今回は、
留置場での「どうにもならない」不自由なことについてお話しします。
①具合が悪くなったら?
よほどのことがない限り、
1~2週間に1度の医者による診察まで待たされます。
医者もバイトで来ているせいでしょうか、態度が悪く、やる気もない(笑)。
「具合悪くもないのに、ケチをつけるか、仮病を使って、取り調べを妨害するんだろ」
とハナからまともに聴いてくれません。
確かに、そういう人は必ずいるので、仕方ないのです。
ですから、オオカミ少年のお話ではないですが、本当に具合悪い時が困ってしまう。
自覚症状で明らかに異常があるのに、他人が見てわかる異常がないと、困ります。
こんな時は、取り合ってくれないので本当に不安になります。
私も逮捕されてからというもの、心因性なのでしょうが、具合が悪くなりました。
心拍数が常に100回/分もあり、この頻脈に悩まされました。
が、息切れとか失神などの「わかりやすい」症状がないため、相手にされず・・・。
逮捕されたら、
医療に関しては期待薄です。
なるべく日頃からの体調管理をするしかないんでしょうね。
最悪なのは、逮捕されてから、日ごろ放置していた症状が悪化してしまうことです。
そう簡単には、すぐに病院に連行→受診とはいきませんのでご注意。
一日中動かない毎日ですから、とくに
便秘、そして痔の悪化がよく聞かれます。
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②情報が入らない!
一応、
回覧新聞というものがありますが、読める時間が
1つの房につき30分が限度。
みんなで回して読むので、空気を読まないオッサンや、ボスが存在するとシワ寄せが。
1分も読めないなんてことはザラでしたね。
PC、ケータイはもちろん、
TVもない中で、新聞は貴重な情報源です。
自分で購読できればいいのですが、
留置場ではまだできません(拘置所以降はできる)
社会から隔絶されているのに、情報が入らないと、取り残される恐怖に襲われます。
TVはもちろんありませんが、
1日1回録音したラジオのニュースを15分ほど聴けます。
たったこれだけです。
ですから面会時でも、郵送でも構いませんから、書籍の差し入れをお願いします。
とても感謝され、喜ばれます。
③髪の毛を切るか切るまいか
留置場は
5日に1回しか入浴できません。
ですから頭が臭く、かゆくなってきます。
逮捕され、2か月、3か月、といると髪の毛もボサボサに伸びてきます。
正直精神的に参ってしまって、もう外見なんかに気を配る余裕などありません。
「臭いし、かゆいし、うっとうしいからバッサリ切ってしまうか!」と思います。
留置場では
1か月に1回ほど床屋さんが出張してくれます。もちろん有料ですが。
短く切るか、坊主にするかの2択で受け付けてくれます。
面倒だからボウズにしちゃえ!と思うのですが、意外にも周りが止めます。
「
裁判の時にボウズ頭だと人相悪くなって、印象が悪くなるからいいことないよ」
なんてことを留置管理課の警察官もボソッとささやくのです。
人によって
「ボウズにして、反省を態度で表すのには良いことだ」というから困ります。
迷った挙句、頭のかゆいのが我慢できませんでした。
そして髪型くらいで刑は変わらないと諦めてしまい、切りました。
どちらが良いのかは未だにわかりません。
④机がないから、手紙が書きにくい!
留置場では、
手紙がほぼ唯一の情報発信方法となるので重要です。
弁護士、家族、友人、職場、そして被害者の方・・・手紙を出す必要に迫られます。
弁護士に提出する文書なら、まだきれいな字でなくても許されるでしょうが、
謝罪が目的の、上司や被害者の方への手紙は、心を込め、きれいに書かねばなりません。
ただでさえ、手書きをする機会が少なくなった現代の日常です。
手紙など書いたことない人の方が多いはずです。
きれいに、誤字・脱字なく、書くというのはなかなか難しいのです。
問題なのは留置場の房の中は、机がないということです。
書くには、
ヒザの上で書くか、地べたの上で書くしかありません。
これできれいに書くなんて、ムリ!と思いましたが、仕方なく書くと、とても疲れます。
少しでも気を抜くと、誤字などミスをして、また最初からやり直しです。
裁判所に提出する文書を書くときは、何度もやり直し、発狂しました。
いかがでしょうか。外の世界ではなんてことのない、些細なことで苦しみます。
次回は、留置場編も終盤、裁判がらみのお話をします。
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2015-02-01 14:33
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