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刑務所に面会に行く⑧・・・刑務所から電話が掛かってくる時 [面会]

刑務所の面会について、しばらくお話をしていました。

以前、売店のオバちゃんが5年もの間、400万円を着服していたお話をしました。

私の家族も、実は巻き込まれており、オバちゃんにまんまとダマされました。


オバちゃんはサッサとやめて、退職金ももらい、トンズラ→ウハウハで、

ダマされた件は、あいまいのままですが、これでは終わらなかった。

オバちゃんに最後っ屁をかまされて、家族は真っ青になったんです。


1.刑務所から連絡が来ることはない
売店のオバちゃんが着服していた手法というのは

差し入れ物品の数量をごまかして、その差額をフトコロに入れるというもの。

が、オバちゃん、それだけではなかった


私の家族がやられたのは、宅配便の送料をごまかされるというもの。

「クロネコで送る」と言っておいて、実際は佐川急便で送ってきて

オバちゃんが、その差額をフトコロに入れてしまう手法。


結局、これもだいぶやっていて、相当儲けたようだが、

オバちゃんがトンズラしてしまったため、オバちゃんはおとがめなし。

しかし、刑務所は慌てたようだ


新聞にも事件のことが出てしまい、何とか批判を封じ込めたのに

また宅配便の件で蒸し返され、叩かれたらたまったもんじゃない・・・

そう考えて、なんとか手を打っておこうと考えたようだ。


宅配便でオバちゃんがチョロまかした金額は「数十円」だったが、

刑務所はこれ以上、「オバちゃんの着服事件」を根掘り葉掘りほじくられないよう

その「数十円」を返却することにしたのだ


でもどうやって返却するのか?

ここに刑務所独特の問題がありまして・・・


刑務所は普段から懲役たち、その家族にこう言い放っています。

「刑務所から、家族に手紙・電話で連絡することはありません」

「本人が死亡した時だけ連絡します」

ということは、刑務所から電話でもかかってきた日には・・・


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2.刑務所から電話がかかって来た!
ある日、自宅に一本の電話がかかって来た。

「もしもし、刑務所ですが、◯△さんのお宅でしょうか?」

―――はぁ?刑務所から掛かってくるわけがないでしょ!

「いえ、以前売店で申し込まれた、宅配便の件で差額を返金させて・・・」

―――だから、どうして刑務所から電話が掛かってくるんですか!

「ですから、今回の件で数十円の差額が出まして、お返ししたい・・・」

―――刑務所から連絡が来ることはない、と聞いていますけど!

「今回の件は大変申し訳ございませんでした。早速返金させて・・・」

―――何かの嫌がらせですか?それとも何かのサギ?


家族が慌てて、そしてムキになるのも仕方ない。

刑務所から、連絡が来るというのは

「受刑者が死んだ時」だけだからだ!


受刑者が、別の刑務所に移送された時も連絡はないし

大ケガ、病気になったとしても、連絡はない

もちろん、家族が電話で尋ねても、何も教えてはくれない。


唯一、仮釈放が決まった時に、身元引受人あてに

「仮釈放の日の通知と迎えに来られるかの質問」の手紙が

フツーの封筒に、「刑務所」とは書かれず、住所のみで送られてくる


ホント、刑務所からはこれだけだ


「刑務所から連絡することはない」と、何度も聞いていることだったので

たかが「数十円」を返却したい、と電話が掛かってくるのがオカシイ!

これは刑務所を騙って、本人がいることを確認して、サギにかけようとしている?


どんだけ、自分たちの身を守りたいんだよ!

「連絡は絶対にしない」という原則をあっさり破ってまで、連絡することかね?

こちらの特例は絶対に認めず、原則にキビシイくせに・・・


刑務所とか、お役所って、ホント自分たちには甘いよなぁ~

公務員って、「原則」は厳格。でも自分たちが都合悪い時は「特例」を適用するよな

これじゃあ、差額持ち逃げしてトンズラしたオバちゃんの一人勝ちじゃねーか!


3.差額を強引に受け取らせる刑務所
一通りの押し問答の後、結局家族は折れて、話を了承した。

すると刑務所の職員は電話でこう言うのだ。


「それではご自宅に、差額を現金書留で送らせていただきます」

―――オイオイ、ちょっと待て!わざわざ数十円送って来ないで!

「それでは困ります、受け取っていただかないと」

―――だって、「刑務所」と書留に書いてあるんでしょ?困ります。

「それは、仕方がないですね」

―――近所の手前、困るんですよ。ココの家族に受刑者がいるってわかるので。

「こちらも差額を受け取っていただかないと、困るんです」


刑務所側も自分たちの不始末なのに、原理原則を持ち出して譲らない。

勝手なもんだ・・・


―――数十円ですから、いりません。寄付します。

「それでは、困るんですよ」

―――それでは、近いうちに面会に行きますので、そこで直接受け取ります。

「それなら・・・いつ来ていただけるんですか?」


なんとか話はついたが、家族は刑務所の不始末、たかが数十円のために

「本人が死んだか?」と思わされ、

死ぬほどびっくりして、振り回されて終わりましたとさ


みなさん、刑務所からは絶対に?電話はありませんから(笑)

もしかかってきたら、それはサギですのでご注意ください



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