今回からガラリと話題を変えて、刑務所生活のお話をしようかと思います。
そこで選んだのが
「トイレ・排泄」の話。
汚い?くだらない?・・・他では詳しく書かれていない話こそ、ご紹介したいのです。
さて「トイレ・排泄」は、なくてはならないモノですが、ちとキタナイ。
ゆえに
集団生活の刑務所では、たびたびトラブルの元になるのです。
だからこそ
「非常識」な決まり、お作法が多くて、メンドくさい!
1.刑務所にはトイレはない!?
刑務所にブチ込まれて、まず驚いたのが
「トイレの呼び方」
「ハァ?トイレはトイレだろうが!」と思うでしょう?
刑務所では「トイレ」が通用しないんです。
ある日の新入訓練工場にて、作業中の出来事・・・
どうしても尿意をガマンできなくなった受刑者が、刑務官様に申し出ました。
「先生、すみません。トイレに行きたいのですが・・・」
―――あぁん?今、何て言った?
「すみません。どうしてもガマンできないので、トイレに行かせてくださいっ」
―――オメェ、そんなのねぇから!
「作業中にトイレはダメなのはわかっています。すみません、お願いしますっ」
―――だからよぉ、ココにはそんなモノ、ねぇから!
「やはりトイレは行かせてもらえないのでしょうか?」
―――刑務所にトイレは存在しねぇんだよっ!
「は、はい?」
―――刑務所は「便所」って呼ぶんだっ、覚えとけっ!
く、くだらねぇ・・・
刑務所ではトイレと呼んではいけない。
懲役たち同士の勝手な「ルール」でトイレと呼ばず、便所と言うのかと思いきや
刑務官様直々に「便所と言え!」
なんと
「便所」と呼ぶのは公式ルールだった…
それだけではない。
まだある。
トイレ、お手洗いに行く、用を足す…コレも言わない。ダメ。
「用便」と言うのが公式ルール!
つまり先ほどの正解はこうなる。
「先生、申し訳ございませんが、用便お願いします」
公式の呼び方ではないが、その他にも
「便所に関するムショ用語」はある。
大便⇒しゃがむ
トイレ掃除⇒便掃(べんそう)
トイレでオ◯ニー(自慰)⇒便ズリ
うーん、くだらないけれど、
こう言わないと怒られるんです。
「オメェ、刑務所ではそんな言葉はないから」
ちゃんと使わないと、便所に行かせてもらえず、漏らすハメになりますので注意。
受刑者になったら、まず覚えることはイロイロあるけれど・・・
「便所に関するムショ用語」を覚えること、コレは大事です。
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2.まだマシだった雑居房の便所
便所の細かいお話をする前に、
もう一つ「そもそも」話をする必要があります。
それは
「舎房での便所」の状況
雑居と独居ではまったく違うと言えるでしょう。
まず
便所に関しては「環境の良い」雑居房について
雑居の便所は、
部屋のスミにあります。
そして
トビラがあり、別の空間になっています。
「そんなモン、当たり前だろ!」と、シャバでは思いますよね。
いえ、
独居房だと同じ空間、仕切りもないので、コレ、大きいんです。
部屋の中にロコツに便器がない、ってありがたい!
トビラがあるものの、
上半分は透明の板で「丸見え」です。
巡回の刑務官様が見えるための工夫ですが、最初は落ち着きませんね。
ウ◯コしていても、外からは「胸から上」はよーく見えちゃう感じです。
古い建物は和式、新しい建物は洋式、と分かれ、時代の差を感じます。
さすがに「水洗」ですので、安心してください。
が、
もう1つシャバとは違う点があります。
トイレットペーパーはありません。
備え付けの、つまりトイレットペーパーの
ホルダーすらありません。
毎回、各自が「チリ紙」を持って、便所へGOです。
3.刑務所の象徴「独居房の便器」
さて
「刑務所らしい」独居房の便器のご紹介です。
独居房は、古い建物でも新しい建物でも、
洋式がほとんど。
簡易の「木製」便座をつけて、ムリヤリ洋式にしている所もありますが・・・
シャバとの大きな違いは、何と言っても
「同じ空間に便器がある」こと。
雑居と違い、便所はカベやトビラで仕切られていません。
ここでヘタクソな独居房の見取り図をつけておきましょう。
広さは
3畳ほど。せまいタタミの部屋です。
部屋の奥に
ドンとロコツに便器が置かれています。
そして
段差も、仕切りも、ナシ!
目でも鼻でも
直に「便所」を感じながら、生活することになります。
また独居は狭いので、フトンを敷くと、掛け布団が便器に触れちゃったりします。
ホントに
便器が近すぎる生活なんです。
まさに
「クソもミソも一緒」。慣れない……
本を読む時、メシを食う時、
目の前に便器があるのは、やはり不愉快!
ところが実際は視界よりも、
便器から漂うニオイに悩まされることになります。
このニオイ、
夏場がホントにキツいんですよねぇ。
便器から尿のニオイがツーンと鼻を刺激します。
古い建物の便器は、
いくら掃除をしてもニオイが取れないんですよっ!
独居はコレを嗅ぎながら、メシを喰うワケでして・・・
いわゆる
「クサいメシ」というヤツですね。
刑務所生活で、コレは
最後まで慣れなかった数少ない1つです。
「ロコツに便器じゃ、外から丸見えじゃないかっ!」
そうなんです、
便器にカベもトビラもない独居はコレも問題。
「下半身丸出し&しゃがむ姿」が廊下側から
丸見えなんですよねぇ。
ノゾくのは巡回の刑務官様とは言え、やはりイヤな感じです。
「落ち着かない」感じよりも、「ミジメ」な感じが強いんですよ。
ウ◯コする姿までさらして、ここまで堕ちたか・・・と。
一応、刑務所側も配慮?はしてくれます。
それが
便器の横に置く「ついたて」
ポスターの大きさ、ヒザ上くらいの高さの、
単なる木の板ですが・・・
丸出し下半身がモロに見えないようにするための板です。
巡回の刑務官様だって、そこまでは見たくはないでしょうからね。
とは言え
「ついたて」一枚で、部屋の中でウ◯コするのはウンザリ…
便器と一緒の生活、部屋の中でウ◯コ・・・
うーん、やはり刑務所は来てはいけない場所です。
刑務所の独居房、甘く見ているとヒドイ目にあいますよ。
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2016-10-01 15:00
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共通テーマ:日記・雑感
きりたんぽさん、こんにちは。
随分以前に、不安定なストレスだらけの、しかも長期の懲役をどういう風な心構えで過ごしたのですか、と質問し、「長いスパンで考える」「目の前のことをやっつけ仕事にしない」とアドバイスを頂きました。
特に「1日1週間ではなく、長い目で考える」というアドバイスは、見失っていた当たり前と言えば当たり前のことを教えて頂き、すごく役に立ち、励みになりました。
ありがとうございました。
第1回からすべて読ませていただいておりますが、読めば読むほど「刑務所(拘置所)」は恐ろしい…と思います。
普段は、買い物に行き、自動車を運転し、シャワーを浴びてネットして…等々数えきれない自由をすべて奪われ、なんと恐ろしいところがこの世にあるのか…と心底思います。
このブログを読んでから、たとえ1ヶ月、1週間でもこんなところには絶対行きたくないと思い、自動車の運転にも、随分気を遣うようになりました。
また、特に車では、強引なことをする輩などがいますが、相手にして、うっかり怪我や死亡、なんてことになったら、たとえ正当防衛が認められても、基本的にどう見てもやむを得ないと検察官が判断し、処分保留や在宅起訴の形にならなければければ、それは裁判官が判断すること。すると、判決が出るまでは、地獄の拘置所に入れられて、自由も奪われて…などと思うと、本当に相手にしなくなりました。とにかく過失でも何でも刑法に触れないこと、を切に考えるようになりました。
また、「殺人で15年?甘い甘い」などと言っていたのが、容疑者が拘置所から出廷するときの寝癖のついたままの姿を見るだけで、「きついなぁ…」と思うようになりました。
つい先日も、逮捕されたのちに何かで外に連れ出されたときに逃走し、「拘置所の生活がきつかった」と動機を行っていた事件がありましたが、このブログを読んでいる身としては、「うんうん、そうだろうなぁ」と思ってしまうほど、考えが変わりました。
よく、死刑や刑罰は犯罪抑止力にはなり得ない、と言われていますが、このブログをすべての国民が読んだら、死刑になるほどの犯罪を決意したものは別として、恐らく30パーセントくらいは犯罪率が下がるのでは…と真剣に思います(本当に『懲』役とはよく言ったものだと思います)。
どうかこのブログを続けられて、出来ましたら世に出していただきたい、と思います。恐らくすごい話題になるとも思います。
人を跳ねても、きちんと救命行為をすればそれで済むのに、逃げることで罪も重くなり、検察も躍起になってかかってくる。このブログを読んでいれば、それが怖くて逃げずに救急車を呼ぶ、放置していれば死んでいた被害者も助かる、本人も執行猶予刑になる、死亡事故も減る、とまさに一石三鳥。
切にこのブログの内容を世に広めてほしいと思います。
何が言いたいのかわからないコメントになってしまいましたが、きりたんぽさんもお忙しいようで、お体にも心にもご自愛ください。
失礼いたします。
by 吉住 智史 (2016-10-01 23:38)
私は拘置所時代に雑居、独居両方経験したものですが、トイレ掃除の厳しさは雑居、排泄時の虚しさは独居でしたね。独居で朝排便した後しばらく部屋に臭いが充満してましたし、そのときの抜き打ちの捜検時に部屋に入ってきた若手刑務官の臭そうな顔、あれははずかしかった
もう少し独居でも臭いだけでも密室にならないかと想いました
by お名前(必須) (2016-10-01 23:51)
吉住さん、こんばんは。
コメントをくださり、ありがとうございます。m(__)m
おっしゃるように、自由とはホントにありがたいものだと出所後につくづく思います。
たとえカネがなくても、彼女がいなくても(笑)、好きな時間に好きな場所へ行き、好きなモノを食う……そんなショボいことが本当にしみじみとうれしい。
シャバでマトモな生活を送っていた人ほど、このギャップに苦しめられますから、どうか刑務所には入らないようにしてください。
一般人はなかなか一発実刑になることは少ないんでしょうが、油断はできません。
交通事故(飲酒)、セクハラ&痴漢、横領などはハマってしまうことがありそうです。
駐車場で他人を轢き殺しても、嫁ぎ先が政財界にコネがあった女子アナは、まさかの罰金で済みました。
単なるビンボーの一般人なら執行猶予の有罪は免れません。
また性的な事件は圧倒的に男性が不利!
ホントかどうかなど関係なく、男性の言い分は聞いてもらえないようですから、こちらは実刑になる可能性も高く、恐ろしいです。
受刑者の男女比が10対1であることからも、この時代は男であることはハイリスク(笑)悪さをするのは男と決めつけられているフシもあります。
あまりビビり過ぎて、日常生活が不自由になっては本末転倒ですが、お互いに気をつけましょうね。
「世の中、とくに刑務所は平等とか公平のハズだ」というのは完全に幻想だと、懲役やって痛感しました。
本を出せればうれしいですが、この程度のレベルではムリでしょう(笑)
でも応援してくださり、とても励みになります。
いつまで続けられるかわかりませんが、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
またコメントをお待ちしております。
by きりたんぽ (2016-10-02 22:08)
経験者ならではの的確なコメント、ありがとうございます。m(__)m
ホント、雑居の便所掃除はキビシイものがあります。
この辺のネタは記事にしますので、お待ちくださいませ。
全員同じモノを食うので、ウ○コもみな同じニオイがするのも当然なんですが、妙に納得した記憶があります。
麦メシの麦のせいか、クサいんですよ〜(笑)
出所しても便所掃除は素手を突っ込み、ゴシゴシやるやり方を続けています。
どうなのよ?と思いますが、コチラの方が早くてキレイになるんですよね……
またコメントをお待ちしております。
いつもお読みくださり、感謝です。
by きりたんぽ (2016-10-02 22:16)
きりたんぽさん、こんばんは。
男であることのハイリスク、ってなんだか納得です。
女子は、独居も雑居も、トイレは外でしたよ。部屋の中にはありません。
部屋の中にトイレがあるのは、少々、事情のある方々と(ボケてる、とかそういう類)
懲罰中と、休養中の人たちがいる寮だけで、後は、みんな解放寮なので。
部屋ごとに班分けされていて、たとえば、101~105室が1班、106~110室が2班というように。
その班ごとにトイレ掃除、廊下掃除、洗面所掃除が回ってきて、当番の時はその班のみんなで掃除する
そういうシステムでした。
ついでに、「所内生活の心得」には、用便と書いてありましたが(笑)
だれもそんなことは言わなかったし、工場でトイレに行きたいときも
「先生、トイレッ。」という感じでしたし、私のいた洗濯工場は、そもそも刑務官の許可なく好きに行ってOKでした。
「先生、おなか痛い。」
「もー、早くトイレ行って~。いちいち言わなくていいから。」
そんな感じでした。
ニオイもそんなにきつくはなかったですし、消臭剤もあるし、トイレ用洗剤も結構いいカオリのものでした。
隣が洗面所で、そこに洗濯機がおいてあって、なので、アタックのニオイも臭いものを消してくれていたかもしれません。
洗濯の薫りって、いい匂いですから。
ので、トイレでおしゃべりしてて、刑務官に怒られてる人もいました。
不正交談でひっばちゃうからねっ。って怒られてました。
本来は、ひっぱられてもおかしくないのでしょうが、それだけで、ひっぱられたりはしてませんでした。
やっぱり、女子の方が、絶対に甘い!
そう思います。
女子の方が、リスク、少ないですよ、刑務所に関しては。
by ひよこ (2016-10-03 19:18)
こんばんは〜(^O^)/ご無沙汰しています。
中国のニーハオトイレのようなトイレ…もとい便所ですね。
まぁ…確かにトイレなんて言えるような立派なものではないですしね。
便所って言葉の方がしっくりきますね。
この環境だと部屋に便所があるのではなく、便所の中に部屋があるって感じですね。
今時なら飼い猫の方が立派なトイレ使ってますよ。
10月に入り26日の満期日まで本当に後少しとなってきました。
保護司との最終確認も済ませたので、そろそろ出所日の連絡とかが来るのかなぁなんて思ってます。
by ちい (2016-10-03 21:59)
ひよこさん、こんばんは。
コメントをくださりありがとうございます。m(_ _)m
いやぁ、毎回生々しい貴重なお話をしていただき、本当に感謝です。
経験した者でなければ知り得ない、ありがたいお話です!
本やウワサで薄々うかがっていましたが、ホントに女子刑務所は男性と違って甘いんですねぇ!
同じ刑務所とは思えない、まるで別の世界です。
「更生」という意味で考えれば、ただ理不尽に厳しくすることがいいワケではないのは明らかですからね。
虐げられれば虐げられるほど、恨みは積もり、反省なんかしなくなる受刑者も現実にはいるワケですし・・・
所内生活の心得は恐らく男女共通でしょうから、「用便」って書いてあったんですね(笑)。
あの文章は、すべてに「ふりがな」を振っているからかえって読みにくい!(見たことある人なら、わかるハズ)
洗剤の香りなんか、これっぽっちもしませんでしたね。
洗たく工場で一括して洗たくしていますが、「ホントに洗剤使ってるのかよ!?」というほどニオイはおろか、汚れの落ちも悪かったです。
うーん、この時代では、やはり男に生まれてきたのが失敗、男に生まれてきた時点で負け組だと改めて思いました(笑)。
また女子刑務所の貴重なお話を聴かせてください。
いつもお読みくださり、感謝です。
by きりたんぽ (2016-10-04 01:02)
ちいさん、こんばんは。
コメントをくださりありがとうございます。m(_ _)m
いつも「例え」が絶妙で、笑わせてもらっています。
たしかに「便所の中に部屋がある」という表現がしっくりきます。
屈辱を与えるにはピッタリで、刑務所的には効果アリなんでしょう。
そんな「便所の中の部屋」で過ごす腹いせなのか、大便時には毎回しゃがみながらマンガを読むというヤツがいましたね。見つかったらこっぴどく怒られるのに、わざわざケツを出しウ◯コをひねり出しながらマンガを読むというメンドくささ!
本人が言うには「巡回の刑務官に見つからないかスリルを味わい、かつ挑発する」とのこと。
イロイロな人がいて、疲れます(笑)。
いよいよ満期日が迫ってきましたね~
とにかく最後まで無事に過ごされ、元気に出所されることを祈っております。
またコメントをお待ちしております。
いつもお読みくださり、感謝です。
by きりたんぽ (2016-10-04 01:12)
きりたんぽさん、こんにちは。
洗濯は、洗濯工場での洗濯と自分たちで洗濯するものに分かれていましたでしょ?
自分たちで、洗濯するものは、洗面所にある洗濯機で洗うのです。
班ごとに「洗濯回し」という時間があって、その時に、班のメンバーで洗剤を出し合って洗濯をします。
今では珍しい二層式の洗濯機で、洗濯5分、脱水2分と決められていて、刑務官が
「今から洗面洗濯回しをします~。一班~、洗面洗濯~。」
と声がかかると、一班の人たちがわらわらと洗面所に行って、洗濯機回しながら、歯磨き洗面をするのです。
一班15分で回します。
その時間はアタックの匂いが、寮全体に漂ってて、とても癒されるのです。
この時は、トイレの臭いも負けます。アタックってすごいね、と言ってました。
洗濯干しは、基本、外に干すので、寮全員が洗濯が終わると
洗濯干し当番の方が、外まで洗濯物を干しに行きます。
途中、雨が降ると、工場出業中ですから、刑務官が慌ててとりこんでくれます。
間に合わずに濡れてしまうと、「ごめんねー。」と謝ってくれたりします。
工場洗濯は、確かにたいした洗剤は使っていませんが、当直の刑務官のシーツや何かを洗う用の洗濯機があります。
洗剤も違います。
その洗濯機と洗剤を、自分たちのために洗濯工場の特権で使っていました。
寮ごとに洗濯をするので、自分たち経理工場の寮の洗濯は、刑務官と同じ洗濯機と洗剤を使っているので、他工場の人たちに比べたら、全然、いいかおりでした。
刑務官も、あんたたちの分はいいわよ、特別にして。洗濯工場の特権よ。
と言っていてくれたので、そうしていたし、洗剤選びも私たちに一任されていたので、相談してよりよい洗剤を選んで使っていました。
この辺は、男子刑務所も一緒かもしれませんよ?
洗濯工場の人は、特権でいい洗剤使ってたかもです。
女子刑務所のトイレは、密談の場です。(笑)
他の部屋の人と話したいときは、トイレに呼び出して、密談をしていました(笑)
連絡先の交換とかも、トイレで行われるんですよ。
by ひよこ (2016-10-04 16:24)
刑務所の中って、本当に想像つかない
世界です。用便て…
お腹の弱い私は、すぐに雑居から
追い出されそうです(泣)
男子と女子で扱いが違うとか
刑務所によって、面会差し入れの
基準が変わるって、不公平ですね!
幸い、私は面会するコトができ
(友人です)よかったのですが…
トイレ編、楽しみに!?しています!
by やぎこ (2016-10-04 17:53)
ひよこさん、こんばんは。
コメントをくださりありがとうございます。m(_ _)m
いえいえ、洗たくの「常識」が男性の刑務所と女性の刑務所ではまったく違いますねぇ。
男の刑務所では、自分で洗たくすることは「反則行為」となり、見つかれば「懲罰」なんですよ。
自分で勝手に洗たくをしてはいけないんです。
唯一許されているのは洗面に使うタオルで、これですら冬場は週1回、夏場は週2回の決められた曜日となっております。
仮に食事の汁なんかを服にこぼしてしまったとします。ちょいと水でつまんで洗いたいと思いますよね?
だからと言って、すぐに蛇口に行ってつまみ洗いしたら「反則行為」で、見つかりゃ「懲罰」なんですよ。
刑務官様に「つまみ洗いお願いしますっ!」って、いちいち許可を取らないとダメ。
シャバで使っていたような洗剤など存在せず、あの心地よい香りは男の刑務所にはありません。
同じ刑務所のハズなのに、男と女ではもう、まったく違う世界なんですね…
刑務官様が「ごめんね~」なんて受刑者に謝るなんて、ゼッタイにあり得ません。刑務官様が悪くても受刑者が謝らさられることがしばしばですから。
まぁ、女性の刑務所はユルいというか、ほのぼのとしていて羨ましいです。この時代、どこにいても男は負け組かもしれません(笑)。
うーん、今回も経験者でなければ知り得ない生々しい貴重なお話、ホントに感謝です。
またコメントをお待ちしております!
by きりたんぽ (2016-10-05 00:10)
やぎこさん、こんばんは。
コメントをくださりありがとうございます。m(_ _)m
お腹弱いから心配ですか?
大丈夫です。やぎこさんは刑務所に入ることなんかありませんから(笑)。
万が一入っても、男性の刑務所には入らないでしょうから、そんな厳しいことはないでしょう。
ご指摘の通り、施設によって処遇が異なるのは問題だと思います。かと言って騒ぐと、お役所ですから「そんなコト言うなら統一してやるよ!」とキレられて、全国統一でキビシイ施設の基準にされてしまうことでしょう。
今回は友人という関係の扱いでも、とにかく面会が許可されてよかったです。
ブログもいつまで続けられるかわかりませんが、お付き合いのほどよろしくお願いします。
またコメントをお待ちしております。
by きりたんぽ (2016-10-05 00:16)
えええっ。びっくりです。
下着の洗濯も、工場洗濯なのでしょうか?
下着はどうやって洗うのですか?
女子は、基本、下着,靴下,ハンカチ,タオル,入浴用のタオル,工場での帽子,部屋着のTシャツと短パンは、自己洗濯でした。
毎日、作業後、余暇時間の時に、洗面洗濯回しがあって、自分たちで洗います。土日祝日は午前中に。
一応、洗濯板(ザ・昭和です。)もあって、洗濯機を使っても
洗濯板を使ってもどっちでもよくて
15分以内に洗濯と洗面を終わらせれば、工場洗濯と指定されたもの以外なら、何を洗ってもよかったです。
靴とかもこの時間に洗うんです。
この時間以外に洗うと、「不正洗濯」ですが、(食べこぼしに関しては男子と同じです。)この時間に自分たちで洗いなさいよ、でした。
タオルは毎日洗えましたよ。だって、臭くなっちゃうじゃないですか・・・・・。
食べこぼしに関しては、食後、食器洗いの時に、しれっとみんな洗ってましたけど(笑)。刑務官は黙認でした。
〇〇さん、もぉー、ダメですよ。不正洗濯ですよ、不正洗濯でひっぱっちゃいますからねっ、って言いながら。それで終わり。
タオル、毎日洗えないなんて、地獄ですよ、特に夏は。
私、勝ち組の女子でよかったなぁと心底思いました。
お腹こわしてもトイレにこもっても、大丈夫だったし、トイレで密談できてよかったです。
一番は、トイレが外、解放寮で、鍵がかかっていない。
これが、今思えば、一番シアワセだったかもしれませんね。
by ひよこ (2016-10-05 19:47)
ひよこさん、こんばんは。
コメントをくださりありがとうございます。m(_ _)m
下着の洗濯も、もちろん洗たく工場です。
男の刑務所では、タオル以外のモノを自分で洗たくすることが許されていません。
パンツも他人のモノと一緒にまとめて洗濯、乾燥。
ですから汚いし、汚れはロクに落ちませんし、生乾きのこともしばしばです(笑)。
一人前、人としての扱いはされないんですよ。
不衛生で不便。生かさず、殺さず。
女子刑務所が特別な扱いであり、ユルくて、ヌルいだけです。
ホント、女子刑務所のエピソードは同じ刑務所とは思えないほど、自由でほのぼのとしています。
またコメントをお待ちしております。
いつもお読みくださり、感謝です。
by きりたんぽ (2016-10-06 00:41)