いよいよ今日から、
「未決」→「既決」・・・懲役生活のスタートです。
昔はグレー、
今エメラルドグリーンの 「
舎房着」 と呼ばれる囚人服に着替えます。
シーツに包んだ風呂敷包み1つを抱えて、「
転房」 と呼ばれる
お引越しです。
クツは履かせてもらえません。脱走防止でしょうかね?
便所にありそうな粗末な
ブルーのサンダルを履いて、歩きます。
と言っても、同じ拘置所内の、「既決」が集まったエリアに行くだけです。
ほとんどの人間が、「雑居」という5~8人の部屋にブチ込まれます。
では、懲役生活の初日をみていきましょう。
1.しっかり名前で呼ばれます
懲役になると、
自分のことを「番号でしか呼ばれない」という
誤解があります。
実はそんなことはなく、しっかり呼ばれます。
「
称呼(しょうこ)番号」と呼ばれる番号が、各自に与えられます。
1ケタ~4ケタの単純な通し番号です。
刑務官からは、
この番号と、苗字をあわせて、呼ばれることが多いです。
「123番、ヤマダ!担当台まで」・・・なんて具合に使われます。
他の工場の人間など、多数いる場所では、番号しか呼ばれませんが・・・
普段は、ガンガン「称呼番号+苗字」で呼ばれ、これが基本です。
同じ苗字が複数人いるところでは、フルネームで呼ばれることもあります。
「称呼番号+苗字」で呼べば、フルネームは必要ないのにですよ!
出所後のプライバシーの問題などもあり、いかがなものかと思います。
でも、こういうことを平気でやる刑務官様は多いです。
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2.小学生以来の名札です
寝る時以外は、舎房着(部屋着の囚人服)に
名札を胸に着けさせられます。
「
居室棟+(称呼番号)+苗字」が、デカデカと書かれています。
なので、いまさら有名人だろうと、
名前を隠すこともできないんですね。
拘置所では
同衆(懲役同士をこう呼ぶ)は、「ヤマダさん」と
“さん”付けで呼びます。
拘置所では、まだそれほど激しい先輩・後輩の上下関係がないです。
どうせ、すぐに刑務所など他に移送されてしまうから、やっても意味がないですし・・・
これは意外でしたが、拘置所だけの話。
刑務所によっては、露骨にありますので、ご心配なく。こうご期待。
ちなみに、この名札というモノ。
拘置所によっては、安全ピンでとめるタイプを使っていました。
よくよく考えると、こんなモノを懲役に持たせたら、ロクなことに使いません。
自傷行為に使うヤツ・・・(コレで自殺できるとは思えんが、目ん玉は痛そうだ)
他傷行為(イジメ)に使うヤツ・・・(これは痛い上に、怖すぎるね)
工作に使うヤツ・・・(何ができるのか知らんが、コンセントに差し込んでいる人いた)
ちなみに、私は食事後、歯に挟まったモノをとる
爪楊枝代わりに使っていました。
「貧すれば鈍する」・・・まさにこの表現がピッタリ?いえいえ、
創意工夫の塊です。
というわけで、ロクなことをしないと拘置所側も気づいたのか、
回収されました。
安全ピンだけを取り外し、回収。クリップだけで留めるように指導がありました。
「くだらねえ」ことなんですが、こんなこと1つでも、ざわつきます。
次回は、雑居での懲役生活スタートのお話しをします。
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2015-03-28 15:00
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