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理不尽の城・調査センター⑩・・・残飯厳禁?キウイフルーツは皮も食う [分類・調査センター]

前座の刑務所、「調査センター」

その本丸、センター工場では、どうしてこれほどまで早食いをするのか?

前回は、その理由①をお話ししました。


ちなみに、他の刑務所に行ったら、そんなことはないんですよ!

食事中にTVをつけてくれますし、

刑務所によっては、食事中、会話しながらもOK。


刑務所によっては、NHKの朝ドラを録画で流すので、

刑務官様と、「能年ちゃんはかわいいよな~」とか言って盛り上がったりもします。


ところが、新入りの懲役たちを徹底的にシゴくのが目的である

「センター工場」はそんな甘いことは、一切ナシ

「殺伐」というコトバがこれほど似合う場所を私は知りません(笑)


2.キョロキョロしただけでメシ中止
センター工場での懲役たちが、わき目も振らず、早食いをする理由。

第二に、それは刑務官様が、異常なほど食事中の動きに対し、キビシイから


刑務官様は、懲役同士で食い物のやり取りがないよう、目を光らせています。

横を向く、腕を伸ばす、など、アヤシイ動きをしたら、一発でアウトです。

それは、ありがたいことではあるんです。


慣れてくると、強いヤツ、弱みを握ったヤツが、弱いヤツのメシをたかります。

これを「シャリあげ」と言うのですが、

ホントに、弱いヤツは毎回取り上げられるので、悲惨です。


こんな、理不尽な力の構造ができないよう、刑務官様が見張ってくれています。

実は、これも裏取引、黙認、といった恐ろしいことがあるのは後ほど話します)


Cくんは、その日に出たグレープフルーツまるまる1個を見て、困りました。

「これって、1人1個食べていい、ってことだけど、どう食べるんだ?」

刑務所なんで、皮がむかれているはずもなく、半分にカットすらしていない。

「えっ?自分で手で皮をむけばいいのか?」

周りの懲役たちは、猛然とグレープフルーツに襲い掛かります。


バリバリと皮をむいて、口に詰め込む者、

スプーンの柄を使って、半分にカットし、器用にほじくって食べる者、

人それぞれですが、みんな迷いがない


Cくんはどうしたらいいのかわからず、周りをキョロキョロと見ていました。

「おい、C!おめぇ、何キョロキョロしてんだ!」

「いえ、何でもないです」

「怪しい動きをしてんじゃねぇ!誰かとやり取りしてんのか!」

「いえ、大丈夫です」

「じゃあ、なんであんなにキョロキョロしてんだ」

「してないですよ!」

「何だ?オレに抗弁するのか?おめぇ、食うのをいったん止めろ!」



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理不尽の城・調査センター⑨・・・食事は5分、詰め込むんだ! [分類・調査センター]

前座の刑務所、「調査センター」

その本丸である、「センター工場」についてお話ししてきました。


今回は、懲役生活で数少ない楽しみの一つ「食事」についてお話しします。

メニューや個々の食べ物については、また後日しつこくお話しする予定です。

そうではなく、「昼食の風景」を取り上げます。


1.食事時間は5分が常識
朝食、夕食は舎房(部屋)にて、それぞれ食事をします。

昼食だけ、工場の食堂にて、全員そろって食べます


ここでカン違いされそうなんで、言っておきますが、

食堂といっても、作業場の隅っこの囲ったスペースに、

粗末なテーブルとパイプ椅子、そしてTV1台が置いてあるだけ。


食堂には、まかないさんがいるワケでもなく、厨房などもちろんありません。

「炊場」と呼ばれる調理場にて、懲役たち自らが食事を作ります


それらが11時くらいには運ばれて来て、自分たちで分けて盛り付けます。

それらが全員分、ちゃんと同じ量で分けられているか刑務官様がチェックします。


こんなメンドくさい過程を経るので、食べ始める12時にはすっかり冷え冷えです。

冬場は、暖房もない中、冷めきった汁物などすすると、かえって寒くなります。



食事がスタートすると、全員ものすごい勢いで食べ始めます

食べているというより

「詰め込んでいる」

と言う方がピッタリです。


なぜ、食事の時までこんなにストイックなのか?

刑務官様は「早く食え!」などと一言も言っていません


第一の理由として

昼食時間、片付けを含めた休憩時間はたったの30分。 

(注:一般の工場は40分なのに、センター工場はゲソられてるのよ!)


メシを全員が食い終わらないと、片づけに入れない

片付けが終わらないと

「TVをつけてもらえない」、「新聞を読ませてもらえない」

システムになっているんです。


メシをモタモタ食っていたら、TVを見たり、新聞を読む時間が削られる

センター工場にいる時期は、部屋でTVも見れず、娯楽が制限されているので、

この時間のTVや新聞に、命を懸けている懲役たちも結構いるんです。


だから、チンタラ食っていたら、全員に注目され、目で殺されます

自分がイジメられないため、全員猛ダッシュ食いです。

食事時間、なんと5分!


味わってる?・・・トンデモナイ!

噛んでる?・・・そんなヒマない!ほぼ丸飲み!

5分で間に合うの?・・・遅れたら、全部残す!


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刑務官様はハメるのがお好き・・・ジャラジャラ鍵トラップ [分類・調査センター]

前座の刑務所、「調査センター」

そこの本丸、センター工場の影の主役である「刑務官様」。


前回まで、刑務官様のお話しをしていましたが、

今回は「さすが刑務所!」的な

刑務官様の異常ともいえる

執拗な「理不尽」的行動をご紹介します。


1.ハメるのに必死な刑務官様
懲役たちは、昼間の時間、「工場」と呼ばれる作業場に行かされて、

「懲役」である強制労働をさせられます。


強制労働といっても、鎖でつながれて、ムチで打たれながら・・・ではなく

その内容は、誰でもできる「軽作業」がほとんどです。


とくに、ここセンター工場は4週間しかいないため、

技の習熟がほとんど必要のない、センスだけが要求される

「お守りのケータイストラップ」などという、ワケわからんモノを

チマチマと作らされます。


これだけ聞くと、

「何だ、懲役の作業って楽勝じゃん」

と、思うでしょ?


それが、甘いんだな・・・

以下に、作業中の鉄則を挙げておきます。


①一言もしゃべれない

②両足そろえて、かかとは着けて座る

③ひじはついてはいけない

④視点は一つ、頭を動かしてはダメ

⑤手を止めてはならない


こんなムチャな感じのことを、常に要求してきます。

いやいや、15分はできるけど、2時間ずっとですよ。ムリでしょ!


「疲れた~」といって、フゥーっと一息つき、手を止めたら、アウト!

「肩凝ったな」と、首を曲げたり、顔を上げたら、アウト!

首や顔を一切動かせないのって、キツいっすよ・・


刑務官様は、懲役を怒鳴り散らすことに命を懸け、生きがいを感じていますので、

「おめぇ、こら!何やってるんだ!」

と、速攻で刑務官様に怒鳴られます。

続けて怒鳴られたら、レッドカード。ホントに連行され、懲罰になります。


この「センター工場」は、懲役なりたてのヤツらを徹底的にシゴクのが目的なので、

大目に見ることが一切なく、難癖つけてでも怒鳴り散らしてやろうと

懲役たちが油断するのを「今か、今か」と窺い、目を光らせているんです。


こちら懲役たちも、怒鳴られては気分が悪いので、必死にディフェンスします(笑)。

そこで、刑務官様は、懲役たちが怒鳴られるように「ハメよう」と


さまざまな「ワナ」を仕掛けて

「卑怯な」手段を使ってでも

怒鳴られるように仕込んできます


一番お手軽だけど、ハメられやすいのが

「ジャラジャラ鍵トラップ」

これは何かと言うと・・・


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理不尽の城・調査センター⑧・・・刑務官様はどうしてエラそうなのか? [分類・調査センター]

前回、刑務所での「神」刑務官様について、基礎知識をお話ししました。

これから何回か、前座の刑務所、「調査センター」本丸である、

「センター工場」の刑務官様についてお話しします。


今回はまず、刑務官様はどうしてエラそうなのか? を

元懲役、元受刑者の私が、偏見と独断で分析いたしました(笑)。

こんなアホなこと、書いている人間はいないだろうし、

絶対間違いない、と自信アリです。


1.どうしてエラそうに見えるのか?
刑務所内では、刑務官様は「神さま」です。


神さまですから、おっしゃることは絶対なのですが、

カッコつけたいのか、本気で考えているのかわかりませんが、

威厳を保つため?エラそうに、おコトバを放たれます


エラそうな言い方もさることながら、制服がそれを演出しているんですね。

とくに、制帽。 

あのやたらと上に広がった帽子が威圧感抜群なのです。

軍人、警察官、刑務官・・・ナメられたら困る職業はみんなこの形ですよね。


んで、あの制帽は自然と目深にかぶるようになっていて、かつツバが大きい

相手を見るためには、自然とアゴをあげて、上から見下ろす形になる


つまり、懲役から見ると、意図せずとも「上から目線」の出来上がりで、

かつツバで目のあたりが影になるので、目つきが鋭く見える、という効果も。

勝手な分析ですが、スゲェ、よくできた代物だと思いました。


この格好で

「おめぇは懲役なんだよ!刑務官の言うことは絶対なんだよ!」

と、怒鳴られるわけですから、フツーは逆らえないですよ・・・


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理不尽の城・調査センター⑦・・・テロリスト?イカレた懲役の仲間たち [分類・調査センター]

刑務所に入ると、

「モノなし、自由なし、名誉なし、女なし」 の

ないもの尽くしで、苦労しますが、


なんと言っても苦労するのが

「人間関係」

でしょう。


閉鎖された狭い世界で、強烈なストレスの中過ごしているので、

「目つきが悪い」とか「悪口を言った」とか、ちょっとしたことでもトラブルです。


しかし、環境だけに問題があるかと言うと・・・?

さすが刑務所に来るだけあって、人間そのものに問題がある?と思う人もいるワケで


まだ懲役が始まったばかりの「調査センター」では、

その人の過去を、調べようがないからといって、

自分のことを大きく見せようと「ホラを吹くヤツ」が続出です。


ひとクセもふたクセもある厄介な

でも、傍らから聴いている分には最高に笑える人達

そんな愛すべき「奇特な懲役の仲間たち」のお話しをします。


1.国際テロ組織の一員だったB君
ある日、昼食を食べ終わって、しばし休憩の歓談中。


同じテーブルにつく、24歳のBくんは、新聞を眺めながらつぶやきました。

「オレってさぁ、虎だったんだよね」

???周りにいる懲役たちは何のことかわかりません。


「お前ら、虎って知らないの?常識ないねぇ」

「熱狂的阪神ファンですか?」

「バカ、違うよ。LTTE知らないのか?」

「・・・・・・」

「スリランカのタミル・イラーム解放の虎だよ」

「あっ!それ新聞に出てたよ。内戦やってるゲリラ組織でしょ?」

「まぁな。ゲリラ組織と言うよりは、国際テロ組織と認識されているがね」

「えっ?そこにいたの?」

「そこの一員として戦っていたから」


色白で華奢な、今どきのルックスの24歳の若者のBくん

とても、戦闘地域で戦闘員として参加していたとは思えません。

あまりの予想外の大ボラに、全員あっけにとられてしまいました。


「えっ?スリランカに渡る前は何やっていたの?戦闘訓練とか受けたの?」

「いや、◯△体育大学でアーチェリーやっていたよ」

「はぁ?」

「オレって優秀だからさぁ、推薦で大学に入ったんだよ」


もう、話が飛び過ぎて、何のことだかついていけません。


そんなBくんは、24歳にしてすでに再犯。2回目の刑務所だと言います。

センター工場での4週間を終えると、一人だけ再犯の少年刑務所に行きましたとさ。


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理不尽の城・調査センター⑥・・・シゴキはホントにあるのか? [分類・調査センター]

前座の刑務所、「調査センター」

その本丸 「センター工場」にブチ込まれて、4週間の訓練?調査?生活です。


出所した今も思うのが、

「あそこでの訓練だか調査だかって意味あるのか?」です。


その人の性格や行動で、行く刑務所を振り分けているわけではないし、

新入訓練は、また送られた刑務所で、2週間もやるんですよ!


さて、気になるのは、調査センターのような新人の懲役を受け入れるところでは、

「シゴキは本当にあるのか?」

ということです。


この21世紀の日本で、人権尊重が叫ばれているご時勢、

「そんなもん、マンガの中の話で、実際あるワケねーだろ!」

と思うでしょ?


結論から言うと、シゴキはあります

STAP細胞のように「ないのに、ある」とは言いません。

今回は、その「シゴキ」のお話しをします。


1.懲役の若造にシゴかれます!
「シゴキ」というと、どんなものを想像しますか?

炎天下の中、竹刀を持ったオヤジに怒鳴られながら、ひたすら走らされる・・・

水を飲むことは許されず、ひたすら基礎トレーニングをやらされる・・・

そんなイメージでしょうか?


それと比べれば、刑務所のシゴキなんてヌルいです。

ただ、試合に勝つとかの目標がない上、頑張ったところで報われることはない。

しかし、ひたすら罵倒される

肉体的より精神的にツラいんだと思います。


朝一番で運動があり、60分も時間が確保されています。

晴天時はグラウンドに出ますが、出るまでが長い!


「おめぇら、チンタラ並んでるんじゃねぇ!」 と、整列では何度もやり直し、

「おめぇら、数も数えられねぇのか!」 と、人員確認の番号を何度も叫ばされ、

「おめぇら、前後左右で行進を合わせろ!」 と、行進を何度も繰り返し、

「おめぇらは懲役なんだよ!」 と、ベンリなコトバでお説教。


このままずっと終わらないんではないかと思わせれば、思うツボ

精神的に参ってしまい、終わらせるためには、とりあえず言うことを聞く・・・

洗脳、つまり懲役の基本技ですね。


私は体力がないので、グラウンドに出る前に、行進だけで息が切れていました。

グラウンドでは、ほとんど筋力トレーニングで終わります。

よく考えると、屋外に出る必要性はあまりないんですよ。


この「筋トレ」では、前回お話しした、「衛生係」がシゴキの鬼として、大活躍します。

(注:衛生係とは作業指導の補助や、清掃、配膳などを受け持つ懲役のこと)


まさか、まさかの、展開です。

同じ懲役の若造からシゴかれるとは!

てっきり、刑務官様が怒鳴り散らしながら、ムチャクチャ運動させる想像でした。


そのメニューとは・・・


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理不尽の城・調査センター⑤・・・懲役がお守りを作ります? [分類・調査センター]

刑務所の前座、「調査センター」

誰しもが行くワケではなく、選ばれし者たちだけが行けるのです。


若者、生命犯、性犯・・・

ざっくりいうとこんな感じの者たちですが、懲役の中でも

「負け組」と言っていいでしょう

だって、「調査センター」に来たことが、もう痛恨の「敗戦」です。


今回は、調査センターの作業場、「センター工場」の日常をお話しします。


1.受刑者にお守りを作らせるとは!
調査センターで、なんだかよくわからない「調査」をされている間、

4週間という期間、必ず「センター工場」に行かされて、しごかれます

そこで、過剰なくらいの「懲役のイロハ」を叩き込まれるわけです。


もちろん、懲役ですので、昼間は基本的に「作業」をさせられます。

いろいろと、細かい作業があるのですが、一番ウケたのがコレ

「お守りストラップを製作」


某神社、あ、隠すことないか・・・

「高◯穂神社」で売る商品

ケータイのストラップになるお守りを製作するというモノ


犯罪者にお守りを作らせるのか?

んで、懲役の作業でやらせることか?

お守りじゃなくて、悪い事が起きるな

と、一般の方は絶対に思うはず(笑)


何と、ブラックジョークなグッズだ!

作っている懲役たちですら、苦笑いですよ。


「こんなモノ、買うヤツの気がしれねぇよ」

「ま、誰が作っているかわからんからね。それにしても、詐欺だろ、こりゃ」

「懲役たちの怨念がこもっているので、呪いにかけられる」

「あー、確かに、悪いことばっかり起きそうだな」


こんな会話で、懲役たちは盛り上がっていました。

ところが、このストラップお守り、作るのが結構難しいんです。


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理不尽の城・調査センター④・・・朝から裸で踊ります [分類・調査センター]

シリーズでお話ししています、前座の刑務所、「調査センター」

楽勝かと思っていたら、「センター工場」は激辛だった!


「刑務所に行く前に、懲役のイロハを叩き込んでやる」

「恐怖を植え付けて、刑務官の言うことをよく聞く懲役を生産する」

「最初にビビらせておけば、後の管理がラク」


そんな方針で、センター工場はやっているのだ、と確信しました(笑)

今回も、くだらない「お作法」をご紹介します。


3.素っ裸で点検受けるんですか!
懲役になると、「工場」と呼ぶ作業場に行き、作業をします。

もちろん、同じ刑務所内で、歩いて2~3分。


面倒なのは、着替えなければならないことです。

舎房着(部屋着)→工場着(作業着)へ。


狭い更衣室にブチ込まれ、他の懲役にぶつからないように注意して

工場着に着替える・・・のが普通ですが

脱ぐまでで、まだ、着てはいけない!


更衣室で脱いだ後、出口で「検身」を受けなければならない。

「検身」とは、ボディーチェックのことですが、

さすが、刑務所・・・ちと違う。


出口に刑務官様が立っており

こちらは、パンツも脱いだ素っ裸で

シャツとパンツを刑務官様に渡して

「594番!」と自分の称呼番号を叫び

腕を前に出し、両手の平を見せ

足のウラまで見せて

刑務官様に「ヨシっ!」と言われて

ようやく終了。


そのままフル◯ンで廊下を歩き

自席で、ようやく服を着れるんです。

これを、会社でやって欲しかったよ!

男女問わずやったら、出勤楽しーい!

「課長になれば、刑務官役ができる」だったら、死ぬ気で昇進を目指します(笑)


この「検身」での一連の動き、慣れてくると、流れるようにできます。

その動きはまるで盆踊りのようです

昔は「カンカン踊り」と言われていたそうな。


まぁ、朝から素っ裸の男が何人も、行列を作っているは、強烈です。

坊主頭の目つきの悪い男たちが、フル◯ンで並び、こちらをにらみつける・・・

ひぃぃいいっ。怖すぎます。


ていうか、素っ裸で「検身」をしなくちゃならんのか?

パンツ一丁で、十分構わないだろ?と思うのですが・・・


後に別の刑務所へ移送されると、素っ裸ではありませんでした。

「そこまでする必要ナシ。懲役の情操教育に悪い」と、パンツ一丁に変更されてます


しかし、さすが、「調査センター」

懲役たちをビビらせておき、言うことをよく聞くように教育したいのでしょう。

悪しき伝統、習慣を絶やさず、続けておりました


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理不尽の城・調査センター③・・・刑務官の言うことが絶対なんだよ! [分類・調査センター]

前回までお話しした、前座の刑務所、「調査センター」


楽勝じゃねえか、と思っていたら大間違い。

実はこれから行く「センター工場」が本番だった。

懲役そんなに甘くない・・・


センター工場の洗礼に、たった15分で泣きを入れましたが、

ギブアップしたワケではないです(笑)。


今回は、拘置所とは違う、また一段と、

「理不尽に磨きがかかった」お作法のいくつかをお話しします。


1.数も数えられねぇのか!
独居房(部屋)を出る時は、全員で声をそろえ、

「出ます!!」 と言い、


独居房に入る時は、

部屋に一礼して、また全員で声をそろえ、

「入ります!!」 と絶叫する


全員のデカい声がそろっても、刑務官様の気が済むまでは、やり直し

もう、ここからしてメンドくさいのだが、

整列をすると、必ず「人員確認」のため、番号を絶叫させられる


「いち!」、「に!」、「さん!」、「よん!」

「やめぃ! 誰だコラ! 番号もとい!」

「いち!に!さん!し!ご!ろく!」、「なな!」

「やめぃ! かずもかぞえられねぇのか! あぁん? 番号もとい!」


何でダメなのか、わかりますか?


刑務所では、番号を数える時、

4、7、9、は要注意。

「し」、「しち」、「く」 と

言わなければ、何度でもやり直し。


「よん」、「なな」、「きゅう」 と

絶対に、言ってはいけない。


こんなカンタンなことなのに、

「絶対に言うなよ!」と言われると、

吸い込まれるように、見事に引っかかり、危ない。


とくに、9を「きゅう」と言ってしまう場合が多く

刑務官様に怒鳴られるのはもちろん、

周りの懲役からも「チッ!」と舌打ちされる


ホントにどうでもいいことなんだが、

できないと、しくじると、即、イジメの対象になるワケでして。

「おめぇよ!何やってんだよ。責任とれんのか?」

こんな感じで、後から責められ、みんなの前で謝罪させられる所も・・・


こうやって、懲役どうしをお互いに監視させるようにすることで、管理も容易になり

矛先が刑務官様に向かないようにする

「刑務所の『匠の技』だよ、スゲェな」 ひたすら感心です。


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理不尽の城・調査センター②・・・自分が間違っていました [分類・調査センター]

やっと刑務所に来られた、と思ったら、まだ刑務所ではなく、

「調査センター」という、懲役たちを調べ上げる

前座の刑務所だったお話しを前回にしました。


「これ以上、何を調べるんだよ!」

取り調べ、裁判でさんざん調べられ、おおっぴらにされたのです。

ナイショの借金から、恥ずかしいエロDVD、浮気相手まで、

隠しているモノなど、もうないワケですから、

何をいまさら、「調査センター」でしょうか?


どうせ役所が、犯罪者はどんな人間なのか、データが欲しいからやるんだろ

この考えは、当時も、出所した現在も、変わりません。

正直1ヶ月以上もかけ、懲役たちを調べ直すことに意味があるのか、理解できないです。


3.こんなに懲役が楽チンだなんて!
調査センターでは、まず独居房での生活でした。

ここでも拘置所と同じく、24時間ほぼ部屋に引きこもりです。

作業をするのも、メシを食うのも、寝るのも、3畳一間の独居房


食事は、上げ膳据え膳

作業はシールはがしの超・単純作業

刑務官様も、さほどうるさくない

1日9時間以上の睡眠

運動とは名ばかりの30分の日光浴

独居房に来たからと、掃除はサボり、チンタラ動き、屁こき・鼻ほじりはお構いなし


どうですか、この待遇。

「モノなし、自由なし、名誉なし、女なし」

ないもの尽くしの不自由な生活ですが、


「こんなものだよ」 と割り切れば、

意外と一日一日は楽に生きられます

もちろん、出所後の将来など、先を考えれば絶望し、具合は悪くなります。


しかし、どうでしょう。


ノルマに追われることもなく

わずらわしい人間関係もない

お金や家族、生活の心配もしなくていい


あれっ?あんなに恐怖だった孤独も悪くないのか?

そんな錯覚に陥ります。


マッタリとした時が流れ、ノンビリとくつろいでいる自分がいます。

この時間が続くのなら、懲役も悪くない。ていうか、楽勝じゃね?


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