前回、ようやく「拘置所→刑務所」に移送され、新しいステージに移りました。
めでたし、めでたし。
刑務所に来ることで、腰を落ち着けて生活できる、と喜んでいたのですが・・・
「ここは刑務所だけど、まだ刑務所ではない」
という、禅問答のような刑務官様の一言で、
「調査センター」という、
どこの刑務所に振り分けるかを分類する、
「前座」の刑務所であることが発覚!
「早く落ち着かせてくれよ!」
次から次へと、苦しめるカードを切ってくる刑務所に振り回され、
もう、泣きそうです。
1.またケツの穴まで検査ですか!
新しい施設に来ると、まずやることは、
「人定質問」
①自分の名前、②生年月日、③罪名、④刑の満了日 を
言わされます。
「『調査センター』って、いったい何よ。洗脳とかされちゃうんじゃないの?」
なんてことを考えていたので、
とっさに答えられず、
「
てめぇのことなのに、忘れちまったのか?あぁん?」
刑務官様に、いきなり
怒鳴られました。
そして、お約束の
「身体検査」です。
「はい、全部脱いで!」
「ケツをこちらに向けて、広げて!」
「サオを持ち上げて、タマ見せて!」
「真珠は入れてないな?入れ墨は?」
下ネタか?下品なこと言うんじゃない!と、お思いでしょうが、
まったくこの通りに言われるのだから、仕方がない。
拘置所で体験しているとはいえ、慣れるもんじゃない。
ただただ、屈辱。懲役を実感。
あと何回、この屈辱の身体検査を受ければいいんだ・・・
結論から言うと、
まだ3回も受けることになります(笑)。
自分の体の貧弱さ、いろんな部位のお粗末さに、また落ち込むんですよ・・・
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2.意外にも優しい刑務官様
ようやく、「調査センター」という、建物に移動です。
ズラリと並ぶ刑務所の建物を横目に、どんどん隅っこの方に向かいます。
「オイオイ!これじゃあ、裏庭だろ。草取りか?」
と思うほど、
はなれの方に調査センターの建物はありました。
白い3階建ての、鉄格子がはめられた、いかにも、な建物です。
担当の刑務官様のところに連行され、
訓示を頂戴いたします。
「
また怒鳴られるのか? 覚悟しとけよ、って脅されるのか?」
と思っていたら、ここのオヤジさん(刑務官様)は違いました。
「
何かわからないことがあったら、すぐに申し出るようにな」
あれ?・・・
「おめぇ、あぁん?」とか言わないじゃないの!
フツーで、マトモな人もいるんだ!と新鮮な驚きです。
我々懲役を、人間扱いをせず、怒鳴り散らすのが当たり前、と
悪いイメージしかないので、拍子抜けです。
さっそく、案内されたのが、なんと
独居房!(現在は単独室と言うが)
やったぜ、
懲役の勝ち組じゃないか!
独居房なら、気をつかわずに済み、イジメもないから安心だ!
そして、すぐに懲役の作業をやるよう、指示が出ます。
その作業とは、なんと、
ハンガーに貼ってあるシールをはがす
という、
超・単純作業。
「これが作業か?ナメてんのか!」
と、思わず毒づきたくなる内容です。
「
ひょっとして、自分はできないヤツとか、アタマおかしいと思われてるのか?」
あまりのカンタン作業に、悪いことを勘ぐってしまいます。
「オイオイ!これが懲役か?」
「調査センターって、楽勝じゃね?」
これが、
初日の素直な感想です。
ところが・・・やはり刑務所、そんな甘いところではなかった。
2週間後には地獄を見ることになるのです。
楽勝どころか、懲役の間で、
一番ツラい期間でしたよ!
次回は、調査センターでの生活をお話ししていきます。
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2015-04-23 17:00
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