今回は、裁判も終盤、
「身元引受人」のお話しをします。
もう打つべき手は打ったけれど、何かできることはないか・・・
少しでも、判決に有利になることを、やっておきたい・・・
いくら犯罪者とはいえ、人間、何かに希望を見い出したいものです。
「溺れる者ワラをもつかむ」・・・で、
効果は疑問だが、やった方が良いという話です。
・誰が身元引受人なら有利か?
裁判の際に、被告人側の弁護や反省を述べる場が与えられます。
そこで、どうやって更生していくか、社会復帰するのか、も説明しないといけません。
と言うと、ムズカシイですが、
「これからはこうして、マジメに生きていきます」・・・ということを具体的に言います。
悪い関係は断ち切ります、仕事につきます、監視の下で生活します・・・こんな感じです。
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それを本人や弁護士の口から言うのではなく、
身元引受人に言ってもらうのです。
裁判の際、被告人のことを援護する
「情状証人」の証言コーナーがあります。
「情状証人」は何人か証言できますが、
最低でも「身元引受人」には頼みます。
「出所した後は、きちんと監視下に置き、社会復帰させます」と言ってもらうのです。
情状証人については、誰に頼めば効果が高いのか、は以前お話しました。
(「
裁判までの道②・・・仕込みが大変?」 )
では、身元引受人として後見役となってもらうのは、
誰が効果が高いのか?
1位(同率):親、配偶者(妻)
3位:雇用主
4位:兄弟姉妹
5位:友人・知人・・・だろうねぇという、
長い間、弁護士や刑務所の仲間たちと話し合って、出た結論です。
親・妻は
同居して、監視下に置く、という点で出所後も安心、効果が高いそうです。
雇用主は、
「うちで雇って、しっかり働かせるから」という点で安心、効果が高い。
実質、裁判長にアピールし、判決に効果がある点では、
この2者に絞られます。
お願いできるのなら、意地を張らず土下座してでも、この2者にお願いしましょう。
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こんばんは。いつも興味深く拝見しております。
裁判において「情状証人」のコーナーというものがあるのを初めて知りました。きりたんぽ様のおかげで、普段知りえない事を知ることができ、大変ありがたく思っています。
さて・・・。ご存知でしたら教えて頂きたいのですが、「情状証人」の逆バージョンはあるのでしょうか。
昔の話になりますが私の知人が逮捕され(たようで)、その際私の携帯に警察署から連絡がきました。誰についての何の内容かは想像ができましたので、その後の着信には応答しませんでした。
従って、警察の用件は不明なのですが、もしも・・・「情状証人」の逆、つまり「この人はいろいろとある人間ですので、この裁判でさばかれている罪の標準的な求刑よりも、もっと重くしてもいいですよ。」という証言なら、私は喜んで証人になったと思うからです。
まあ、その事件自体に関係のない第三者が裁判に登場する場面などないかとも思うのですか・・・。
何か類似するお話しがあれば、いつかお聞かせください。寒さ厳しくなってまいりましたので、きりたんぽ様におかれましても、お風邪など召しませんように。
by コーチン (2015-12-05 22:20)
コーチンさん、はじめまして
コメントをくださり、ありがとうございますm(__)m。
マニアックな読み方をしていただき、とてもうれしいです(笑)。
少しはお役に立てているでしょうか?
ご質問のケースも、ちょっと変わっていますよね。
おっしゃるような「情状証人の逆バージョン」は有り得ます。
検察側(被告人を責める側)の証人として呼ばれれば、「アイツはこんなに悪いヤツです」と証言することになりますね。
もしコーチンさんが証言する何か「ネタ」をお持ちならば、検察に連絡を取っていいと思います。警察は色々とメンドくさいのでやめた方がいいと思われます(笑)。
余談ですが、現在の制度では、被害者は法廷で証言する機会が与えられているようです。被告人にとって、とくに裁判員裁判では量刑が重くなりそうで、キツイ制度ですよね。
こちらこそ、今後ともお引き立てのほどよろしくお願いいたします。
またコメントをお待ちしております。
by きりたんぽ (2015-12-06 01:07)