前座の刑務所、「調査センター」
その本丸である、センター工場にて、
4週間の訓練です。
懲役生活のイロハを叩き込まれる
「訓練」という名のシゴキですが、
刑務官様の罵倒にもめげず、仮釈放が欲しいがためにひたすら耐えていました。
が、前回、刑務官様についうっかり言い返してしまったため、
逆鱗に触れ、即、アウト。
懲役数ヶ月もしないで、
連行され、調査となってしまいました。
4.刑務所での取り調べって?
担当の刑務官様を怒らせ、連絡をされた時点で、連行は確定です。
もうこうなったら、土下座して謝っても、連行は免れません。
「処遇部門」という部署から若い刑務官がお迎えにやって来ます。
どの刑務所も塀から入ってすぐのところに
「処遇棟」なる建物があります。
事務作業は全般、刑務官様の控室など、まさに司令塔です。
その一角に
「取調室」はあり、そこで取り調べです。
よくある口論や作業拒否などは、
下っ端(看守、看守部長クラス)が取り調べ、
メンドウな件や、ゴネると、
少しエライ刑務官様(副看守長クラス)となります。
いきなり部長や統括と言われる
エライ刑務官様が出てくることもあります。
実は、ココがかなり大事なんです。
下っ端だとロクに話を聞いてくれず、「おまえが悪い」と処分されてしまうんですよ。
一度、ハメられて連行された時、納得がいかず、下っ端の刑務官に
「おエライさんが聞いてくれるまで帰らない!」
と、
ウソ泣きまでしてゴネたこともあります。
納得のいかない件では、ゴネまくって、絶対におエライさんに話を聞いてもらう。
普段マジメにやっていれば、の条件付きですが、
おエライさんの方が、言い分を聞いてくれ、処分が変わるんですよ。
ただし、毎回おエライさんが対応してくれればいいのか、というと・・・
「おまえ、今日は外部からの取り調べが来ているからな」
―――はぁ?
「おまえに別件で話を聞きたいと、◯△県警の刑事が来ている」
―――うわぁ!
警察の取り調べじゃねえかよ!何かめくれちまったか!
「ということで、ここで取り調べを受けてもらうからな」
―――おエライさんは関係ないのかよ。予告編かよ!
そんなわけで、刑務所内での事件の取り調べだけでなく、
逮捕される前にやらかした余罪が発覚して、その事情聴取や
まったく別件なのに、警察が参考人として事情聴取する場合、
検察官が、共犯の裁判について、調書を取りたい場合など、
警察、検察の取り調べ、という
予想外の危険球パターンもあるんです。
ある日突然、警察から取り調べがやって来て、連行され、そのまま戻ってこなかった
まさかの余罪発覚、別件で起訴!
つまりは、
増し刑になり、シャバに出る日がさらに遠のく・・・
そんな懲役の仲間を3人ほど目の当たりにしました。
思わず合掌ですよ。
どん底だと思っていたのが、実はさらに底があったという!
考えただけでも、冷や汗、恐ろしい・・・
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警察からの取り調べと比べりゃ、私の取り調べなんて、ショボイ、ショボイ。
でも、ちょっと聞いてくださいな。
この日は幸運にも、統括(おエライさん)が取り調べ。
刑
「カッとなって、担当に言い返したそうじゃないか?」
―――オイオイ、そういう話になっているのかよ。
刑
「まだ懲役始まったばかりだろ?何をやっているんだ!」
私
「すみませんでした」・・・反論したい気持ちを抑え、あやまり侍に徹します。
刑
「こんなんで、調査・懲罰になってたら、仮釈放なくなるぞ」
私
「すみませんでした」・・・それだけはやーめーてー!
刑
「ここは刑務所だ。身元のハッキリしている相手でなければ手紙は許可できない」
私
「そのNPOはきちんと活動もしていて、自分の更生、社会復帰に必要です」
刑
「ダメだ。とにかく、個人名と固定の住所でなければ、許可しない」
私
「拘置所では、許可されていたんですけど」―――またNGワード言っちゃった。
刑
「そんなこと知らん」
そんな噛み合わないやり取りをしていると、刑務官様は苦笑して、
「おまえ、ココは刑務所なんだよ」
「ココに来たのは誰のせいだ?」
「オレが悪いって言うのか?」
「ココにはココのやり方がある」
「担当の指導に従うのが懲役だ」
と、
反論のできないマシンガン「説教」にてノックアウト。
それ言われたら、ホリ◯モンでもない限り、一般受刑者は何も言えねぇ。
しかし、あやまり侍に徹したのと、手紙の内容がマジメなものだったので、
どうしたことか、無罪放免。
首の皮一枚つながって、戻りたくもないセンター工場に戻されましたとさ。
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2015-05-09 15:00
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