前座の刑務所、「調査センター」。
その本丸である、
「センター工場」の生活をお送りしています。
今回も、実際に私が
刑務官様に怒鳴られた「くだらねぇ」出来事をご紹介していきます。
前回は自弁購入の「新聞」で怒鳴られたことをお話ししました。
今回の方が、納得できない話なんですよねぇ・・・(笑)
3.刑務官様へのNGワードとは?
私は逮捕され、刑務所へブチ込まれ、人生が一変しました。
って、当たり前なんですが、職を失い、金もなくなり、人間関係も壊れ、
一変と言うより、破滅。人生のどん底、絶望です。
そんな弱りきっていた当時、
NPO的なグループの方と文通をしていました。
犯罪をするような精神的問題があるわけですから、それに取り組もうと考えたのです。
彼からの手紙は、八方塞がりの私にとり、大いなる救いで、楽しみにしていました。
ただ、問題がデリケートで、プライバシーにかかわる問題なので、
NPO的な文通していた
相手も、ニックネームで名乗っていました。
留置場、拘置所にいる間は、親族からの手紙に同封してもらって、読んでいました。
ところが、です。
ある日のセンター工場で、刑務官様に呼び出されました。
「オイ!594番、◯△!担当台まで!」
―――
うへぇ、怒ってるよ。何かやっちまったかな?
「おめぇ、親からの手紙の中に同封してあった、この手紙は誰からだ?」
「は、はいっ。NPOのグループのメンバーからのモノです」
「はぁん?名前は?」
「本名はわかりません」
「おめぇ、バカにしてるのか?」
「メンバーはニックネームで運営しているので、わかりません」
「じゃあ、住所は?」
「東京の世田谷だったと思います」
「おめぇ、そんなよくわからんところと、手紙のやり取りをさせるわけにはいかねぇ」
「受け取ることはできないのでしょうか?」
「だったら、ちゃんと名前と住所を登録して、許可もらってからにしろ」
―――だから、ニックネームだし、会場は借りてるだけだし、わからないって!
不満タラタラの私は、
うっかり、言ってはいけない言葉をブチかましました。
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言ってはいけないコトバ、それは何かというと・・・
「拘置所では受け取れましたよ」
「んぁ?なんだ?ここはセンター工場だ。拘置所とは違うんだよ!」
「許可された、問題のない相手のハズですが・・・」
「おめぇ、なんだ?オレに意見しようというのか?」
「いえ、そういうわけでは・・・」
「だったら、名前と住所をあらためて申請すりゃいいんだよ!」
「ですから、NPOで・・・本名では・・・」
「あーわかった!そんなに文句あるなら、言ってこいよ」
刑務官様、ブチ切れ。PHSを取り出し、連絡しています。
「1名、抗弁にて連行、よろしく」
―――!やっちまった! 連行→調査→懲罰ルートじゃないか!
確かに、
懲役の鉄則、刑務官様には何を言われても
「はいっ!すみませんでした」
と謝っておけ、というのを守れなかった。
しっかし、この程度でブチ切れて、抗弁にて連行するか?
この時、私は
「刑務所では絶対に言ってはいけない」
NGワードをかましていました。
――「あっちの施設ではこうだった」
刑務官様は、
他の施設と比較されるのが大キライ。
もともと理不尽な理屈を押し付けて、我々を抑え込もうとしているので、
正当な理由でも反論されると、説得するには非常にメンドウなことになるわけです。
いちいち相手にしていたら、管理しきれず、暴動になるのは明白。
だから、
「うるせえ!ここは違うんだよ!」
「つべこべ言わず、言うこと聞け!」
と怒鳴り散らして、
シャットアウト。
それでも、不満顔のヤツは、
ハイ、連行!なんです。
しっかし、刑務官様を怒らせて、ホントに連行されるハメになっちまった!
おとなしく過ごして、最短ルートで仮釈放をもらって、シャバに出る
という目論見が、懲役になってわずか数ヶ月で崩れるとは!
次回、連行されるとどうなってしまうのか?をお話しします。
すみません、途中で切って。
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2015-05-08 17:00
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by 黒兎紅桜 (2016-01-03 12:34)