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刑務所のイジメ(15)・・・イジメられっ子に堕ちていくまで [イジメ]

「刑務所のイジメ」について、続けてお話ししています。

貢がせるイジメに続き「シャリあげ」をご紹介しています。

刑務所のイジメの王道、ド定番ですが、実はダメージがデカいんです。


前回は、まさかの健康診断で「激太り」でバレるというお話を
刑務所のイジメ(14)・・・健康診断でシャリあげがバレる?
にて、詳しくご紹介しました。ぜひご覧ください。

「シャリあげ」はイジメられる方にとって、ツラいことだらけです。

精神的に追い詰められるのはもちろん、肉体的にも、かなりツラいんです。

空腹はホントにツラいですが、それが続けば健康を損なうという恐ろしさも・・・


また、殴る・蹴るの暴力と違い、バレにくいので延々と続く、終わりのないイジメ

刑務官様に泣きついたところで、「メシをあげた」ということになり、自分まで懲罰

八方塞がりの地獄状態。ずーっと「シャリあげ」されているのが一番平和という矛盾


そんな理不尽な世界を、今回はKさんの実例で見ていただきたいと思います。

まずは「シャリあげ」されるまでのプロセス

刑務所では、どうやらかすと「イジメられっ子」となってしまうのか、のお話です。


1.40歳のオッサンがイジられる
Kさんは40歳の日焼けしたオッサン。気弱で無口の「刑務所に向いていない」人です。

建設関係の仕事をしていた、とか、面倒見てくれる兄貴がいる、とか言うのですが、

見た目は、いつも額にハンカチを当て、頭下げまくっているダメサラリーマンです。


そんなKさん、最初から「イジメがあるらしい」雑居に入れられました

その雑居は、年齢もバラバラ。20代2人、30代2人、40代2人の計6人。

部屋長は「少年刑務所上がり」の20代のイケイケがやっていました。


実は懲役期間中に27歳に達すると、達年と言い、成人刑務所に移送されるんです。

このパターンで、少年刑務所から成人刑務所に移送されてきたのがこの雑居の部屋長。

彼は少年刑務所という、イジメもしきたりもエゲツない世界で鍛えられています


こんな部屋長の雑居は、少年刑務所でやっていた「しきたり」を持ち込むんです

すべてがメンドくさく、やり過ぎ

当然イジメも多く、理不尽のかたまりで、ロクなことがありません(笑)


ウマく付き合えば、若い人はオモシロいのが多く、退屈な毎日を楽しませてくれます。

しかし、一度嫌われ、目を付けられてしまうと、最悪です。

「少年刑務所」の彼らは、手加減を知らないのか、嫌がらせ・イジメもハンパない


Kさん、大変な雑居に入りましたが、その控えめな態度ではじめはウマくやってました。

しかし、雑居では退屈なので、先輩たちが根掘り葉掘り、過去を探ってきます

訊かれたくないこと、言えないこと、構わずグイグイ聞いて、答えるまで許しません


「オイ、K!オメェって、シャバで何やってたの?」

「今回パクられたのって、何やらかしたんだよ?」

「地元どこ?ガラ受けいるの?」


こんなのは初日の質問。序の口も序の口。

犯罪の手口、余罪、女性関係まで、イジれそうなところは、しつこく訊いてきます。

実はこういう質問に上手に答えるのが、イジメられるか、無事やれるかの分かれ目


「シャリあげ」に限らず、あらゆるイジメにつながる重要な場面です。

だから、新入りの1カ月は毎日がテストのようなもの・・・

ここでうまく答えて、受け流して、イジメられないポジションを築かないとダメです。


ところがKさん、オモシロいことを言うワケでもなく、ヘラヘラしているだけ

「オイ、K!オレたちが訊いてんだから、質問に答えろや!」

先輩たちは徐々にイライラし始め、はぐらかすKさんを許さなくなってきました。


しかし、Kさんはこの返事です

「いやぁ、それはちょっと・・・」

最悪。0点の返事。イジメ決定です



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