今回は
留置場での一日の生活の流れをお話しします。
まず留置場は警察署内の一角にあります。男女別となっているようです。
基本的には逮捕されたエリアの警察署の留置場に入れられることになります。
共犯者がいるとそれぞれ別の留置場に分けて入れられるため、この限りではありません。
女性の場合は、受け入れ可能な警察署が決まっているようで、別の留置場に行くことも。
1.6~8畳ほどの広さの「座敷牢」です。
これが横に10室前後ずらりと並んでいます。
基本、数人で一緒に生活します。
房内は殺風景な便所と、天井近くに小窓があるだけです。
2.留置管理課の職員(警察官)が24時間監視
監視といっても、じっと見ている、露骨に覗き込むということはありません。
まだ被疑者の身で、刑罰はきまっていないので、ゴロゴロしていても怒られません。
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3.朝7時起床
フトンを房外の棚に片づけ、房内の掃除、洗面をした後、朝食です。
朝食は警察署によって違うが、
食パン3枚+小袋のジャム+飲物 と簡素なもの。
来る日も来る日も同じ繰り返しです。食パン嫌いになりました。
4.運動
留置場裏に壁と鉄格子で囲まれ、わずかに青空が眺められる狭いスペースがあります。
何人かに分かれて、そこに移動。
15~20分ほど運動、と言っても走り回ることはできません。
せいぜい体操くらいでしょうか?
昔はここで喫煙(2本)できましたが、今はそれもできなくなりました。
私はここで吸った最後のタバコが忘れられないです(笑)。
この時、
爪切りや電気カミソリでヒゲ剃りを済ますことになります。
5.取り調べ
これが留置場でのメインのお仕事です。
一応9時~18時までの間という建前はあるようですが、遅くまで延びる人もいます。
拘留期限が迫り、切羽詰まると、土日でも取り調べがあります。
刑事からお呼びがかかると、留置管理課の警察官が
腰縄と手錠をつけ、
同じ署内の取調室に連行されます。
取り調べ中もタバコは吸えなくなったようです。
一日中留置場で過ごすのは苦痛なので、取り調べがあると喜ぶ人が多かったです。
6.面会
基本的に
9時~16時の間受け付けているようです。
詳しくは以前の記事を参考にしてください。
取り調べ中であろうと、
中断して面会が優先されます。
7.食事
昼食、夕食とも
仕出し弁当が支給されるところが多いようです。
市価400円前後らしい。
汁物がつかないのが、ちと痛いところです。
拘置所に移送されて味噌汁が飲めるようになったのが有り難かったのを覚えています。
昼食は自弁で(自分のお金で)、別のもう少しマシな弁当や出前を取ることが出来ます。
1回1000円とか割高で、コストパフォーマンスは甚だ疑問です。
昼食12時、夕食18時、ゆえに夜中に空腹に苦しみます。
8.間食
取り調べ等がなく、房内にいるときは、
15時にお茶の時間があります。
自費でお菓子が購入できるので、購入した人はそれを食べることが出来ます。
お金がなくて買えない人も入れば、まぁバクバク食べる図太い人もいて、面白いです。
9.購入
週に1回程度日用品(石けん・ハブラシ・シャンプーくらい)・お菓子・切手・文具・書籍を
購入予約ができます。この時に注文しないと、1週間さみしい想いをします。
決まったメニューの中から選んで買う方式がほとんどで、制限もあります。
例えば
お菓子は1000円以内 書籍は1回に3冊まで、とかになります。
ですから、本の差し入れはとてもありがたいです。
10.お風呂とおせんたく
5日に1回程度お風呂があります。
一人15分程度なので、慌ただしいといったらないです。
洗髪、洗体をしっかりやっていたら、浴槽につかるヒマなどないんですよ!
まぁ多くの人が入った浴槽は明らかに汚れていて、入る気がしませんが。
5日に1回だから臭いや汚れが半端ないんですよ。
おせんたくはお風呂と同じ日です。職員に渡して、洗濯機が仕上げまでやってくれます。
いかがでしょうか。
地域によって多少の違いはあると思いますが、概ねこのような感じだと思われます。
次回からは、留置場の生活で直面する出来事を一つ一つお話しします。
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2015-01-30 12:53
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コメント(6)
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共通テーマ:日記・雑感
私の留置所生活では、朝から弁当でした。
お風呂は、週に2回。
15時にお茶などはなかった。ただし何時でも、すみません!と看守に声を張り上げ、水お願いします!と言うと紙コップに水をもらえた。
購入ですが、お菓子は1000円以内などの決まりなかったです。雑誌は3冊まででしたね
by たろう (2016-05-04 04:26)
県や地域によって、処遇の差があるらしいですね。
とくに食事についてはバラツキがあるようです。
フロが週2回というのはうらやましい…
by きりたんぽ (2016-05-04 13:05)
留置所のによってずいぶん違いますが、基本、雑居になります。そこには、累犯で数か月いる者が大勢います。私は、数回めですが、初犯が多いです。
会話は自由です。目を盗めば、将棋もできます。
エロ本の回し読みももできます。
本がなくなれば、書籍交換もできます。(留置所による)
雑居の方が、会話が出来で楽です。
中には、数度殺傷、強盗殺人もいますが、平気です。
最近は、オレオレ詐欺が多いです。
実刑でしょうが、反省はしているようです。
保釈金200万~300万が払えれば、保釈できます。
出されなければ、東京拘置所です。
拘置所の方が、飯はうまいし、おやつもでていいという噂です。
くれぐれも、逮捕されない事です。
by 留置 (2016-08-21 04:41)
麻は、米食でした。
昼は、コッペパンでマーガリンとジャムが付きます。
検察官は、私語厳禁ですが、チーズが付きます。硬い椅子で、地獄です。
朝夕は、米食で、昼は、希望すれば、それに私弁が頼めます。氏弁とパンかなりのでは量になります。
どちらにしても、留置は地獄です
by 留置2号 (2016-08-21 05:11)
私は少年時代(約10年ほど前)にお世話になったことがありますが、この時は私と自販機荒らしの中学生と一緒に22日間拘留されていました。
しかし、私が拘留されている間にこの警察署管内で殺人事件があったためか送検の時に報道陣が待ち構えていることがあった上、通常昼・夕食の際にNHKニュースをラジオで流してくれるのですが、この事件が報道されている影響からか、ラジオを途中で切るか若しくはニュースの途中からラジオが流れることが多かったのです。
しかも、この犯人が捕まった後に新聞も黒塗りされていることが多かったためこの要因は恐らくこの殺人事件関連だと思います。
留置場は少年だった為、成人の区画とは離れた場所に勾留され、常時目視で監視していることはなかったのですが天井にカメラとマイクがありうっとおしかったです。
私が留置されていた警察署はパン食は基本的日曜日の朝のみでそれ以外は全て米食でボリュームも結構ありました。
この為かうちの警察署では出前がありませんでした。(但し、日用品やお菓子などの購入は可能)
風呂は週2回で15分間入浴できたものの、浴槽自体は水垢がとても激しく入浴したいとは思いませんでしたが...
by 少年時代の留置人 (2017-03-28 11:34)
地方によって警察の待遇が違うので、地方の県警の新しい警察署に入ると基本的に留置場は独房になるようです。
風呂も週に2度くらいが多いようです。
警視庁は捕まっている人の数が多いので別です。
by 留置経験多数 (2017-03-30 16:55)