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ある日突然逮捕されたら③ (本人ができること) [逮捕]

今回は逮捕されてから、本人が早めに手を打っておくべきことをお話しします。

逮捕後マニュアル」とでも言いますか、

お役に立てば幸いです。


弁護士をつけるということは初回に申しあげました。

初日、二日目は警察署で取り調べを受け、検察、裁判所にも連行され、忙しいです。


ただでさえ、不安と混乱でパニックになっているというのに、

これから打つべき手を、落ち着いて考えるヒマがありません。

事態が少しでも良い方向に進むよう、時間を見つけてやりましょう。


①事件の概要を紙に書いておく
弁護士に自分の事件の内容を知ってもらい、的確な対策を立ててもらうために必要です。

「面会した時に、話せば済むじゃねえかよ」と思うかもしれませんが、

相手にわかるように、かつ詳しく話すことはムズカシイ。

その上、時間がかかります。


弁護士はあなただけを担当しているわけではありません。

混乱させないためにも、確認しやすくするためにも、紙に書いてお渡ししましょう。


②連絡先を把握しておく
事件にもよりますが、ケータイを証拠品として一時的に押収されることが多いです。

今どき、多くの人がケータイ・スマホにしか連絡先は入れてなくて、

紙の手帳や、自宅のメモに連絡先を別に残しているという人は少ないハズ。


となると、ケータイ・スマホがないというのは致命的。

職場、友人、力になってくれそうな知人、場合によっては被害者関係に

連絡を取りたくても、どうにもなりません。


今後、証拠・証言で助けられるかもしれませんし、

示談のカギを握っているかもしれませんし、

連絡先をゲットして、弁護士に頼み、できるだけ早く連絡を取りたいところです。


取り調べの際、頭を下げ、なんとか

ケータイの中に入っている電話番号、メールのアドレスをメモさせてもらいましょう。

「示談の交渉、証人について、弁護士に連絡を取ってもらう」と言えば、断れません。


書いたメモは、「宅下げ」という形で弁護士に渡すことが出来ます。


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③取り調べの内容をメモしておく
弁護士によっては、毎日の取り調べ内容を書くように、雛型となったノートを渡します。


毎日取り調べの後は、取り調べの項目はもちろんのこと、

刑事の会話、被害者の話、証拠品の話、違和感を覚えたことなどを、

思い出す限り詳細にメモしておきましょう。


これを弁護士に渡して、対策を立ててもらいます。

ただ待っているだけではダメです。


取調べ時に、暴言を吐かれたり、自白を誘導されたりすることもあるかもしれません。

自分の時は、刑事が事前に考えていた「事件を起こすまでの脚本」通りに自白しないと、

そうじゃないだろ!」とか

そんなこと通用すると思ってるのか!

と、声を荒らげられるので、ストーリーを認めざるを得ませんでした。


そうしないと、延々と取り調べが終わらないし、

お前、もっと厳しくやってやる

と脅されるんですよ。ホントに。
  

そのような場合、詳細に記録をつけていれば、今後有利に働くこともあります。

まあ、そんなことは今はないと思いたいですが・・・


④手紙を書きましょう
被害者の方、勤務先の上司、力になってくれる友人、謝るべき人・・・

一刻も連絡を取った方がいい人は必ずいるはずです。


「弁護士が連絡を取ってくれたからいいや」では想いは伝わりません。

会えなくても、直筆で自分の言葉で伝えたほうがいいに決まってます。

証人として出廷をお願いしたり、嘆願書を書いてもらったりするなら尚更です。


家族、彼氏・彼女には、話すより、手紙の方が冷静に伝えることが出来ます

被害者の方に送る時だけは、事前に弁護士と相談して慎重にやってください。

感情を逆撫でしてしまうこともあるようです。


⑤お金の管理をする
弁護士費用、示談金、損害賠償金、引っ越し費用、家族への生活費・養育費・・・

お金がかかることばかりです。


まずは、どこにどれだけ持っているか、返済するお金はないか、思い出してください。
  
株や債券・土地・マンション・貴金属・・・お金に換えられるものもあるかもしれません。

通帳・印鑑・カードなど保管場所を家族等信頼のおける人に伝えて管理してもらいます。


無理ならば弁護士に頼みます。
  
税金・ローン・クレジット・サラ金・・・働いていれば何てことない?支払いが重くのしかかります。

自分は思いのほか高い市民税の支払い請求にやられました。


ぼやぼやしていたら、勝手に父親がすっかり処分、配分してしまっていた!

そして、奥さんには離婚まで勧めて、本人の手元には何も残っていない!

という、悲惨な人が周りにいました。
  

次回は留置場での生活をお話ししたいと思います。

留置場と拘置所と刑務所、似ているようでその生活はだいぶ違います。  


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