ここのところ、刑務所から早く出所する方法、つまりは
「どうやって仮釈放を多くもらうか」のお話しをしてきました。
前回までは、大震災の後、被災者支援の寄付金の募集が刑務所側からかかったら
「寄付をすれば、早く出所できるらしい」
という
都市伝説に振り回され、ほとんどが寄付に殺到したうえに、
お金持ちの人は、より早く出所したいために50万円もの大金を寄付したお話、
さらには、
結局仮釈放には、寄付は何ら影響がなかった残念な話をしました。
当たり前と言えばその通りなんですが、みんなワラにもすがる思いなんです。
そして、寄付に関しては、懲役が聞いたらガッカリするような話がまだありまして・・・
4.寄付は仮釈放に全く影響なし?
前回、私が仮釈放の面接を受けている時、面接官がひょんなことから
「寄付とかまったく関係ないからね」
と言い放ちました!
うすうす気づいてはいたが、
懲役たちの希望を砕く、信じたくない事実でした。
まぁ、自身の犯罪の被害者とは関係のない、被災者に寄付しても、どうなの?
そんなんで、仮釈放に影響が出るほど単純・楽勝なものなの?と疑いますよ。
被災者、被害者を間接的にバカにすることにもなりますしね。
しかし、
驚いたのは、直接の被害者でなければ、寄付は関係ないと言うのです。
これは裁判の際、被害者と示談をしたいために、示談金を渡そうとします。
ところが、ハナから示談の交渉をしてくれなかったり、
交渉の話を聞いて、示談金を受け取ってくれない場合が多いのです。
それまで、の話なんですが、示談も一個も成立できないとなると、
裁判の際、ますます不利になって、キビシイ判決となってしまうので
それを避けようと、苦し紛れに「寄付」をするパターンが多いんです。
犯罪被害者の支援団体などに寄付金をおさめることで、
示談金の代わり、贖罪寄付として
裁判所に、
「被害弁済」と認めてもらおうとする方法です。
これはこれで、ちゃんとした手段であると思うし、
金銭での弁済を一切しない、という加害者も多いので、
仮釈放の時に、少しは有利な条件として認められるのかな?と思っていました。
ところが、面接官が遠回しに言うには、
「被害弁済でもない、示談金でもない、寄付金は寄付金。まったく関係ない」
と、寄付金に関しては、するのは勝手だけど・・・と
全否定でした。
50万円も寄付したFさん、あなたにとっちゃあ50万円は屁でもないだろうけど
「何の意味もない、出所は早くならない」
と、聞いたら、落ち込む?怒り狂う?んだろうな。
しかし、
あのホリ◯モンさんも、似たような寄付をしていまして・・・
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