このところ「刑務所の食事」の話ばかり続けていました。
まだまだ「メシネタ」はあるのですが、
一旦他の話題に変えたいと思います。
たまには「少しは使える」話をしなければ、と考え、思いついたのがコレ。
「クルマの運転免許証」について…
数ヶ月で出てこられる「ションベン刑」の懲役さんには関係のない話ですが
実刑となり、刑務所に入れば数年は出てこられないのが、多数派のハズです。
今回は
自動車の運転免許証と刑務所の関係についてお話しさせてください。
1.免許の維持は可能
まさか、刑務所に入ってしまえば免許の更新はできないと思っていませんか?
有効期限が切れてしまえば、それまで・・・あきらめるしかないと思っていませんか?
実は、
刑務所の中でも「免許を維持することは可能」なんです。
このわかりにくい説明には、ちゃんと理由があります。
結論は
「更新はできない」しかし・・・
「失効した後、再発行してもらえる」
という、何ともお役所の手続きっぽいカラクリとなっております。
だから、
刑務所にいる間も、自分からキチンと申請すれば、免許の維持はできます。
コレって、結構大事なことだと思います。
毎回更新のたびに警察に個人情報を把握される「不快感」はこの際置いておいて・・・
現実の社会では「運転免許証」が一番の身分証であることは間違いありません。
ましてや、
元受刑者が出所して「身分証」を持っていることは最低条件でしょう。
刑務所の中でも、威勢の良い兄ちゃんは、よくこう言うんです。
「免許~?んなモン、いらねぇよ!」
しかし、
シャバに出てみると、運転免許証がないと不便なことが多いです。
申し込み・手続きの際はいちいち身分証の提示が求められるのは、ご存知の通り。
んで、運転免許証なら一発でパスなのに、他の身分証だとメンドくさいですよね。
また、出所後に取り直せばいいと言っても、
時間とカネがかかります。
スッカラカンで切羽詰まった元受刑者にとって、
免許取得の数十万はデカいです。
一番の身分証である運転免許証がないことは、就活の足かせになるかもしれません。
運転免許を持っていることで、とりあえず仕事にありつけるパターンもあります。
というワケで、
「免許?そんなもん、いらん!」は、もったいないです。
ちっぽけなプライドのために、
刑務所内で見栄や虚勢を張るとイタイ目に遭います。
身近な方で「刑務所内で免許が切れる」人がいたら、手続きを勧めてください。
では
「免許の維持はできるが、更新はできない」というのは、どういうことなのか?
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