前回、
懲役と大相撲の意外な関係についてお話ししました。
大相撲期間中、毎日テレビの生中継を見られるのでイヤでも詳しくなってしまう。
そんな者たちが多くいて、刑務所という場所で、おとなしくしているわけがありません。
3.大相撲は賭け事の王道です
娯楽が極端に少なく、日々の退屈にうんざりしている、懲役囚たち・・・
何か変化を求めて、目をギラつかせています。
毎日テレビ中継を見て、相撲に詳しくなって、ハイそれで終わり、の訳がありません。
テレビ中継という貴重なチャンスと相撲のムダな知識がフルに生かせないか?
懲役は与えられるものが少ないので、あらゆることを楽しもうと考えます。
その一番は、やっぱり、
ギャンブルです。
今週はどんなヤツが入ってくる、とか刑務官の服装まで、賭けの対象となります。
そんな中、大相撲は賭け事にしやすいトップバッターです。
何せ、15日間もあるので、楽しめる期間は長いうえ、
今までのデータが豊富にあるから、予想することが時間を潰せて、楽しい。
2~3人の賭けから、20人前後という工場の大多数が参加する賭けまで・・・
大相撲期間中はいたるところで、ギャンブルを楽しんでいます。
その賭けのやり方が、さすが懲役、よく考えられています。
元受刑者の私でも作ることができた、太っ腹!な楽天カードはこちらからどうぞ↓↓
(続きを読む)
↑↑懲役生活は何といっても本がありがたい!楽天ブックスはこちらからどうぞ↑↑
4.購入の日用品が賭けの対象です
大相撲の勝負を、どのようにギャンブルとして
うまくシステム化するか?
大相撲はほとんどが、横綱、大関の上位が優勝してしまいます。
ですから、単純に一人の勝敗予想では、賭け事として成立しません。
まず、横綱は、最初から賭けの対象外とします。
そして、1人ではなく3人の力士を、ギャンブラー達はそれぞれ選びます。
ドラフト方式で1人ずつ、3周して選ぶやり方です。
その
選んだ3人の力士の成績、15日間の白星の数の合計が賭けの対象です。
白星の数の合計が多ければ、勝ちですが、
上位3~5名には商品が与えられます。
負けた下位3~5名が、それぞれ上位の者に商品を渡します。
あ、申し遅れましたが、刑務所では
ギャンブル厳禁です。
もう1つ、
物品の受け渡しも厳禁です。
どちらも
発覚した時点で、調査となり、懲罰が待っています。ハイリスクなんです。
それでも、退屈はガマンできず、やってしまうんですね。
話を戻して、刑務所では、現金が所持できず、現金のやり取りができません。
その代わり、
毎月所持金から買うことのできる、日用品で取引します。
日用品とは、石けん、ハブラシ、歯みがき粉、シャンプー、タオル・・・です。
あとは、ノート・ボールペンの文具、シャツ・パンツの下着くらいです。
外にいる人からすれば、全然魅力的ではない品々ですが、みな血眼になります。
勝った時の快感も大きいですが、
負けた時の緊迫感がハンパでない気がします。
何せ、
1か月稼いでも数千円の世界です。
負けたら、勝者の好きな日用品をプレゼントしますが、1,000円以上することも・・・
賭けに参加しながら、
いざ負けたら、日用品を購入するのを渋るアホもいました。
負けて、
払うのがイヤだからと、刑務官に賭け事を密告するもっとアホなヤツも・・・
ですから、ギャンブルは楽しいんですが、
トラブルも付き物で、毎回ヒヤヒヤです。
どん底の世界にいながら、なおもギリギリのことをして楽しもうとする・・・
人間とは、こうも業の深い生き物なんだな。救いがたいものだ、と反省しましたよ。
獄中日記 ブログランキングへ
にほんブログ村
↑↑ランキング参加中です。クリックしていただけると、感謝感激、生きる希望が湧いてきます。
↓↓出所後もカードは必需品。だったら使いやすい楽天カードはこちらからどうぞ↓↓
↑↑差し入れには本が一番。お得で節約できて、出所後に助かる楽天ブックスはこちらから↑↑
2015-03-13 17:00
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:日記・雑感
コメント 0