とうとう万策尽きて、
「明日から懲役生活」までやって来ました。
刑務所用語でいう、
「未決」→「既決」へチェンジです。
あきらめて、腹をくくったつもりでも、現実はキビシイです。
「
こんな扱いになるのかよ!」
という、キビシイ扱いの
「こまかーい」変化を、今回はお送りします。
ま、建前では
「受刑者にも人権があり、最大限配慮される」なんてこと言われますが、
刑務所、刑務官から
「マトモな人間扱いはされない」のが現実です。
大げさでも何でもなく、悲しい事実なんですよ・・・
5.独居なんてありえません
刑務所では寝起きする部屋が、大きく
2種類あります。
「独居」・・・1人部屋。
新しい建物の刑務所で増加中
正式名称、単独室。
トラブルがないので、ラク。
「雑居」・・・5人前後で過ごす大部屋。
古い建物の刑務所では主流。
正式名称、共同室。
情報多く入り、仲間を作れる
時間が経つのが速いが・・・
イジメ、理不尽、トラブルばかり
ストレスの塊の様なところ。
未決から既決へ、
懲役のなりたては、なぜか「雑居」に一度ブチ込まれます。
「独居がいいです!」なんて
希望は聴いてくれません。
恐らく、今後共同生活をできる人間なのか、
適性を判断しているようです。
後日改めて書きますが、
この段階で「独居」に行くのは「かなりな理由」です。
薬物の離脱症状アリ、ゲイ(同性愛者)、痴呆老人、精神障害アリ・・・
そんな
「重大な理由」しか、独居には行けません。
なかには、
強者がいて、独居に行きたいがために、これらを演じる人がいます。
ま、お疲れ、ですが。そこまでして行きたいというのも、わからなくもないです。
ホント、どんなヤツがいるかわからない、雑居にブチ込まれるのは不安ですから。
ひどい目に遭うか、うまくやっていけるか、は
半分以上は運だと思います。
イジメられないように、他人と協調し、気遣いをする、緊張の日々が始まります。
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6.外とのつながりが激減!
未決(判決が確定する前の状態)の頃と比べ、
外部との接触が激減します。
拘置所にブチ込まれていても、外とのつながりが頻繁に保てました。
面会・・・平日毎日、1組は許可。
手紙・・・平日毎日、1通は出せる。
だったのが・・・
面会・・・月2回まで (たった!)
手紙・・・週に1回のみ。月4通まで
決められた曜日に1回2通まで
とまあ、これぞ懲役生活、外部との連絡がキビシクなります。
面会も、誰であろうと、合わせた数が2回まで、ということです。
たまに来てくれた人が、今月は2回達しているんで面会できない、なんてことも・・・
手紙で何か知らせたい、お願いしたいことがあっても、1週間後になるのです。
これは、
思いの外ダメージが大きく、世の中から取り残されます。
普通に社会人をやっていれば、
人との接触が取れないのは、死んでいると同じです。
ご家族の皆さんは、面会はよく計画を立てて、行ってあげて下さい。
手紙を外から送る分には、無制限ですので、手紙を出して、励ましてあげて下さい。
と、グダグダ書きましたが・・・
出所してしまえば、こんなこと、なんてことないんですが、当の本人には一大事。
当時は、真剣に落ち込んだり、怒り狂ったりしていました。
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2015-03-26 17:00
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共通テーマ:日記・雑感
面会や手紙の制限はキツイですねぇ
by コバルトブルー (2016-01-25 02:22)
面会も手紙も「来ない」方がツラいと思います。
by きりたんぽ (2016-01-25 02:52)