刑務官様はハメるのがお好き・・・ジャラジャラ鍵トラップ

前座の刑務所、「調査センター」。

そこの本丸、センター工場の影の主役である「刑務官様」。


前回まで、刑務官様のお話しをしていましたが、

今回は「さすが刑務所！」的な、

刑務官様の異常ともいえる

執拗な「理不尽」的行動をご紹介します。


1．ハメるのに必死な刑務官様
懲役たちは、昼間の時間、「工場」と呼ばれる作業場に行かされて、

「懲役」である強制労働をさせられます。


強制労働といっても、鎖でつながれて、ムチで打たれながら・・・ではなく

その内容は、誰でもできる「軽作業」がほとんどです。


とくに、ここセンター工場は４週間しかいないため、

技の習熟がほとんど必要のない、センスだけが要求される

「お守りのケータイストラップ」などという、ワケわからんモノを

チマチマと作らされます。


これだけ聞くと、

「何だ、懲役の作業って楽勝じゃん」

と、思うでしょ？


それが、甘いんだな・・・

以下に、作業中の鉄則を挙げておきます。


①一言もしゃべれない

②両足そろえて、かかとは着けて座る

③ひじはついてはいけない

④視点は一つ、頭を動かしてはダメ

⑤手を止めてはならない


こんなムチャな感じのことを、常に要求してきます。

いやいや、15分はできるけど、２時間ずっとですよ。ムリでしょ！


「疲れた～」といって、フゥーっと一息つき、手を止めたら、アウト！

「肩凝ったな」と、首を曲げたり、顔を上げたら、アウト！

首や顔を一切動かせないのって、キツいっすよ・・・


刑務官様は、懲役を怒鳴り散らすことに命を懸け、生きがいを感じていますので、

「おめぇ、こら！何やってるんだ！」

と、速攻で刑務官様に怒鳴られます。

続けて怒鳴られたら、レッドカード。ホントに連行され、懲罰になります。


この「センター工場」は、懲役なりたてのヤツらを徹底的にシゴクのが目的なので、

大目に見ることが一切なく、難癖つけてでも怒鳴り散らしてやろうと、

懲役たちが油断するのを「今か、今か」と窺い、目を光らせているんです。


こちら懲役たちも、怒鳴られては気分が悪いので、必死にディフェンスします(笑)。

そこで、刑務官様は、懲役たちが怒鳴られるように「ハメよう」と


さまざまな「ワナ」を仕掛けて、

「卑怯な」手段を使ってでも

怒鳴られるように仕込んできます。


一番お手軽だけど、ハメられやすいのが

「ジャラジャラ鍵トラップ」

これは何かと言うと・・・


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2．ジャラジャラ鍵の音トラップ
作業中は、何が起ころうとも、刑務官様の許可がなければ

顔を上げたり、頭を動かしたり、目線を変えたりするのは

一切禁止。アウトです。


隣のヤツが「バタン！」と、ぶっ倒れようと、

前のヤツが「しぇしぇしぇ～～」と、奇声を上げようと、

後ろのヤツが「ブッ殺してやる！」と、ケンカを始めようと、

絶対に反応してはならない・・・


刑務官様は、これを逆手にとって卑怯なことをしてくるんだな。

作業している懲役たちの周りを、ソロ―っ、ソロ―っと巡回するんですが、

腰にヒモでくくりつけてあるカギ束を、手に持ち、

目の前で、わざと「ジャラジャラ」と、音を立てるのです。


急に目の前で音がするので、ビックリしてしまい、

反射的に顔を上げたり、頭を動かしてしまうのが、人間というもの。


ところが、これが、アウト！

「待ってました！」とばかりに

「おい、コラ！なに動いてんだ？」

「おめぇ、今は作業中じゃねぇのか」

「誰が、顔を上げていいと言った！」

「作業に集中してねぇんだよ！」

と、マシンガンのごとく、怒鳴り散らします。


でも、どうよ？

そりゃあ、作業中に音に反応して、顔を動かしたのが悪いんだけれども、

目の前で突然、ジャラジャラやられたら、反応しちゃうでしょ！


手法はチンピラ、これぞ理不尽！


我々懲役を怒鳴り散らして、

痛い目に遭わせ、ビビらせて、

今後、刑務官様に逆らわないように、

そして作業はマジメにやるように、

カラダで覚えさせてやろうと、狙っているわけですよ・・・


だから、規則を徹底的に覚えさせるのが目的のハズが、いつの間にか

刑務官様が怒鳴って、ビビらせるのが

刑務官様の最大の目的になってしまい

何だか、刑務官様のストレス発散の場？としか思えんのですよ。



懲役がツラいのは、作業のムズカシさにあらず！

刑務官様の監視による「不自由さ」にあると言えます。



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タグ：刑務官 調査センター 分類