしょうが、今は刑務所。
ホリ◯モンでもない限り、受刑者になれば、全員職はナシ。
収入ゼロ、カネなんか余裕ありません。
「懲役でカネがないのに、もらえるかワカラン年金の保険料など払えるか!」
「ないモノはない!」と一銭も払わないのは、男らしく、潔い。
しかし、
コレでいいんでしょうか?
別に国民年金を推奨するわけでも、擁護するつもりもサラサラありません。
もらえるのかどうかも、正直疑っていますが、
他に代わりになるモノもない・・・
ましてや、
前科者にとって「老後」は心配と言うより、恐怖!
仕事ない、蓄えもない、年金もない、となったら即、ホームレスでしょう。
そして河原の橋の下で段ボールにくるまり、凍えながら歳を取るんです。
そのうち地元の中高生あたりに「ホームレス狩り」で
ボコボコにされ、死ぬ・・・
刑務所にブチ込まれて「転落人生」なのに、ボコられて死ぬのは最悪です。
となると、
ムシして払わないというのは、やめておいた方が良さそうです。
では、
どうするのがマシなんでしょうか?
①領置金から払い続ける
②免除申請をする
③家族に頼んで払い続ける
この3択が、現実的かと思われます。
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2.刑務所での年金の手続き
①領置金から払い続ける
領置金とは、手持ちのカネ、差し入れのカネのことを言います。
刑務所では
「領置金」と「報奨金」の2つのサイフにキッチリと分けられてます。
懲役作業をしてもらえるおカネは「報奨金」として管理されるんです。
領置金、つまり手持ちのカネがあれば、年金保険料を刑務所からでも払えます。
と言っても、コンビニにも銀行にも行けないので、
口座引き落としですが・・・
刑務所から引き落とし口座の設定も、割とカンタンに手続きさせてもらえます。
まぁ、この方法で払っている人は、ごくまれ、でした。
②免除申請する
刑務所に来てしまえば、
職を失い、収入もゼロ。
一応、懲役作業の報奨金はもらえますが、
月額800円位からのスタート。
年数がたち、熟練工になって報奨金がもらえるようになっても、
月1万円がいいところ。
つまり、
1カ月の収入は平均3,000~4,000円
「月に15,590円も払えるワケねーだろ!」
やはり刑務所にいる人間には、
「免除申請」が一番現実的なのでしょうか。
しかし、
飛びついてはダメ。メリットとデメリットがあります。
メリットは、刑務所にいる間は「全額免除」になること。
つまり、服役中の負担はゼロ
なんと、バラ色の優遇措置のように見えますが、ご存知の通り、そんなに甘くない。
デメリットは、将来もらえる年金の額が減ってしまうこと。
全額免除の期間分は、受け取る時、半分の額になってしまいます。
コレって結構な減額で、かなり痛いです。
払わなくて済むのはありがたいが、
将来もらう時のことを考えると、不安な金額。
ムリをしてでも払っておくか、免除にしてもらうか、とても悩ましいところです。
ちなみに免除申請って、メンドくさそうに感じますが、実はこれがカンタン!
刑務所でも年に一度は必ず全員に告知し、免除の申請書も配布されます。
刑務所側も積極的に「免除申請することを勧める」んですよ。
だから手続きもスムーズ。願せんに書いて許可を得ないとダメですが、これもラク。
願せんの書き方も、ひな型が用意され、それをマネして書けばいいだけ。
刑務所にしては珍しく、許可もスムーズにおります。
刑務所も個人の年金のことでモメたくないし、告知するよう指導されています。
年金については、入所時、出所時に一応の説明は受けますし、意外にていねい。
国としても、未納でいられるよりは免除にして、将来払わせたいんでしょう。
③家族に頼んで払い続ける
これも蓄えがあって、何とか払えるのであれば、現実的でしょう。
住民票を家族の住所に置いてあれば、納付書は家族のところに届きます。
あとはその納付書を持って、
家族に支払いに行ってもらえばOK
裁判費用、示談金、養育費・・・怒涛の出費の上、
さらに蓄えがあれば、の話ですが
払えるのであれば、払っておいたほうが、将来のことを考えるとベストのようです。
こちらは年金をもらう時「満額」でもらえるワケですからね・・・
ちなみに
「とりあえず無視して滞納し、出所後また払う」はやめた方が良い!
なぜなら、また払うと言っても、
滞納した分をさかのぼって払わないとダメだから。
さらには、過去の滞納分は利息にあたる
「延滞金」がついて、割増になるので損!
日本年金機構、テキトーな仕事しているクセに、キビシイんです!
こちらの都合を考慮して
「まぁ、刑務所じゃ仕方ないですよね」とは言ってくれない!
何事もなかったかのように、見逃して年金の納付をさせてはくれません(笑)。
そして、納めるのではなく、
年金をもらう場合はどうするのか?
つまり
ジジイの例ですが、マニアック過ぎるので詳しくは話しません・・・
結論は、もらえます。(年金保険料を納めていればの話ですが)
刑務所側の指示の下、給付の口座を作る手続きをし、許可さえ下りれば、OK
刑務所で服役している期間でも、ジジイは年金をもらえるんです。
コレを大事に貯めておけば、出所後の大事な生活費になるので、メチャ大事。
刑務所での年金手続きについて、ざっくりとまとめてみました。
次回は
「健康保険、失業保険」について、お話ししたいと思います。
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2015-11-15 15:00
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