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その弁護士で闘えますか?②・・・何でも言う通りではダメです [弁護士]

今回は前回に続いて、その弁護士で大丈夫なの?、というお話をします。

普段生活していたら、フツーは弁護士とは縁はないでしょう?

ですから、いざというときに誰に頼めばいいかわかりません。


結局、場当たり的に頼んでしまって、散々な目に遭ったでは話になりません。

人生最大のピンチ! 自分の人生が掛かっています!

私のように、迷い、振り回され、惨敗、なんてことならないように祈ります。


1.およその支払い金額はわかる
弁護士に支払うお金って、どのくらいかご存知ですか?

きちんと決まりがあって、それに則って支払う、のであれば安心なのですが・・・

私のイメージは「カウンターの老舗寿司屋」・・・言い値で恐ろしい。


もちろん、明瞭会計の弁護士もいますが、一部はそうではないようです。

まず、「着手金」という手付けを支払います。

10万円程度とか10%程度とかです。


そして「成功報酬」と2段階方式です。

これは事件によって、相場があるようです。

もちろん、接見に来て相談した、とかの実費は別途支払いです。


いずれ、私が弁護士にどれだけ支払ったか、という明細も発表します。

言いたいのは、足元を見られて、言い値を吹っかけられる可能性があることです。

明確な金額が定めていないし、事件によってケースが異なるから仕方がないの?


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2.足元を見て、高値を吹っかける?
私の知人のケースなんですが、やられましたね・・・

息子さんが逮捕され、お母さんは大慌てで弁護士に依頼しました。

ここまでは、よくある話です。


一家はそこそこ裕福な家庭です。

弁護士と話をする中で、金払いが良さそうなことも伝わったのでしょう。

どうも、たいした事件でもないのに、成功報酬を数百万も要求してくるのです。


「手間が掛かった」と難癖をつけて

吊り上げてきたというのです。

お母さんが周りに相談し、「そりゃあ、高すぎるよ」と言われ、判明したのですが・・・


完全に「ここの家は稼ぎが多いから、吹っかけても大丈夫だ」と判断したのでしょう。

弁護士でさえ、相手を見て、足元を見て、高値を吹っかけてくるということです。

人の弱みに付け込んで、とてもタチが悪いとは思いませんか?


弁護士だろうと、安易に信じて、何でもハイハイ、と言うことを聞いてはいけないんですね


3.おかしい→弁護士会に相談だ!
上のケースはどうしたらいいんでしょう?泣き寝入りするしかないんでしょうか?

その弁護士が所属する「弁護士会」に相談すればいいようです。

東京とか県単位であります


「〇〇弁護士に、こんな事件で△△万円請求されましたが、高くないですか?」

と、電話で相談をすれば、話は聞いてくれるようです。


すべてが不当なケースとは限りませんが、相談する価値はありそうです。

上のケースは「その先生、高値になるという噂があるんですよ」と教えてもらいました。


その後弁護士に直接連絡をし、「弁護士会に相談したら、それは高い、と言われた」

と言ったところ、「では、〇〇万円でいいです」と値下げをしたそうです。


呆れますね。根拠のない言い値だとわかります。それでも高かったそうですが(笑)


4.求刑の予想は当てにならない?
事件によって、検察から求刑される年数というのは、おおよそ予想がつくようです。

そして判決はそれの8割程度、と言うのが相場だと言われます。

ですが、近年裁判員裁判が導入されたこともあり、どうも様子が違うようなのです。


虐待、詐欺、性犯罪については明らかに厳罰化、重くなっているのです。

とくに性犯罪については、大幅に量刑が重くなっているそうです。

20年前であれば執行猶予だったものが実刑に、懲役3年だったものが8年に、という。


弁護士さんが安心させるために、予想して、求刑を教えてくれるかもしれません。

でもこのご時勢、その通りには必ずしもいかないことを覚えておいた方が良さそうです。

ちなみに私は、予想してくれた求刑よりも倍の年数を検察から言われ、死にました(笑)


5.セカンドオピニオン検討するべし
弁護士を依頼したものの、どうも不安だ、どうもおかしい、という時はどうする?

やはり、素人が一人で悩んでいても、素人に相談してもラチがあきません。


「不安だから、別の弁護士の話も聞いて、冷静になりたい」

と、私はガマンできず、弁護士に正直に相談しました。

弁護士は快諾し、別の弁護士の紹介までしてくれました。
(ちなみに、一度弁護士は代わってもらっている)


複数のプロの意見を聞くのは、裁判への影響はなくても、大変参考になります

落ち着きますし、諦められますし(笑)、精神衛生上、効果大です。

でも担当の弁護士との信頼関係もあるので、事前に相談してからにしてください。


「知らない所で、勝手に別の弁護士と相談していやがった!」

と元々の弁護士にバレて、お怒りを買い、ヘソ曲げられても困ります。


次回は、実際に会った「トンデモ弁護士」についてのお話をします。



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