刑務所の面会について、しばらくお話をしていました。
以前、
売店のオバちゃんが5年もの間、400万円を着服していたお話をしました。
私の家族も、実は巻き込まれており、オバちゃんにまんまとダマされました。
オバちゃんはサッサとやめて、
退職金ももらい、トンズラ→ウハウハで、
ダマされた件は、あいまいのままですが、これでは終わらなかった。
オバちゃんに最後っ屁をかまされて、家族は真っ青になったんです。
1.刑務所から連絡が来ることはない
売店のオバちゃんが着服していた手法というのは
差し入れ物品の数量をごまかして、その差額をフトコロに入れるというもの。
が、オバちゃん、それだけではなかった。
私の家族がやられたのは、
宅配便の送料をごまかされるというもの。
「クロネコで送る」と言っておいて、実際は佐川急便で送ってきて
オバちゃんが、その差額をフトコロに入れてしまう手法。
結局、これもだいぶやっていて、相当儲けたようだが、
オバちゃんがトンズラしてしまったため、オバちゃんはおとがめなし。
しかし、刑務所は慌てたようだ。
新聞にも事件のことが出てしまい、何とか批判を封じ込めたのに
また宅配便の件で蒸し返され、叩かれたらたまったもんじゃない・・・
そう考えて、なんとか手を打っておこうと考えたようだ。
宅配便でオバちゃんが
チョロまかした金額は「数十円」だったが、
刑務所はこれ以上、「オバちゃんの着服事件」を根掘り葉掘りほじくられないよう
その「数十円」を返却することにしたのだ。
でもどうやって返却するのか?
ここに刑務所独特の問題がありまして・・・
刑務所は普段から懲役たち、その家族にこう言い放っています。
「刑務所から、家族に手紙・電話で連絡することはありません」
「本人が死亡した時だけ連絡します」
ということは、刑務所から電話でもかかってきた日には・・・
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2.刑務所から電話がかかって来た!
ある日、自宅に一本の電話がかかって来た。
「もしもし、刑務所ですが、◯△さんのお宅でしょうか?」
―――はぁ?刑務所から掛かってくるわけがないでしょ!
「いえ、以前売店で申し込まれた、宅配便の件で差額を返金させて・・・」
―――だから、どうして刑務所から電話が掛かってくるんですか!
「ですから、今回の件で数十円の差額が出まして、お返ししたい・・・」
―――刑務所から連絡が来ることはない、と聞いていますけど!
「今回の件は大変申し訳ございませんでした。早速返金させて・・・」
―――何かの嫌がらせですか?それとも何かのサギ?
家族が慌てて、そしてムキになるのも仕方ない。
刑務所から、連絡が来るというのは
「受刑者が死んだ時」だけだからだ!
受刑者が、別の刑務所に移送された時も連絡はないし、
大ケガ、病気になったとしても、連絡はない。
もちろん、家族が電話で尋ねても、何も教えてはくれない。
唯一、仮釈放が決まった時に、身元引受人あてに
「仮釈放の日の通知と迎えに来られるかの質問」の手紙が
フツーの封筒に、
「刑務所」とは書かれず、住所のみで送られてくる。
ホント、刑務所からはこれだけだ。
「刑務所から連絡することはない」と、何度も聞いていることだったので
たかが「数十円」を返却したい、と電話が掛かってくるのがオカシイ!
これは刑務所を騙って、本人がいることを確認して、
サギにかけようとしている?
どんだけ、自分たちの身を守りたいんだよ!
「連絡は絶対にしない」という原則をあっさり破ってまで、連絡することかね?
こちらの特例は絶対に認めず、原則にキビシイくせに・・・
刑務所とか、お役所って、ホント自分たちには甘いよなぁ~
公務員って、「原則」は厳格。でも自分たちが都合悪い時は「特例」を適用するよな。
これじゃあ、差額持ち逃げしてトンズラしたオバちゃんの一人勝ちじゃねーか!
3.差額を強引に受け取らせる刑務所
一通りの押し問答の後、結局家族は折れて、話を了承した。
すると刑務所の職員は電話でこう言うのだ。
「それではご自宅に、差額を現金書留で送らせていただきます」
―――オイオイ、ちょっと待て!わざわざ数十円送って来ないで!
「それでは困ります、受け取っていただかないと」
―――だって、「刑務所」と書留に書いてあるんでしょ?困ります。
「それは、仕方がないですね」
―――近所の手前、困るんですよ。ココの家族に受刑者がいるってわかるので。
「こちらも差額を受け取っていただかないと、困るんです」
刑務所側も自分たちの不始末なのに、原理原則を持ち出して譲らない。
勝手なもんだ・・・
―――数十円ですから、いりません。寄付します。
「それでは、困るんですよ」
―――それでは、近いうちに面会に行きますので、そこで直接受け取ります。
「それなら・・・いつ来ていただけるんですか?」
なんとか話はついたが、家族は刑務所の不始末、たかが数十円のために
「本人が死んだか?」と思わされ、
死ぬほどびっくりして、振り回されて終わりましたとさ。
みなさん、刑務所からは絶対に?電話はありませんから(笑)
もしかかってきたら、それはサギですのでご注意ください。
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2015-06-07 15:00
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