今回は、
留置場での正しい時間の使い方を考えてみたいと思います。
逮捕された当初は緊張しており、それなりに時間が経つのが速いです。
が、取り調べも後半になり、先が見えて、どうにもならん!という状況になると・・・
「もう、何をやったって、実刑だよ!」
「自分ができることなんか、ないだろ?刑が軽くなることなんかあるか!」
と、怒りに近い、
あきらめモードになると思います。
私も同じでした。もう集中力が続かず、ボーっとして過ごしてしまいました。
「もうちょっと、あの時、がんばっていれば・・・」という反省を踏まえて話します。
【留置場での正しい時間の使い方】
1.取り調べの内容を書いておく
基本中の基本ですが、これが、意外とできないんですね。
書いておいて、弁護士にそれを伝える。
取り調べが不当でないか、警察や検察に反論するチャンスがあるかも?
どこまで捜査するのか、先の見通しがついて、弁護士が対策を組みやすい?
どちらにしろ、「今どんな取り調べなのか」伝えないと、弁護活動のしようがない。
で、
書いておかないと、確実に記憶はあいまいになっており、混乱します。
「あれ?刑事はなんて言ってたっけ?」
「これとあれ、どっちが先だったっけ?」
こんな具合に、けっこう肝心なところ、
自分の言ったことさえも忘れています。
取り調べが夕方まであると、疲れてしまい、書き留めておく気力がなくなる。
また、21時前までしか筆記ができないので、意外と時間がない。
んで、「明日でいいや・・・」と放置すると、昨日何を言われたかなんて忘れてしまう。
翌日、朝から取り調べがあったりしたら、もう昨日のことなど思い出せないでしょう。
私も、刑事に強引な取り調べをされました。暴言は毎回。嫌がらせもされました。
が、
弁護士に、時系列で、明確に説明しきれなかったため、何もできませんでした。
がんばって、
その日の取り調べの内容は、その日のうちに書いておくべきです。
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2.取り調べのストーリーを暗記する
以前にも書きましたが、
警察での調書は、刑事が考えたモノを追認するだけです。
「そんなことはやっていない!」
「それはおかしいです!」
はっきりと、
そのたびに主張しないと、刑事に都合の良い調書になっちゃいます。
が、反論するにも、
事件の流れや状況が矛盾なく、細かく言えないと、ダメなんです。
「あ?お前、この前と言っていることが違うだろ!ウソ言ってんじゃねぇ!」
「どうして自分でやったことなのに、ちゃんと説明できないんだ?」
たたみかけられて、まったく相手にしてもらえず、結局調書は直してもらえません。
これでは、裁判の際、完全に不利になってしまいます。
ですから、思い付きで反論しているようではダメです。
毎晩、寝る間を惜しんで、取り調べの想定をして、予想Q&Aをするのです。
矛盾のないように、自分に不利にならない事件のストーリー、言い訳を用意しておきます。
これ、一番ムズカシイです。
証拠もあがっているとなると、なおさらです。
刑事は、明らかにオカシイ時しか、調書を直してくれません。
矛盾なく、自分に有利で、細かく説明・・・カンペキなストーリーでなければダメです。
来る日も来る日も、取り調べの進行状況に合わせて、
ストーリーを頭に叩き込むのです。
何度も何度も「ひとり取り調べ」を繰り返し復習して、次の取り調べに備えます。
のんびり寝ている場合じゃないんですよ!
次回は、留置場でできること・・・最後のあがきを考えまして、後編をお送りします。
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2015-03-14 15:00
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