「刑務所の常識は世間の非常識」なんてことが言われますが
実際、あの閉ざされた空間の中では何が行われているのか?
理不尽で、とにかく怒鳴られまくるんじゃないか?と思うでしょう。
刑務所だから、とわかってはいても、やはり怒鳴られると気分が悪いもの。
というワケで、怒鳴られないために知っておきたい「工場内のコトバ」をおさえたい
と思いまして、
最低限の「ムショ用語」工場版をお伝えします。
M.怒鳴られないためのムショ用語
①せんせい(先生)
刑務官様とお話をする際に、刑務官様の呼び方。
新入でまだ慣れていないうちは、必ずこの呼び方をすること。
「おやっさん」「オヤジ」はまだまだ早い。
間違っても「オッサン」とか呼ばないように。
少年刑務所では、この呼び方が標準で、半ば強制だ。
②たんとうだい(担当台)
刑務官様が、工場にて事務、監視を行う机のこと。
工場の前方中央に、舞台のように一段高い所に置かれている。
その高さといい、形といい、威圧感がハンパない。
刑務官様から呼びつけられたら、この担当台前まで出向くことになる。
③こうしん(行進)
刑務所での正式な歩き方。
朝、出役する時も、作業を終え夕方、還室する時も、テキトーに歩いてはならない。
運動に行くときも、面会に行くときも、行進して歩くのだ。
工場ごとのような大人数の時は、とくにうるさく言われる。
刑務官様だけでなく、口うるさい先輩方からも注意されるのがメンドくさい。
鉄則は「左足から」
指先をのばし、手は肩の高さまでしっかり振る。
顔はまっすぐ、下を向かない。
緊張のあまり、行進を意識し過ぎて、同じ側の手と足が一緒に出てしまい、
刑務官様に「バカヤロウ」と怒鳴られるのは
「刑務所あるある」
刑務官様が掛け声をかけ、それに合わせて行進するが、
「ひだり、ひだり、ひだり、みぎっ!」タイプの掛け声と
「いっちにー、いっちにー」タイプの掛け声がある。
掛け声がクセがあり過ぎて、何を言っているかわからない刑務官様がいる。
これも
「刑務所あるある」
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④こうだん(交談)
刑務所ではしゃべること、会話することを正式に「交談」と言う。
刑務所の工場での作業中は黙々と作業をしなければならない。
刑務官様が最も目を光らせるのは「交談」だ。
怒鳴られる原因で最も多く、厳重注意どころか誓約書も書かされる。
刑務官様のその日の機嫌が悪ければ、即、連行、懲罰となることもある。
もし、どうしてもしゃべる必要がある時は、ピシッと手を挙げて
「交談お願いしますっ!」と叫び、
刑務官様の許可を得なければならない。
⑤りせき(離席)
作業する自分の席から離れ、立つことを「離席」と言う。
刑務所では勝手に立つことは許されない。
ましてや、ウロウロと歩き回った日には、即、連行→懲罰だ。
刑務官様が最も嫌う反則行為の一つ。
なぜなら、その瞬間に幹部の巡回があれば、刑務官様の教育が悪いと怒られるから。
もし、どうしても席を立つ必要がある時は、ピシッと手を挙げて
「離席お願いしますっ!」と叫び、
刑務官様の許可を得なければならない。
⑥ぺらまわす(ペラ回す)
しゃべる、会話するの意味で「ムショ用語」
刑務官様もフツーに会話中に使う。
同じ意味で
「アゴ回す」がある。
しゃべってはいけないことを、刑務所では
「ペラ禁」と言う。
⑦ねがいごと(願い事)
刑務官様に許可を申請したり、相談をすること。
刑務官様の前に立ち、その場で口頭で伝えなければならない。
新入が緊張するポイントで、怒鳴られるポイントでもある。
刑務所ではゴミを捨てる、手紙を出す、こんなことすら勝手にできない。
すべて刑務官様に、お伺いを立て、いちいち許可をもらわないといけない。
刑務所では、急ぎの用件でない限り、勝手に刑務官様に相談してはいけない。
これら、許可や相談を受け付けるのは、
おおよそ週2回と決まっている。
このお伺いの立て方も、文言が決まっていて、覚えなければいけない。
違ったことを言うと、刑務官様はまったく無視をして聞いてくれない。
「先生、今よろしいでしょうか?594番◯△です」と始め、
「本日願い事が、二点ございます。まず一点目、~~」と続け、
「願い事は以上です。ありがとうございました」で結ぶ。
この型通りにやらないと、刑務官様は激怒し
「おめぇ、誰に向かって口きいているんだ、あぁん?」とか
「おめぇ、新訓で何を教わってきたんだ、やり直せ、あぁん?」と怒鳴られる。
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2015-06-20 15:00
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