前座の刑務所、「調査センター」での4週間の訓練も終わりを迎え、
今度こそ、懲役を勤める刑務所に送られることになります。
懲役たちにとっては、
「仮釈放」がユルくて、たくさんもらえる刑務所が最高ですが、
とはいえ、何年も過ごすところだけに、
日常の生活がユルくて、快適な刑務所に行きたいものです。
ラクな懲役生活など
あるワケはないんですが、
比較すると、こっちの刑務所の方がだいぶマシというのは確実にあります。
送られる刑務所によっても、勝ち組・負け組はあるようです。
今回も、そんな
刑務所の、当たり・ハズレに関する
ウワサ・都市伝説についてお話しします。
4.冬は寒さで死にそうになる刑務所
北海道の刑務所、旭川、網走なんかは厳しい寒さに決まっていますし、
暖房がある程度入っています。
山形刑務所、盛岡少年刑務所あたりも寒いでしょうね。
実は、
寒くてたまらない、というのは刑務所では、北国・雪国ではないんです。
経験上のため、関東管区でのお話しをしますが、
長野刑務所は寒さでは「ハズレ」です。
冬は
最低気温がコンスタントにマイナス10℃近くになるんです。
しかし、位置的に中途ハンパなためか、
厳冬であるのに、寒冷地扱いをしてくれないんです。
つまり
冬期の暖房はナシ。
冬は寒さとの闘いです。
懲役になって気付いたことが、人間何がツラいか、ミジメかと言うと、
寒さと空腹。これに尽きます。
休日の方が休めるんだし、自由なんだから、ラクなはずなのに、冬は逆。
休日がツラい。舎房で座っているしかないんだが、これがツラい。
寒くて、本を読むのに、手紙を書くのに、
指を露出するのが耐えられない!
唯一、
暖をとれるのは、食事の度に配られる、
ヤカンのお茶。
薄くて、味も香りも全くなく、マズいんだが、冬はありがたい!
暖房のまったくない舎房で、震えながら、手袋、耳当てをして寒さに耐えます。
ホリ◯モンさんも本なんかで、寒い、寒いとピーピー言ってました。
ところが、
まだ長野はマシなんですよ。
どうしてか?
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①築10年も経っていない新しい建物ゆえ、
アルミサッシで気密性が高い。
②寒冷地仕様というか、一応、
二重窓になっている。
③コッソリと
重ね着をしていても怒られない。
厚いくつ下を2枚履き、メリヤスというラクダシャツ、ズボンを2枚重ね
ゴワゴワになる割には、
全部綿なのであまり暖かくはないのですが・・・
それでも、
すきま風がなくて、重ね着できるというのは全然違います!
ま、冬は寒くて、フトンに入っても温まるまで1時間はかかり、寝られませんが。
実はもっと上があるんです。
川越少年刑務所の方が寒いんです。
川越は
築50年超とボロボロ。
サッシも鉄で、
すきま風が入り放題。
もちろん
暖房などあるワケなく、二重窓のワケもない。
だから、
冬は外にいるのとほぼ同じ。
風をモロに受けないだけで、
キャンプしているようなもんです。
重ね着も厳禁。耳当てもダメ。
雑居の多い川越では、いつ同衆に密告されるかわからんので、コッソリ着られない。
地図でよく見ると、埼玉の奥なので、
冬はマイナス5℃くらいまで下がる。
東京近郊だから
あんまり寒くないだろ、というイメージとは大違い!
実際に目に見える証拠、ダメージも、
川越の方が明らかに上です。
それは、21世紀の日本だというのに、しもやけになる者が続出。
足だけでなく、
手の指がすべてしもやけになるのが驚いた!
痛いわ、腫れるわ、紫色になるわ、
しもやけというより、本格的な凍傷。
本気でヤバいと思いました。
「関東の埼玉だから、冬の寒さなんて大したことないだろ」
と、大半がタカをくくって来ているだけに、
現実とのギャップは衝撃です。
「こんなはずじゃなかった。
ココが大ハズレだったんだ」
って、冬になって気付きます。
言っておきますが、ホリ◯モンさんは
ウソ、大げさを言ってますね。
それは何かと申しますと・・・次回お話しします。
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2015-05-12 17:00
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